
内田 典子をご紹介いたします。
今なぜBAOが必要なのか
経営者にとって、現場で何が起きているのかが分からないということが、最大の悩みです。もちろん現場の担当者は仕事をしているのですが、効率的なオペレーションができていないのではないか、膨大なIT投資に見合う効果を本当に上げているのかなど、不透明な部分が多いことが懸念材料です。
また、現場の情報が経営者に届いていても、届くまでに時間がかかったり、届いた情報が正しいという保証がないという懸念もあります。経営者は、何十年ものビジネス経験があるので、届いたレポートを見れば、現場がどういう状況にあるのかどうやってそのレポートが作成されたかがすぐに分かるのです。レポートの良しあしだけではなく、システム化やデータ統合が正しくなされていない状況が課題として考えられます。
こうした課題を解決できるのがBAOです。BAOにおけるIBMの強みはインテグレーションです。BIツールやハードウェア、ミドルウェアなどを単品として提供するのではなく、必要な技術を組み合わせて、業務を効率化したり、コストを削減したりできるソリューションとして提案するのです。
BAOにおける役割
経営者の懸念を払拭することがコンサルタントの役目だと思っています。IBMが提供しているさまざまなテクノロジーを業務という枠にあてはめて、一気通貫のソリューションとして提供し、経営から現場までが可視化されプロセスとして統合されることで、経営者が右に曲がりたいと思えば、現場が俊敏に反応する組織を実現することを目指しています。
IBMにとってBAOは新規事業なのですが、個々のテクノロジー(既存のBI資産など)が存在している領域でもあります。したがって、いままでと何が違うのかを明確にできなければ、お客様に成果として認めてもらえません。
BAOが目指す姿に基づきながら、お客様に提供できる価値を作り上げていくことが必要になります。新しい分野なので、小さな成果を繰り返しながら、大きな成果を目指す取り組みを継続しています。お客様から、いい反応、悪い反応をいただきながら、日々刺激を受けつつ歩んでいます。
BAO推進におけるチャレンジ
お客様が何を考えていて、われわれがどのような価値を提供することができるのかを常に考えています。単にテクノロジーを提供するだけでなく、ソリューションとして提供することで、いかに効果を上げることができるかが重要です。テクノロジーの観点では、現場の担当者がお客様であり、ROI(Return On Investment)や業務効率化を含めた業務の観点では経営者がお客様です。それぞれの立場に響く提案が必要です。
BAOのテーマは意思決定を支援するテクノロジーであり、経営者の悩みを解決できるソリューションを提供することが使命です。このとき、デザインに1年、システム開発に1年といった従来のやり方では、求められる結果は望めません。常に走りながら考えて、短期間でお客様のビジネスに貢献できる部分を見つけだし、成果を出しながら次の課題を考えるという繰り返しが必要です。
またBAO分野は、ビジネス・コンサルタント、ITの専門化、研究所の研究員といった、さまざまな能力をもった人が集まったコスモポリタン的なチームなので、このようなチームにおいて、ベクトルを同じ方向にして、足し算ではなく、掛け算による、より大きな価値をお客様に提供していきたいと思っています。
専門とする経営テーマ
ビジネス・アナリティクス・アンド・オプティマイゼーション(BAO)
得意な業界・業種
流通、自動車を中心に、あらゆる業界・業種をサポート。
経歴
内田 典子(うちだ のりこ)
パートナー
情報サービス提供企業において、技術・マーケティング・新規事業開発などさまざまな業務を経験後、プライスウォーターハウスクーパース株式会社に移り、現在は日本IBM グローバル・ビジネス・サービス事業 ビジネス・アナリティクス&オプティマイゼーション チームにてインダストリー・ソリューションを担当。セールス・マーケティング領域での戦略策定から業務改善、システム導入などのコンサルティングに従事。情報を基盤とした企業レベルでの変革活動を実施。
