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グローバリゼーションの新潮流、求められるリーダーの「決断と実行」

LEADERS' INSIGHT リーダーの皆様のための新たな洞察

日本企業が事業のグローバル展開を加速している。従来のような欧米中心の海外進出とは異なり、現在では新興国市場の開拓も大きなテーマに浮上している。グローバル展開の新しいステージに立つ日本企業にとって課題は少なくない。グローバル人材の育成やグローバルでのビジネス基盤の構築、バリュー・チェーンの最適化などのさまざまな分野で、日本企業は従来の枠組みを越えた一歩を踏み出すことが求められている。

グローバル化の新しいステージで多方面での対応を求められる日本企業

製造業を中心に、日本企業は何十年も前から海外でビジネスを展開してきた。しかし、いま日本企業が取り組んでいるグローバル化の実相は、以前とはかなり異なるものである。

従来は欧米先進国への進出がメインテーマだったが、最近は新興国市場の開拓が大きな課題として浮上している。製品のポジショニングについても、高付加価値製品中心の戦略を見直して、ボリューム・ゾーンの強化を図っている企業もある。製造業だけでなく、サービス業の海外展開も目立つようになった。

日本企業はグローバル化の新しいステージに立っている。それを認識しているからこそ、経営者のグローバル化への関心も高まっているのだろう。

2010年8月に発表された「IBM Global CEO Study 2010 Japan Report」に、日本企業CEOの意識を見ることができる(図)。

「今後3年間で自社に最も大きな影響を与える外部要因」として、日本のCEOの41%がグローバル化を挙げた。一方、グローバルのCEOで同じ回答を寄せた割合は23%にとどまっている。

海外企業CEOの多くは、「グローバル化はすでに起きていることであり、そのための対応策も以前から進めている」と認識している。

【図:重みを増す「グローバリゼーション」の重要性】

今後3年間で自社に最も大きな影響を与える外部要因(上位6項目)

日本のグローバル化が41%なのに対し、世界のグローバル化は23%

出所:2010年8月『IBM Global CEO Study 2010 Japan Report』
問:「今後の3年間で御社に最も大きな影響を与える外部要因はどのようなものでしょうか」日本 n=171 世界 n=1,538

複雑さをいかに武器とするか

世界のCEO1,541人への調査から見えた日本企業の戦略テーマ。