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経営と現場をつなぐ

コンサルタントとして思うこと

寺門 正人の写真1 私は主にサプライチェーン・ストラテジーという領域を担当しています。ストラテジーというと聞こえが良いですが、「全体の業績が悪く、何かやらなければ行けないと思うが、サプライチェーンのどこが悪いのか、分からない。何とかして欲しい」といった漠然としたお悩みを相談されることが多いです。

また、サプライチェーンは、調達、製造、需給、物流、販売と対象が広く、かつ、企業活動の根幹であるので、経営戦略そのものの課題であることも多いため、経営そのもののお悩みもあれば、一方で、現場の"泥臭い"お悩みもありと種々様々です。

そんな中で、コンサルタントの役割として最も大切なことは、「経営と現場をつなぐ」ということだと思っています。経営者の思い、全社としての戦略を、先進的でスマートなアプローチで紐解いていくことも重要ですが、その実現を阻む現場でのさまざまな制約と戦略とのギャップを、"泥臭い"部分にも足を突っ込んで解決していくことはもっと重要だと日々痛感しています。

これからも、「経営と現場をつなぎ」、経営者と現場の両者がハッピーになれるような改革をご支援していきたいです。

最近のメモリアルプロジェクト

寺門 正人の写真2 エレクトロニクス企業のグローバルなSCM展開のプロジェクトで、5年にわたり、十数カ国に出向いて、各国の課題形成や構想の策定、プロセス構築支援に携わりました。プロジェクト当初は欧米などの先進国におけるSCM推進を実施し、その後、中国、ブラジル、コロンビア、ベトナムなどの新興国へのSCM展開を行いました。最近では、サウジアラビアにも出向いて、課題形成と推進の方向性の提示を行いました。

各国々で、マーケットポジションも異なれば、市場特性、法規制も異なるため、推進出来るSCMの施策も国によって当然種々様々です。その市場で勝つためにどういう製品を作り、どういう量販店と組むのかなど、ローカライズの観点を持つことは重要です。同時に、グローバルで利益を得るための標準化を、どの程度進められるのかも忘れてはなりません。その国に合わせることと標準化はトレードオフの関係にありますが、両者を追求していくことは非常に重要なテーマといえます。

当プロジェクトにおいては、ローカライズの観点と標準化の観点を両立すべく、SCMモデルの成熟度パターンを9つのStepモデルとして定義し、各国の特徴を踏まえながら、最終的にはグローバルでの高位平準化を実現するアプローチを適用し、結果として、十数カ国において成果を上げることができました。

専門とする経営テーマ

サプライチェーン改善機会分析、新興国におけるサプライチェーン推進、利益追求型サプライチェーン・マネジメントの構築、サプライチェーンの見える化、KPI構築

得意な業界・業種

エレクトロニクス業界、飲料メーカー

経歴

寺門 正人(てらかど まさひと)
アソシエイト・パートナー

サプライチェーンの分野で10年以上のコンサルティングの経験を持つ。サプライチェーンの構想策定や業務改善支援を中心に実施し、生産や販売など、現場における指標策定・運用のコンサルティングを強みとする。また、新興国におけるサプライチェーン推進の経験も豊富。

IBMが提唱する次世代SCMの推進にも従事し、次世代SCM・指標運用に関する執筆多数あり。主な著書としては、『ものコトづくり-製造業のイノベーション』(共著、日経BP社)、『実践!「経営の見える化」プロジェクト』(共著、日経BP社)など。

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よりスマートなサプライチェーン・マネジメントへのビジョン

サプライチェーン・マネジメントの今後10年間の展望についての世界各国での調査報告