発表日 : 2007年10月29日
IBM FileNet®のエンタープライズ・コンテンツ管理(ECM)ソリューションにより、管理業務の簡素化と管理業務費の削減に成功しました。与信申し込み処理全体の自動化と迅速化に成功、さらに事務管理業務の生産性が30%向上しました。
「当行では、“すべてをシンプルに”というスローガンを業務全体で実現できるように努めています。その一環として、お客様は、当行の支店、提携会社、またはインターネットを通じて、素早く簡単に与信を申し込めます。1件あたりのeasyCredit申し込み全体を約30分で処理できるだけでなく、それに伴う事務管理費も低く抑えられています。」 norisbank AG、ITプロジェクト・リーダー、Christian Armann氏
効果
IBM FileNetのECMソリューションにより、管理業務の簡素化と管理業務費の削減に成功しました。与信申し込み処理全体の自動化と迅速化に成功、さらに事務管理業務の生産性が導入前の10%から40%へと向上しました。
課題
銀行および保険会社は、競争の激化にさらされています。それと同時に、より多くの業務をより少ない人員と短い時間にて処理する必要性にせまられています。同行の市場での地位を維持するためには、事務管理業務をより効率化する必要があります。効率性を向上させる方法の1つは、優れたECMおよびビジネス・プロセス管理(BPM)のソリューションを導入し、業界最高レベルのITサービス・プロバイダーによるサポートを受けることでした。
norisbank AGは、ドイツ金融市場のリーダーであり、与信および消費者貸付でよく知られています。同行の本店は Nuremberg(ドイツ)にあり、従業員数は約1100人です。昨年の貸借対照表上の計上総額は、40億ユーロに達しました。norisbankは、50%のコスト収益比率を維持することで、ドイツ国内市場で最も強力な金融サービス企業に位置づけられ、国際市場でも高い競争力を誇っています。
easyCreditとよばれるサービスをドイツ市場に投入したのは、2001年のことでした。このサービスでは、同行の支店、提携会社ネットワーク、またはインターネットを通じて、個人顧客が与信および貸付を素早く簡単に申し込むことができます。同行のeasyCreditを利用して、顧客は1,000ユーロから75,000ユーロの与信を申し込むことができます。支払い期日は12カ月から84カ月の間で柔軟に設定できるため、顧客は自分に最適の与信を選択できます。
同行の中核商品であるeasyCreditの業務プロセスを迅速化し、事務管理の効率性を向上させるために、norisbank AGは2001年にECMソリューションの導入を決定しました。
「当行のお客様は、いつでも与信申し込みが可能で、1日24時間、週7日サポートされることを望んでいます。同時に、そのコストは最小限に抑える必要があります。これらの要件を満たすために必要なのは、人員を入れ替えたり新しい人員を採用したりすることではなく、事務管理業務の効率性を向上させ、プロセスを迅速化できるECMソリューションでした。さらに、ワークフローの拡張に対応できるように拡張性も重要でした。」と、norisbank のプロジェクト・リーダーであるChristian Armann氏は説明します。
IBM ECM ソリューション
norisbank は、いくつかのECMソリューションを慎重に検討した後、IBM FileNet P8プラットフォームに基づくFileNet Business Process Manager (BPM)、Content Manager (CM)、およびImage Manager(IM)から成るFileNetスイートを選択しました。この統合ソリューションは、監査のためのアーカイブの最新要件を満たし、さらに、完全なワークフローに対応するために必要な柔軟性をも備えていました。
コンサルティング、実装、およびアウトソーシング戦略を提供するパートナーとして、IBM ECMパートナーであるITサービス・プロバイダーのTDS Informationstechnologie AG社を採用しました。norisbankのニーズに応じてカスタマイズされたソフトウェアを、新しいスキャン・ソリューションと既存の銀行業務環境の両方に統合する必要がありました。基幹業務プロセスを1日24 時間、週7日稼働させ、中核の業務活動に集中できるようにするために、TDSの集中サービス・センターにECMソリューションを導入することにしました。
Norisbankのプロジェクト・チームは、紙による文書保管を電子保管に置き換える前に、まず既存の業務プロセスを調査する必要がありました。これらの文書には、与信契約書、Schufa(一般与信保証保護協会)情報、契約上方などが含まれます。今日では、受信する郵便物もスキャンされ、オンラインで利用可能となっています。
「ElektrA」という命名されたプロジェクトの一環として、すべての受信郵便物は電子的に処理され、さらに電子的に保管されています。また、TDSは、norisbankの要件変更に応じてシステムを継続的に調整しています。「当社は組織の要件変更に継続的に適応します。当社には、ECMソリューションのサポートに特化したエキスパート・チームがあり、新しい規制や要件に即時に適応します。」と、TDS ECMプロジェクトのプロジェクト・リーダーであるThomas Juergens氏は説明します。
新しい課金モデルも非常に革新的です。TDSは、電気事業者や通信プロバイダーのように従量制で料金を課金しています。norisbank は、基本料金に加えて、利用量に応じた追加コストを支払います。したがって、ITコストは業務の量に対応するため、与信および貸付業務の周期的な需要変動に柔軟に対応できます。
ビジネス上のメリット
紙文書の削減により、norisbankのスタッフは、複雑な業務処理をマウス操作によって行っています。また、紙文書の保管による、業務時間とコストの無駄を大幅に削減しました。norisbank では、規制に順守する目的のためだけに600万文書を保管しており、この改善は画期的なものとなりました。
「当行では、『すべてをシンプルに』というスローガンを業務全体で実現できるように努めています。その一環として、お客様は、当行の支店、提携会社、またはインターネットを通じて、素早く簡単に与信を申し込めます。1件あたりのeasyCredit申し込み全体を約30分で処理できるだけでなく、それに伴う事務管理費も低く抑えられています。」 norisbank AG、ITプロジェクト・リーダー、Christian Armann氏
昨年、norisbankは、IBM ECMからその年で最も優れたビジネス・プロセス管理ソリューションに贈られる「Innovation Award」を受賞しました。
お客様情報
採用製品情報
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