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CIOの優先課題
情報技術(IT)の進歩とビジネス環境の急激な変化の中、CIO(最高情報責任者)は、業務の基盤としての情報システムのコスト最適化や安定稼働に責任を持つだけでなく、経営の一角を担う上級マネジメントの一員として、全社を俯瞰してビジネス戦略と業務プロセスを整合・統制し、イノベーションを推進するリーダーであることを求められている。すなわち、全社を俯瞰して守るべき領域と攻めにでる領域を迅速に判断し、経営を支える重責を担う立場にある。このような高度な役割を果たすために取り組むべき優先課題は何か?
日本の産業界を代表するCIOとのディスカッションやさまざまな業種および官公庁の経営者、業務部門責任者、情報システム部門責任者へのアンケート結果から得られた、具体的アクションにつながる4つの課題と解決の方向性について提言する。
MAKING CHANGE WORK‐変革の実現に向けて
未来企業のあるべき姿に関する洞察
IBM Global CEO Study 2008にて提言された「未来企業の5つの方向性」の1つ、「変化の速さを機会ととらえる」について、変革を必要とする企業が、どうしたら変革を実現し、プロジェクトの成果を得ることができるのかを突き止めるために、全世界で1,500人を超える変革プロジェクトの推進リーダーに、「IBM グローバル・チェンジ・マネジメント・スタディー」を実施しました。
変革への期待と実際との差(チェンジ・ギャップ)を克服する方法に焦点を当てた調査の結果、プロジェクトの成功を左右するのはソフト要因が大きく、リーダーが変革プロジェクトに立ち向かう上で役立つ4つの成功要因(フォーカス・エリア)が明らかとなりました。
IBM Global CEO Study 2008 ‐未来企業のあるべき姿‐
世界1,130名のCEOが参加
※詳細結果が必要な方は担当営業までご連絡ください。
本調査は全世界のCEOおよび公共機関のリーダー(以下CEO)を対象に行っています。直接インタビューの調査分析としては、世界最大級であり隔年で行っています。今回は1,130名のCEOの皆様にインタビューを行うことができました。日本からは121名の方々にご参加いただきました。
今回は未来へ向けての5つの方向性について示し、具体的な変革の仕組み化について議論しました。
図:未来企業へ向けて 「変革の可視化」
2004年:Your Turn! 「成長回帰」
2006年:Innovation 「今こそイノベーションを実現するために」
そして2008年は、多くのCEOが変化を機会とするために「イノベーションを継続し、企業が成長していくためには、変革を継続するための“仕組みづくり”が重要である」と認識していることが明らかになりました。
監訳者:桃谷 英樹
事業戦略コンサルティング アソシエイト・パートナー
