今までの「成長についての一般論」とは異なる示唆が導き出されました
- 一般的に成長業界ではないとされた業界でも、成長企業は存在している
- 成長に関して、業界平均を追うことはリスクである。なぜなら、業界平均を大きく上回るイノベーション企業が存在(図1)するからである。業界平均を追うだけでは、トップ企業に勝てない・なれない
- 高成長は中堅・中小企業の専売特許というイメージがあるが、実は大企業の方が成長率は高い(図2)。したがって、成長度合いは企業規模に依存しないと考えるべきである (どのサイズの企業にもチャンスはある)
- 業界ごとに成長の仕方が異なる。また、勝ち組とそうでないグループとでは、戦略の視点が異なっている。ベストプラクティスという言葉がよく使われるが、どの業界にも同じように通用するものではなく、その業界の勝ち方をフォローするものでなければならない
- M&Aは有効な成長の手段である。高成長企業ほど、M&Aを有効活用していることが多い
【図1】

【図2】

調査概要
- 調査対象企業は、2003年のGlobal S&P1,200社のデータを基本に、過去10年間にリストから「脱落」した企業も追加 (合計1,238社)
- 結果を4地域・18業種ごとに区分し、過去10年間の売上成長および株主価値の創出*パターンを分析
- 特定3業種(エレクトロニクス、通信、消費財)を詳細分析し、更に各業種の一部企業を簡易ケース・スタディー(成功・失敗事例)として言及
- 3Cモデル「Course-方針、Capability-能力、Conviction-信念」という成長実現のコンセプトを定義し、調査企業に適用し説明能力を検証
- 成長企業の成長パターンを明確化し、各成長パターンに必要な能力を定義 *売上成長はCAGR(Compound Annual Growth Rate)、株主価値創出はTSR(Total Shareholder Return)を中心に分析
- 分析のフレームワークは、売上CAGRと年率換算TSRを二軸に設定。CAGR中央値と年率換算TSR中央値を中心線におき、各企業をプロット(図3)
【図3】

