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楽しみは新しいスキルを得るプロセス

コンサルタントとして思うこと

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現在私は、SOX対応など内部統制やリスクマネジメントの責任者として、お客様のご支援をしています。J-SOXも既に本番運用に入り、初年度の「とりあえず、何とか対応した」状態から、より効率的な運用、コントロールのレベルアップ、安定的継続的な運用を推進するための全社的な組織体制づくり、さらにはプロセスの標準化・統一化等々、いわば内部統制定着化に取り組まれている企業が多い中、我々のコンサルティングも当初の文書化やテストのご支援からシフトして来ています。何年か前のSOXを初めて聞いたお客様の中には、個人情報保護法対応や2000年問題の際の対応と同じように、「J-SOXに対応できるツールを紹介してください」というような依頼が多かったですね。ここに来てようやく、内部統制とは他人が決めることではなく、自社みずからが実施すべきと言うことへの理解が進んできました。内部統制は企業の体質そのものを作るインフラとも言えますので、トップが推進しないと成り立たないわけです。

コンサルタントは、お客様志向でなければいけませんが、お客様志向という言葉を「頼まれたとおりに何でもやること」と誤解してはいけないのです。「お客様にとって正しいことを伝える」ことも必要なのです。その意味では、最初の頃間違って内部統制を理解しているお客様には、内部統制の本質を、コンサルティング以前にお話しすることが多かったです。

私はIBMに入社してからずっと、社内システムのプログラミングから開発・設計、プロジェクト・マネージメントなどを担当していました。1990年代前半に設立されたコンサルティング部門に異動になり、ITストラテジーのコンサルタントとして初めてお客様に接することになったわけですが、ずい分と、カルチャー・ショックを受けた思い出があります。でも、その後会計業務改革、内部統制コンサルティングと巾を広げていくに従い、コンサルタントの楽しみは、新しいスキル・知識を得ていくプロセスなのだということがわかりました。

最近のメモリアルプロジェクト

徳永 たかしの画像2

私のようなコンサルタントは、思い出に残るような派手な仕事をしてはいけないのですよ(笑)。プロジェクトは上手く運んで当たり前ですし、目立たないように地味な裏方をつとめるものです。あえていえば、大手電子機器メーカーでの業務改革・統一システム導入展開プロジェクトですかね。プロジェクトの規模も巨大だったのですが、お客様のスケールが大きかったことが印象的です。最初にまず、お客様の責任者から「普通ではできないことをできるようにアドバイスするのが、コンサルタントだ」というような重たい課題をいただいたのですが、一方でIBMの事例に注目していただきまして、「同じコンセプトのものを取り入れたい」とも言われました。短期間でIBM事例のよい点の価値を見抜かれたことは、すごいことなのですが、日本企業と欧米の企業では、生い立ちが異なります。最初から連結が当たり前でガバナンスが効いている文化と、ある程度自主性を重んじる文化の違いがありますから、直ちにIBMの考え方を取り入れるのは難しい面もあります。その後も、驚くほど斬新な発想でさまざまなご依頼をいただき続けたのですが、双方納得のいくギリギリの線まで検討を重ねながら進めて来ましたので、最終的にはある程度満足していただけたのではと思います。

専門分野

経理・会計関連業務のプロセス改革、フィナンシャルストラテジー、システム化基本構想、SOX等内部統制、リスクマネジメントコンサルティング

担当している業界・業種

フィナンシャルマネジメントの特徴として業種・業界を横断的に担当。特にSOX等内部統制、リスクマネジメントは全業種・業界を支援

経歴

徳永 たかし (とくなが たかし)
パートナー

日本IBMシステム部門で業務分析、設計、開発、導入、プロジェクトマネジャーと数多くの手組システムの開発・導入に関わり、技術支援、システム企画などシステム部門の機能全般に関わる。その後、コンサルティング部門に異動し、IT戦略やシステム化計画コンサルティングに従事したのち、現在のフィナンシャルマネジメントにて、プロセス改革や会計システム化構想・計画のコンサルティングを手がけ、最近はSOXを含めた内部統制、リスクマネジメントコンサルティングの責任者としての役割を担う。

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