サービス概要
グリーン視点でのサプライチェーン・ネットワーク最適化とは
東京都における条例の施行など、現在CO2に対して金銭的価値が発生する環境となりつつあります。今後排出量取引制度の開始や環境税の導入が実施された場合、CO2の金銭的価値は更に重要度を増し、各企業は従来のQCDに加え、CO2排出量を新たな判断基準とした意思決定が求められるようになると考えられます。そのため、QCD+CO2での意思決定のために、見える化されたサプライチェーン全体でのCO2排出量に基づいて、グローバルでのCarbon Productivity向上のための意思決定の仕組みを整備する必要があります。

IBMでは、今後想定されるCO2排出の有償化や法規制強化を前提に、従来のコストと在庫の削減やリードタイム短縮といった効率性の追求だけでなく、CO2の要素を考慮にいれたサプライチェーン全体における課題を包括的に分析し、戦略的プロセス革新を実現するためのご支援をします。
お客様が抱える課題と改革ポイント
お客様が抱える課題・問題点の一例
- CO2排出が有償化された時に、サプライチェーンで排出されるCO2が損益やSCMに与えるインパクトの大きさがわからない。
- CO2排出を考慮にいれたサプライチェーンの全体最適を図りたい。
- 製品のカーボンフットプリントを最小化するための施策を検討したい。
- CO2排出問題が、地産地消へのシフトなどサプライチェーンのパラダイムシフトを呼ぶと思うが、まだ具体的な検討ができていない。
- 何か環境の観点でサプライチェーンを見直す必要を漠然と感じているが、行動に移せていない。
改革ポイント
サプライチェーン全体で排出しているCO2量の概算を行います。CO2単価の変化などの外部要因シナリオを用意し、サプライチェーンにおける4つの要素(QCD+環境)のトレードオフを検証して具体的な課題を抽出します。
【想定される変化の例】
「製造コストが安いが、CO2コストが大きい」地域での調達・生産を改め、「製造・物流・CO2を総合したコストが小さい」地域での調達・生産へ

小頻度大量発送と多頻度少量発送とを比較した際の、コスト・在庫量に加えCO2排出量への影響を考慮する
ソリューションご紹介
IBMでは、以下にあげられるサプライチェーン・ネットワークを最適化するためのパッケージおよびパッケージを活用した最適化実現サービスを提供しています。
Green WLP
倉庫や工場の新規設置や統廃合の際に、輸送費と拠点の固定費・変動費の総和を最小にする拠点数と位置の検討を最適化アルゴリズムによって支援。
ILOG LogicNet Plus XE
新式のILOG CPLEX 最適化技術と、使い勝手の良いGUIとを組み合わせ、生産原価や倉庫管理費、輸送費などのコストとサービス要件間のトレードオフを迅速に分析し、コスト目標やサービス目標別で最適なネットワーク構成を計算。
CTM (Carbon Tradeoff Modeler)(US)
調達と流通の観点でサプライチェーンにおけるトレードオフを分析・検証し、コストとCO2のバランスをとるための燃料選択、車両選択、輸送モード選択、輸送頻度、混載のあり方、発地着地などについて、最善のアクションについての意思決定を支援。