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企業の成長を支えるため、経理財務部門は変革する

松尾 美枝をご紹介いたします。

コンサルタントとして思うこと

松尾 美枝の写真1

会計ビックバン以降、日本企業における経理・財務部門の改革は進んだのでしょうか。他国の先進事例に比べると、十分に進んできたとはいえない部分があります。日本版SOX法も導入され、文書化やリスクコントロールは明確になりました。しかし、先進事例に比べると「会計情報を企業経営の根幹として位置付け、経理財務組織に対してその役割を担うように要請し投資する」意識が、日本ではまだ十分ではないように思います。

IFRSの導入を一足先に実施している韓国では、IFRSを契機に全グループ会社対象に経理財務の基盤を整えた例があります。グループ会社すべてに統一した方針で統一システムを導入し、効率性を大幅に向上させました。現在は、ビジネス洞察力の効果でさらなる価値創出を実現しています。

このようにIFRS時代になった事で、経理財務改革を実行するチャンスがついに来たと私は思っています。これを契機に真の連結経営管理に資する経理財務部門を構築し、企業の成長を支えるべきではないでしょうか。

最近のメモリアルプロジェクト

松尾 美枝の写真2

全世界に展開する日本企業が欧米企業並のガバナンスを効かせて統一した仕組みを入れる事は大変な困難を伴います。「MONO」の世界~日本人だけであうんの呼吸で検討・同意・実施~で、ある意味効率よく動いていた時代のほうが楽でしたでしょう。しかし、グローバル化した世界では、多様な価値観を持った人をどのようにして同じ方向に持っていくか。グローバル・プロジェクトでは、いつもこの点に悩みます。根気強くチェンジ・マネジメントを実施し、説明をし、同じ方向を向く動機付けをし、という点では経理財務系のプロジェクトでも他のプロジェクトでも変わりはありません。

経理財務BPRが伴うシステム構築のプロジェクトでは、最初のフェーズがとても大事になります。プロジェクトチーム・会社全体を同じ方向に持っていくための業務改革・システム企画、そのフェーズを時間をかけてもじっくり実施することが、後のフェーズを効率よく進める肝になります。Roll-Outというひとつの価値観を元にした仕組みを展開するというよりは、Roll-In、最初に多様な仕組みをどう克服するか、INするというわけです。今後グローバル・プロジェクトで検討する価値がある方法だと思います。

専門とする経営テーマ

経理財務変革構想策定全般(IFRS対応・システム構想・シェアードサービス・決算早期化・内部統制)

得意な業界・業種

製造業、小売、消費財

経歴

松尾 美枝(まつお みえ)

日本IBM にてシステムエンジニアとして、お客様システム開発・導入を担当。その後、大手監査法人勤務。渡米し、東証一部上場会社米国子会社の経理部門の責任者として経理実務を担当。帰国後、IBM ビジネスコンサルティングサービス(現 日本アイ・ビー・エム)にて、さまざまな業種のお客様に対する会計システム構築・経理業務変革・内部統制プロジェクトに従事。税理士、米国公認会計士、公認内部監査人、公認内部システム監査人

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