SAPアーカイブとは、SAPのデータや文書などを安全に長期に保存(アーカイブ)することを指し、大きく3種類に分類されます。
1)SAPデータベースのアーカイブ
2)SAP受信文書のアーカイブ
3)SAP出力文書のアーカイブ
CommonStore for SAP(略称 CSSAP)は、SAPから認定を受けたSAPアーカイブ・ソフトウェアであり、SAPをより安全に計画的に運用し、さらにユーザーがSAPを便利に利用できるよう支援します。
1. SAPデータ・アーカイブ
SAPのデータベースに増え続けたデータや、使用頻度の低いデータをSAPから移動して、SAPデータベースのサイズを縮小し、SAPアプリケーションのパフォーマンスを向上させます。
主な利点
1. システム管理者にとっての利点
- サーバー・メンテナンス時間の短縮(バックアップ、データベース(DB)圧縮、再索引など)
- サーバー・ディスク管理のコスト削減
2. ユーザーにとっての利点
- SAPアクセス・レスポンスの改善
- データの長期安全保管による内部統制対応、監査対応
概要
- Step 1 アーカイブファイル作成
SAP R/3 DBからアーカイブ対象のデータレコードを抽出し、アーカイブファイルとして書き出します。 - Step 2 アーカイブファイルの保存
アーカイブ対象のデータレコードを、アーカイブファイルとして外部ストレージに圧縮保管します。(平均圧縮率 約1/4)(IBM Tivoli® Storage Manager (TSM)にデータを受け渡して実行します。) - Step 3 データ削除
SAP R/3 DBからアーカイブ対象のデータレコードを削除します。

図1 : SAP データ・アーカイブ
2. SAP受信文書アーカイブ
取引先やお客様から受領した証憑(例: 見積書、領収書)などをイメージファイルとして保管し、SAPのGUIやブラウザーからの検索/参照を可能にします。 証憑類はECMレポジトリ(IBM FileNet®やIBM Content Manager)に保管します。
主な利点
- SAPデータに関連した証憑類を簡単に参照できます。
- SAPユーザーでなくても、ブラウザーから証憑類を検索参照できます。
- 証憑類を長期に安全に保管し、内部統制による監査の業務負荷を軽減します。
- 証憑類の仕分けや保管にかかるコストを軽減します。

図2 : SAP受信文書アーカイブ
3. SAP出力文書アーカイブ
SAPから出力される会計帳票などの印刷帳票をイメージファイルとして保管し、SAPのGUIやブラウザーからの検索/参照を可能にします。印刷帳票類は、ECMレポジトリ(IBM FileNetやIBM Content Manager)に保管します。SAPスクリプト、Smart Forms、アドオン帳票などで作成されたものもすべて管理できます。
主な利点
- SAPデータに関連した帳票類を簡単に参照できます。
- SAPユーザーでなくても、ブラウザーから帳票類を検索参照できます。
- 帳票類を長期に安全に保管し、内部統制による監査の業務負荷を軽減します。
- 紙の保存を減らすことで、保管コストの削減が図れます。
- 帳票類の仕分けや保管にかかるコストを軽減します。

図3 : SAP出力文書アーカイブ
認定
IBM CommonStore for SAPは、SAP ArchiveLinkインターフェースを利用したアーカイブ用高機能 インターフェース・プログラムです。SAP ArchiveLinkインターフェース に完全準拠しており、SAP社によりCSP認定を受けています。
IBM - SAP インテグレーション アーキテクチャー

図4 : IBM - SAP インテグレーション アーキテクチャーのイメージ図
動作環境(US)
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