金子 徹をご紹介いたします
コンサルタントとして思うこと
一昔前までは、ビジネスの変革を進める上でテクノロジーの未成熟さが阻害要因となるケースが多く見られました。しかし今日、特にITの分野においてテクノロジー革新は劇的に進んでおり、もはやITがビジネス変革の阻害要因と言えない状況となりつつあります。
一方で未だにITによるビジネス変革の成功事例は数多いとは言えません。なぜでしょうか。その理由として、テクノロジーの革新がもたらすベネフィットとリスクを、マネジメントが十分に理解できていないからであると私たちは考えています。 確かにテクノロジー革新にはリスクが伴います。しかしながらリスクを躊躇することで、本来狙いとするベネフィットを享受できなくなることの方が、企業にとってより大きな損失なのではないかと考えます。
テクノロジー革新に伴うリスクを適正にマネージして、安定したベネフィットを得ることが企業にとって目指すべき方向性です。テクノロジーがもたらすベネフィットとリスクの的確な理解を企業全体に浸透させ、テクノロジー革新をビジネス変革に繋げていく。そのような変革を確実に前へ進め、いち早く価値を顕在化させる強力なイニシアティブを形成するために、私はこれからも挑戦していきたいと考えています。
最近のメモリアルプロジェクト
あるクライアントのプロジェクトで、ITにかかるコスト削減のプロジェクトと、ITを活用したビジネス拡大のプロジェクトの二つを続けて担当させていただいたのですが、両方のプロジェクトにおいて私たちは構想策定段階で定量的な目標設定を行いました。年間のIT運用経費の半減、ネット販売チャネルの売上前年比30%増といった野心的な目標を掲げたのです。
システム構想策定後の具現化段階において私たちは、システム開発が実際に進んでいく中で発生する、業務的な制約と技術的な制約との間のトレードオフを適正にコントロールし、当初の構想で掲げた理念を極力維持するための調整を主に担当しました。クライアント、ITベンダー、コンサルタントがワンチームを結成して成功に対して強いコミットメントを行い、強固なイニシアティブの下、具現化プロジェクトを推進していきました。
高い目標設定を行いましたが、無事システム構想の具現化を果たし、結果的に当初の目標を大きく上回る成果を上げることができました。このように構想策定から具現化まで一貫して支援を行い、成果達成を見届けることができたのはコンサルタント冥利に尽きると思いました。
専門とする経営テーマ
変革プログラム・マネジメント、IT組織改革、IT活用戦略 企業変革コンサルティング
得意な業界・業種
公共、流通、通信
経歴
金子 徹(かねこ とおる)
アソシエイト・パートナー
大手総合商社情報システム部門を経て、2001年PwCコンサルティング株式会社に入社。IBMとの事業統合を経て現職。 公共組織や流通業向けにIT戦略やIT組織戦略、ITプロセス改善などの分野のプロジェクトを実施。近年ではエンタープライズ・アーキテクチャー(EA)策定やIT関連のプログラム・マネジメント・オフィス(PMO)サービスを中心に活躍。
