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「IBMのソフトウェアとサービスのメリットを組み合わせることで、処理に要する時間を大きく削減することができ、スタッフは例外処理に対してより労力を割けるようになりました。」― Junta de Castilla y León州政府、家庭および機会均等評議会、社会保障サービス局、社会保障サービスIT課、プロジェクト・ディレクター、José María Molina氏
お客様情報
概要
スペインの17の自治州の1つであるCastilla y León州政府は、社会保障サービス局を通じて幅広い社会保障プログラムの管理を行っています。同局を通じて提供される障害者と老人向け社会保障プログラムと子供を保護するプログラムによって、50,000人以上の市民が恩恵を受けています。
ビジネス・ニーズ
スペインで制定された新しい法律によって政府の支援を必要とする人のケアと自立が促進されるようになりました。同州においても社会保障プログラムの給付資格を確認する必要が発生し、給付が一貫性をもって行われていることを検証する必要に迫られました。
ソリューション
IBMの先進的な業務案件管理(アドバンスド・ケース・マネジメント)戦略を導入することで、社会保障サービス局は集中管理に基づくプロセス指向の管理体制を確立し、給付認定と業務処理を自動化することでスタッフは公平かつタイムリーなサービスを対象者に提供できるようになりました。
実現したメリット
給付処理にかかる時間の削減、スタッフが処理する案件数の増大、新しい法律への迅速な準拠、将来の規定変更に柔軟に対応可能な体制の構築。
事例
スペインの17の自治州の1つであるCastilla y León州政府は、社会保障サービス局を通じて幅広い社会保障プログラムの管理を行っています。同局を通じて提供される障害者と老人向け社会保障プログラムと子供を保護するプログラムによって、50,000人以上の市民が恩恵を受けています。
変化する法制度に迅速に対応
老人や障害者をはじめとする政府の支援を必要する人々のケアと自立を促進する法律がスペインで最近制定されたことで、同州の社会保障サービス局が処理すべき案件の数が劇的に増大しました。この法律により新規の社会保障給付が開始されただけでなく、給付資格が厳密に設定されるようになりました。しかしながら、市民に関するデータが様々な役所で管理されていたため、給付資格の検証が常に適切に行われているわけではありませんでした。また、処理の方法が一貫性を欠いたものであったため、サービスの受給資格のある市民に対して、常に同じ内容の給付が行われていたわけではないことも社会保障サービス局のスタッフが把握していました。
先進的な業務案件管理(アドバンスド・)ケース・マネジメント戦略の採用
新しい法律に対応し、受給資格者へのサービスを向上するために、社会保障サービス局では社会保障サービス統合アクセス・システム(SAUSS)という新システムを立ち上げ、市民に対して単一のコンタクト・ポイントを提供し、全ての役所を通じてスタッフが案件の進捗と解決状況を管理できる体制を構築しました。SAUSSプロジェクトでは、IBMソフトウェアを使用した先進的な業務案件管理(アドバンスド・ケース・マネジメント)戦略に則ったアプリケーションを導入することで、集中管理に基づくプロセス指向の管理体制を実現し、給付認定と業務処理を自動化し、サービス提供までの所要時間の短縮を目指しました。このソリューションには、以下のソフトウェア製品が使用されました。
- IBM FileNet® Content Managerにより市民に関する情報を集中管理するレポジトリーが実現し、全ての役所と支部で情報を共有することができるようになり、重複情報を排除することができるようになりました。
- IBM FileNet Business Process Managerによりビジネス・プロセスを自動化し、受給資格を持つ全ての市民に対して公平かつ迅速な給付金の付与が行われるようになりました。
- IBM WebSphere® ILOG® JRules のビジネス・ルール管理システム(BRMS) によって、プロセス内で行われる複雑な意思決定を規定するビジネス・ルールの開発、導入、管理が効率的に行えるようになりました。例えば、ルールに基づく意思決定システムの活用を通して、給付申請を記録し、受給資格を確認できるようになりました。
- MicroStrategyのソフトウェアで、統計データとしスコアカードを管理しています。
「IBMソフトウェアが提供するビジネス・ルール管理機能をはじめとする先進的な業務案件管理(アドバンスド・ケース・マネジメント)機能こそ、法制度と内部規定の変化に対応するための最適なソリューションであると判断しました。IBMのソフトウェアを選択したのは、その強力な機能、堅牢なシステム、使いやすさ、そして既存システムとの親和性を判断したうえでのことです」と、Junta de Castilla y León州政府、家庭および機会均等評議会、社会保障サービス局、社会保障サービスIT課、プロジェクト・ディレクターのJosé María Molina氏はコメントしています。
SAUSSシステムは、システム・インテグレーターでIBMのビジネス・パートナーでもあるThales社によって構築されました。Thales社のスタッフ1名とそのベンダーからの1名から構成される2名のチームが、システムのルール開発を主に担当しました。当該チームはIBMのソフトウェア教育サービスが提供するトレーニングに1度参加しました。本プロジェクトは1年間続き、本システムはMicrosoft Windows 2000上で稼働するJava環境で稼働すべく開発が行われました。
変化する法制度に柔軟に対応
新システムの元となる全てのビジネス・ルールは中央のレポジトリーに保存されているため、新しい規定や法律が可決されるたびに、同局のIT部門がSAUSSに関連するアプリケーションのコードを作成する必要はなくなりました。同局で規定を管理するマネージャーがWebベースのインターフェース経由でルールのレポジトリーにアクセスし、ルールの確認、修正、テスト、再実装を行うことで、変更内容を直接実装できるようになったのです。さらに、ビジネス・プロセスとは別に意思決定のロジックが管理されているため、規定の変更を実装するにあたって、規定の変更により影響を受けるプロセスの変更を行う必要がなくなりました。さらに、規定の変更そのものは、1箇所で行うながら、複数のプロセスやアプリケーションでその変更を活用できるようになったため、保守にかかる時間と費用を削減できるようになりました。
以前に比べてより多くの案件に対応
この新しいシステムによって同局と地方自治体で働くおよそ1,500名のスタッフの生産性を大きく改善することができました。今回の新しい法律の適用に伴い、スタッフはより簡単により多くの案件を処理できるようになりました。システム導入により、文書業務に関わるほとんどの作業を自動化できるようになったため、同局のスタッフは例外的な案件の処理に集中して取り組めるようになりました。本ソリューションが提供する強力かつ使いやすいインターフェースによって、案件を処理するマネージャーは案件を直接確認・検証・管理のうえ、法制度に準拠することができるようになりました。
処理すべき案件が大幅に増えたにもかかわらず、各申請は以前よりも迅速に処理され、その結果同局では平均して以前よりもはるかに短い時間でサービスを提供できるようになりました。さらに、適切な数値化とルールに基づく受給資格確認により、同局では全てのセンターと自治体政府において透明性が高く公平な意思決定が行われていることを簡単に確認できるようになりました。
「IBMのソフトウェアとサービスのメリットを組み合わせることで、処理に要する時間を大きく削減することができ、スタッフは例外処理に対してより労力を割けるようになりました。各申請がより迅速かつ正確に処理されるようになったため、社会保障サービス局ではより効率的に社会保障給付金を提供できるようになりました」とMolina氏は述べています。
本情報は、USの事例サイト (US)の抄訳です。
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