安藤 充をご紹介いたします。
コンサルタントとして思うこと
「コンサルタントとして思うこと」といえば、以下の3つがあげられます。一つ目は、コンサルタントである前に、ビジネスパーソンであるということです。私は、ビジネスパーソンとは、結果に責任をもち、自ら行動することができる人間だと考えます。二つ目は、コンサルタントとは、「お客様に行動を変えていただくこと」が使命である存在だということです。最後は、コンサルタントは、「新しいことを常に求めるもの」であるべきだということです。
私たちコンサルタントは、日々お付き合いさせていただいているお客様から、どう見られているのでしょうか。私は、これまでの経験から、「コンサルタントとはお客様の変化を実現するための触媒であり外部からの刺激である」と思っています。コンサルタントは、お客様の課題を見つけ、解決策を処方し、導入・定着し、結果を出すという活動を行っています。しかし、この活動はお客様自身でも実施することは可能です。
その差はどこに生まれるのでしょうか。それは、「スピード」です。プロのコンサルタントとは、お客様に変化のスピードを与えるための触媒であり刺激だと思います。お客様の触媒となるために必要なもの。それが、冒頭にあげた3つのことだと考えているのです。
最近のメモリアルプロジェクト
コンサルタントとして記憶に残るプロジェクトといえば、お客様と一緒に参画したプロジェクトの成果が世に出るだけでなく、市場を席巻するような結果を残したものになります。そういう意味では、デジタル家電メーカーのお客様で実施した、製品開発マネジメントのプロジェクトが強く印象に残っています。
R&D領域の変革には特徴があります。現場の人たちは、コンサルタントが参加する前から問題点を把握している上、その問題を避けるためのプロセスも存在しているのです。ただ、できていない点は、「組織として実行ができていないだけ」だという事例が多く見受けられます。
「それでは、机上の議論はやめて、実際にパイロットの商品開発で実証してみましょう。その上で、問題をつぶして定着をさせていきましょう」。こうすることによって、現場もマネジメントも一丸となって行動し、変革を進めることができるのです。
このプロジェクトの成功の原動力は、お客様トップである事業部長の継続的で見事なリーダーシップでした。それによって、業務プロセスや商品構造、組織構造、評価システム等の仕組みは、「市場に計画通り商品を投入する」という共通の目標のために、順調に変革されていったのです。
R&D領域のプロジェクトを行う上で重要なのは、全社一丸の体制です。一丸となるためとは、どのようなプロセスを踏んでいけばよいのか、そのカギを具体的に学べたと思える貴重なプロジェクトでした。
専門分野
商品戦略、製品開発マネジメント、組込ソフトウエアライフサイクルマネジメントなどのプロダクトイノベーション領域の業務改革
担当している業界・業種
デジタル家電、携帯電話端末、複写機、カーエレクトロニクスをはじめとする製造業
経歴
安藤 充 (あんどう みつる)
パートナー
IBM大和研究所にて、コンシューマPC、インダストリアル・プロダクトの製品企画、プロダクトマネジャーを経て、コンサルティングサービスに従事。
デジタル家電、携帯電話端末、複写機、カーエレクトロニクスをはじめとする製造業のお客様を中心に、商品戦略、製品開発マネジメント、組込ソフトウエアライフサイクルマネジメントなどのプロダクトイノベーション領域の業務改革コンサルティングサービスの責任者。
IBMアジア・パシフィックにおけるイノベーション・マネジメントのサービス・リーダーを担当。
