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変化対応力をITで向上させる。その当たり前が一番難しい

コンサルタントとして思うこと

石田 英理の写真1昨今、製品やサービスがコモディティ化するまでの時間が急速に短くなっています。コンサルティングもその例外ではなく、戦略やロジカル・シンキングに関する本は巷に溢れている一方、クライアントからのご要望も一層厳しくなる傾向にあります。

このような環境下で、コンサルタントの価値や差別化要素とは何でしょうか?私は「卓越した方法論」と、その結果として生み出される「コンテンツ」を「スピーディ」に提供できることであると考えています。

「卓越した方法論」とは、ある著名な学者の次の言葉によく表れています。“信用できるのは結果としての「知」ではなく、それを生み出すプロセス、つまり十分な時間があればより正しいものに近づくことを統計的に期待できる「システム」である”

ここで言う「システム」とは結果を生み出すための方法論を指し、「知」は結果そのものよりもその方法論に集約される、と解釈できます。コンサルタントには、このような「卓越した方法論」を常に開拓し続ける地道な努力が必要です。

しかしそれだけでは不十分です。この「卓越した方法論」を通して生み出された「コンテンツ」や「事例」をどれだけ持っているか、さらにその両方を駆使してどれだけ「スピーディ」に価値を届けられるか、ということも合わせて求められています。あくなき「知」の探求と日頃の精進がクライアントへの価値提供につながると確信しています。

最近のメモリアルプロジェクト

石田 英理の写真2経営戦略が短命化する中、いかに経営とITを素早く融合させるか、を基本的なテーマとしています。ここ最近のプロジェクトでは、ITに対してより一層の変化対応力が要求されています。その際のポイントは3つあります。1つは変化を素早く認識できること、2つ目は変化対応方法があらかじめ分かっていること、そして3つ目は変化対応を素早く実行できることです。これはこれまでもよく語られてきたことですが、未だ十分に実現できているとは言いがたいのが事実です。あるプロジェクトでは、新たなIT基盤設計の考え方・手法を構築し、実践することで3つのポイントを実現しました。

具体的には、最上流の業務構想局面が終了するとほぼ同時にIT基盤の論理設計を完了するようなプロセス変革を行い、抜本的な期間短縮を実現しました。また、さまざまなビジネス環境変化の中からITにインパクトのある要素を絞り込むことで、俊敏な変化対応を実現しました。

今後は、論理モデルという共通言語で経営とITを整理し、より早くシームレスにそれらを融合させていくことにチャレンジし続けていきたいと考えています。

専門とする経営テーマ

得意な業界・業種

製造

経歴

石田 英理(いしだ えいり)
アソシエイト・パートナー 技術戦略コンサルティング リーダー

日本アイ・ビー・エム(株)入社後、システムズ・エンジニアとして大手製造業のシステム化構想から設計開発、導入・維持に至るプロジェクト・マネジメントに従事。2000年よりコンサルティング事業部、2002年プライスウォーターハウスコンサルティングとの事業統合を経て現在に至る。自動車業界を中心にIT戦略立案、EAやモデリングを通じた経営とITの融合を手がける。著書として、『エンタープライズ・アーキテクチャ』(共著、日経BP社)、『カリスマが消えた夏 ‐成長戦略を導く七つのイノベーション・シート‐』(共著、日経BP社)、『EAの実践方法と価値について』(ProVISION 2004 No.41)。

各サービス・エリア・リーダー

  • 丸山洋の写真

    企業変革コンサルティング

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    ビジネス・トランスフォーメーション

  • 加藤陽一の写真

    ビジネス・イノベーション・サービス

 

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