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サマリー

世界のCEOの65%が今後2年間に根本的な変革が必要と考えている。また、従来の「イノベーションについての通説」とは異なる3つの示唆が導き出された。

全世界のCEOおよび公共機関のリーダー(以下CEO)のうち65%が、今後2年間に根本的な変革が必要と考えている。日本のCEOは、86%がこのように考えており、全世界11地域の調査対象の中で最も変革に積極的であった。(図1)

【図1】今後2年間に根本的な変革を必要としているCEOは、グローバルで65%、日本では86%にのぼる

上段:今後2年間に根本的な変革を必要とする度合い
下段:過去の根本的な変革の成功度合い

  1. ビジネスモデルにまで踏み込んだイノベーションが必要と認識されている。 より高い競争優位性や飛躍的な成長を実現するためには、新しい商品・サービスを創り出すこと以上に、ビジネスモデルのレベルでのイノベーションが必要と認識されている(図2)
  2. イノベーションの実現には社外組織とのコラボレーションが求められている イノベーションを実現するには、社内の商品開発担当者や研究者チームが中心となること以上に、ときには競合企業までも視野に入れ、企業や業界の壁を越えたコラボレーション(協業)が求められている。CEOは、新たな発想の源泉として、社内の研究開発部門への期待以上に、ビジネスパートナーや顧客などの社外に期待している(図3)
  3. CEOは、イノベーションを自ら指揮する役割を求められている。イノベーションを推進すべき領域が「市場/商品/サービス」、「オペレーション」、「ビジネスモデル」の3領域に広がり、かつ複合的な取り組みが求められている。ブランド・マネジャーや商品開発責任者の責任だけではなく、CEO自らがオーケストラの「指揮者」のようにその統制を図る必要がある

【図2】ビジネスモデルのイノベーションは営業利益率の成長をもたらす傾向がある

最も注力すると回答した領域別に企業を集計し、同業との営業利益率の平均伸び率を比較(グローバル)
ビジネス・モデル5.2%、オペレーション-0.4%、市場/商品/サービス0.1%

【図3】CEOは新しいアイデアを社外に求め始めている

新規アイディア創出・イノベーションへの貢献者(グローバル)
ビジネス・パートナー(社外組織)38%、顧客(社外組織)37%

調査概要

監訳者紹介

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桃谷 英樹

戦略コンサルティンググループ、事業戦略コンサルティングサービスのアソシエイト・パートナー。

事業戦略、企業戦略、営業戦略、マーケティング戦略、新規事業の立上げを主な専門領域として戦略コンサルティング・プロジェクトのリーダーを経験している。

直近では、新規事業の構想立案・戦略策定・具体的な立上げ支援に、幅広い業種・業界で携わっている。業種・業界としては、いずれも業界大手の消費財、商社、ハイテク、金融、広告代理店、医薬、官庁について成果をあげている。また、コンサルティング以外では、医療系の通信事業立ち上げ、国立共同研究機構基礎生物学研究所 講師を経験している。理学博士。


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