企業名
- International Business Machines Corporation
業種
- コンピューター・サービス
企業所在地
- アーモンク、ニューヨーク州、米国
URL
IBMが提供するエンタープライズ・サーチ(検索)のソフトウェア、IBM OmniFind® Enterprise Edition(OEE)の事例をご紹介いたします。
概要
ITソリューションのグローバル企業であるIBMは、自社のイントラネットの検索エンジンにエンタープライズ・サーチ(検索)・ソフトウェアであるIBM OmniFind Enterprise Editionソフトウェアを採用することで、従業員の生産性を向上させるとともに、年間50万ドルのコスト節減を実現しました。この検索エンジンは、IBM eServer™ xSeries®460クラスターおよびIBM TotalStorage® DS400ディスク・システム・インフラストラクチャー上で稼働しています。

企業の基本情報
IBMは、数多くのコンピューター製品やサービス、ソリューションを提供し、全世界の数千のビジネス・パートナーやコンピューター製品サプライヤーと提携しているグローバル企業です。ニューヨーク州アーモンクに本社を置き、世界150カ国以上の事業所に約32万人の従業員を擁しており、年間収益は約900億ドルを数えます。
ビジネス・ニーズ
IBMは、自社のイントラネット検索エンジンに課題をかかえていました。致命的な制限事項のため、従業員の生産性の低下をまねいていたのです。当時、IBMでは「Trevi」というソリューションを検索エンジンとして使用していました。「Trevi」は、IBMの全世界共通のイントラネットであるIBM w3 On Demand Workplace Searchのアーキテクチャーとして、IBMソフトウェアの研究者および開発者によって開発されたものです。
Treviは、コネチカット州サウスベリーにあるIBM Global Web Architecture環境がホストする8台のIBM eServer xSeries345サーバー上で稼働していましたが、検索エンジンの安定性のために必要な、新しいバージョンのオペレーティング・システムやIBM WebSphere® ミドルウェアとは互換性がありませんでした。その上、IBM DB2®、IBM Lotus Notes®、Secured HTMLなど、IBM社内の重要なデータ・ソースの統合検索やクロールを実行できず、わずか700万件の文書しかインデックスを登録できませんでした。このような制限事項が、従業員のスムーズな情報の検索を困難にしていたのです。
このように、かつてのIBMでは、全世界の従業員の生産性と満足度の向上のため、強力で柔軟性に優れた検索ソリューションを必要としており、同時に、w3 OnDemand Workplace Searchの管理コストを節減するという、もうひとつの課題解決をも目指していました。
ソリューション
これらの課題解決のため、非効率的なTreviに代わってw3 On Demand Workplaceの検索機能強化の役割を担ったのが「IBM OmniFind Enterprise Edition V8.3」ソフト
ウェアでした。
IBM OmniFind Enterprise Editionソフトウェアは、安定した実稼働環境を提供し、全社規模での高品質な検索を実現します。このソフトウェアにより、HTML、XML、DB2、ネイティブのLotus Notesなど、さまざまなデータのクロールが可能になり、30万人を超えるIBMの従業員は、より多くの情報を迅速に検索し、よりよい検索結果を得られるようになりました。また、1,000万件以上のドキュメントのインデックスの登録も、わずか3カ月で完了しました。IBM OmniFind Enterprise Editionソフトウェアは、ほとんどの主要なオペレーティング・システムの最新バージョンおよびIBM WebSphere ApplicationServerプラットフォーム上で稼働します。
IBMでは、この新しいIBM OmniFind Enterprise EditionソフトウェアをGlobal Web Architecture環境の8台のIBM System xサーバーにではなく、4wayのIBM eServer xSeries 460サーバー・クラスターに実装しました。Red Hat Linux V3.7 オペレーティン グ・システムを搭載するこのサーバー・クラスターは、米国コロラド州ボールダーにあるIBM Application Hosting Environment上で稼働しています。xSeries 460サーバーは、IBM eServer X3アーキテクチャーを搭載し、メインフレームで培われたテクノロジー、優れたパフォーマンスや高可用性により、一日約20万件の検索サービスの稼働を実現しています。xSeries 460サーバーのうちの2台は専用のサーチ・ノードで、IBM WebSphere Application ServerおよびIBM HTTP Serverのプラットフォームをホストしています。別の1台はクローラー・ノードとして、1.4TBのストレージを搭載し、IBM DB2データ・サーバーおよびIBM Lotus Notesアプリケーションが稼働しています。インデクサー・ノードとして機能している残りの1台は、2.8TBのストレージを搭載し、さらにDB2データ・サーバーが稼働しています。
検索対象の情報量の飛躍的な増加にともない、IBM TotalStorage DS400ディスク・サーバーが4台追加され、検索システムはさらに増強されました。これらのディスク・サーバーには、それぞれ1.4TBのストレージが搭載されています。TotalStorage DS400ディスク・サーバーは、ワークグループ・アプリケーション向けのコスト効率のよいストレージ・ソリューションを提供し、拡張装置により容量を12TBまで拡張できます。IBMは、4台のうちの1台をサーチ・ノード専用とし、別の1台をクローラー・ノード専用、残りの2台をインデクサー・ノード専用としています。2006年10月現在での使用ストレージ容量は、インデクサー・ノードが75%、2つのサーチ・ノードは88%、クローラー・ノードはわずか200GBとなっています。

ソリューションの利点
IBM OmniFind Enterprise Editionソフトウェアにより、IBMは自社の30万人以上のイントラネット・ユーザーに安定的で堅固な検索サービスを提供し、従業員の生産性の最適化を実現するとともに、2,000万件以上のドキュメントを対象とした、迅速な統合検索サービスを提供しています。また、xSeries 460サーバーへの統合と、ApplicationHosting Environmentインフラストラクチャーへの移行により、毎年50万ドルのコスト削減を見込んでいます。
IBM OmniFind Enterprise Editionソフトウェアの採用により、社内の他のWebサイトにも検索サービスを提供し、カスタマイズされたさまざまな検索アイテムを個別にセットアップして検索できるようになりました。さらに、IBM OmniFind Enterprise Editionソフトウェアは、主要なオペレーティング・システムの最新バージョンおよびIBM WebSphereミドルウェアとの互換性があるため、ノードに障害が発生した場合でも、クラスターは自己最適化を行ってシステムの稼働時間を最大限に高めることができます。こうした特長は、もちろん、全社的なコスト節減にもつながっています。
xSeries 460およびTotalStorage DS400は、検索ソリューションのための堅実で可用性に優れた基盤を提供します。TotalStorage DS400ディスク・サーバーの高い拡張性は、ストレージの将来的なニーズの増大にも対応し、IT投資の保護を可能にします。さらに、従来8台あったサーバーを4台のSystem xサーバーに統合したことにより、システム管理の簡易化と省スペース化を実現し、ホスティング費用の低減にも大きく貢献しています。
IBM、IBM ロゴ、ibm.com、DB2、eServer、Lotus Notes、OmniFind、System x、TotalStorage、WebSphereおよびxSeriesは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corp.の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、www.ibm.com/legal/copytrade.shtmlをご覧ください。
