ソリューション概要
経営の「今」と「最適化」
現在の経営環境ではほとんどの会社が原価や費用を分析して低減の努力をしていることと思います。その結果、コスト面では限界近くまで最適化された状態になっており、更なる低減努力に対する利益の増加は想像以上に厳しいものとなっているのではないでしょうか。一方では、顧客ごとの利益や製商品ごとの利益率などを把握して、事業全般の選択と集中を行うことにより「新たな利益」を創出している会社は、まだ少ないように見受けられます。その理由のひとつには現場レベルの改善が進み、現場の状況は把握できるようになったが事業選択を行うような経営レベルの情報が不足しているということが挙げられます。
処理プロセスや在庫などが把握できて現場での利益が最適化されたように、経営層が対応すべき対象である事業や会社自体を「最適化」するためには、まずそれ自体の把握、つまり「今」が見える必要があります。この「経営の最適化」を実現するために、EMDは「今」をクイックに表現します。的確な情報を基にした分析と、事業選択に結び付けるべく顧客、製商品、事業の選択を行うことにより、「新たな利益の創出」を可能にします。
インターフェース
EMDでは、ERPなどの統合化されたデータから情報を連携することはもちろん、統合化されていないデータや、M&Aなどによる会社統合の際に発生するようなまったく違ったシステムのデータに関しても連携することができます。これはデータ連携部分が仮想的な1つの会社のようになっているため、さまざまなメッシュのデータを連携することができるためです。このことにより、M&A実施直後に見られるような、統合した会社の内容が相当期間見えない状態が続くなどの弊害をクイックに解消することが可能となります。
適用モデル
EMDは次のような課題の解決をご支援します。
- 海外現地法人、子会社対応
海外の現地法人や子会社のデータを連携することにより一元的に可視化することが可能です。また小さな会社ではEMDの中で販売、購買、在庫、会計などの業務システムとして利用することも可能です。 - M&Aによる会社統合対応
会社の統合を行うと、IT統合、ビジネスプロセス統合、人事統合、顧客・営業統合、マネジメント統合などのさまざまな統合が必要になりますが、一般的にマネジメントレベルの統合までには時間がかかります。EMDでは、まず、仮想的に統合した会社を一元的に見えるようにしておいて、それから徐々に実際の統合を進める形をご提案しています。 - 持株会社、分社化対応
持株会社としてグループ内の各社の状況を判断するにあたり、各社の管理メッシュの違いや、システムの違いなどにより一元的に情報を見ることが困難な場合に、EMDで仮想的に一元化された情報を見えるようにすることが可能です。また、分社化などでもクイックな対応が可能です。 - その他
単体会社の管理会計、グループ管理会計、多店舗展開企業の見える化など、仮想的にデータを見ることでクイックに経営の「今」をつかむことが可能です。
経営主導型改革
いままでの業務システムは「業務プロセスの改善によるコスト低減」や、「在庫の見える化による 在庫金額の圧縮」などのテーマの下、現場主導でシステムが構築されるケースが多かったと思います。今後経営的オペレーションにより利益を創出していくのであれば、経営視点でどのデータが必要かを決めて、そのデータがただしく収集されるような改善を行う必要があります。その方法として、今までは正しいデータを作成してから経営情報を見るためのシステムを構築する方法が一般的でしたが、EMDが推奨するモデルは次のようなスパイラルな改善プロセスです。
- まず、EMDを導入して現在の状況を見る
- その状態で揃わないデータ、欠落しているデータ、問題のあるデータがあれば、その原因を特定する
- その原因の業務やシステムが「経営の最適化」を推し進めるために必要な改善のターゲットとなるので、ここを具体的に改善する
- 改善後の状況を確認し、新たな問題がないか検討する
- この1.~4.のプロセスを連続的に繰り返す
この結果、継続的にかつ「経営の最適化」レベルでの効果的改善を行うことが可能となります。

サービスリーダー紹介
三好 純
2002年SIベンダーより日本アイ・ビー・エムに入社。PwCCとの事業統合を経て現在に至る。 流通、製造、不動産、サービスと幅広い業種領域に携わり、SCM、会計などの業務領域においてプロジェクト・マネージャー、業務コンサルタントとして多くの経験を持つ。現在この経験を生かし、中堅企業を中心にコンサルティングからシステム構築まで、トータルにご支援させていただいている。
