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笹飾りの写真「DB2 Viper Star Festival 」が、2006年7月7日、青山スパイラルホールで華やかに開催された。業界初となるハイブリッドを実現した、第三世代データベースDB2 9の全貌が明らかになる日。入り口には、七夕にちなんで「笹に短冊」が飾られた。
全体を「テクニカルセミナー」と「Viper Night」の二部構成としたイベントであったが、席が不足してイスが追加されるなど、たくさんの来場者が集まった。

(レポート掲載日:2006年7月11日)

DB2 Viper全容と方向性

日本アイ・ビー・エム株式会社
ソフトウェア事業 Information Management テクニカル・セールス&サービス
ICPコンサルティングITスペシャリスト
出羽 奏太郎(いずは そうたろう)


出羽さん写真
日本アイ・ビー・エム株式会社
コンサルティングITスペシャリスト
出羽 奏太郎
Information Management事業部におけるXMLデータベースの第一人者であり、XMLの伝道者である出羽がDB2 Viper Star Festivalのオープニングを飾った。

Viperで最もフィーチャーされているのがXMLであるが、出羽のセッションはまず、DB2 Viperの全体像として、さらに改良されたオートノミック機能や、ストレージ最適化、あるいはセキュリティー強化などの説明から始まった。

そして、Viperの真骨頂であるpureXML機能の説明では、リレーショナル型とXMLフォーマットとの違いによるXMLの必然性について言及し、その後、従来のRDBMSが取ってきたアプローチは、どれもXML本来の性質を活かしきれていないと喝破した後、ViperのpureXMLアプローチこそが、従来のRDBMSやXML専用DBの持つ欠点を補うものだと締めくくった。

DB2 Viper XMLアプリケーション開発環境 xfy

株式会社ジャストシステム
代表取締役専務
浮川 初子(うきがわ はつこ)


浮川氏からは、ジャストシステム社の新技術である「xfy」の紹介が行われた。
昨年中頃からIBMとの連携を始め、昨年末共同でxfyとDB2のデモを披露したことを紹介。「DB2 9 と xfy のシナジーは、それぞれもすばらしいが、一緒になることでその価値が何倍にもなる」と、そのマッチングの良さをアピールした。浮川氏によれば、「統合的に扱えている企業の情報は、10%程度で、XMLはそれを大幅に解決する。このため、XMLのボキャブラリーを統合的に扱うフレームワークが必要」、「DB2 9 は、構造データ、非構造データなどいろいろな形のものをとても柔軟にストアできる」としてDB2への高い評価を示した。

xfyは、XMLの表示を司るソリューション。「XMLでは、業界標準、独自仕様、その場かぎりなど、さまざまなスキーマに対応しなければならず、XML検索結果からはどんなXMLが戻ってきたとしても柔軟に表示できるフレームワークが必要。そんなとき、自分たちで自由に表現形式を担当者レベルで作れるのがxfyの特徴」だという。

デモを担当したのは、同社開発担当者の松家氏。
デモでは、DB2から検索されたXMLによる顧客履歴がグラフ表示されたり、渡り鳥の動きが一目でわかるプレゼンテーションをデータを変更しながら見せるなど、これまでにはないXMLの表示能力と編集能力が見せつけられた。また、未知のXMLスキーマの表現型式を作るためのビュージェネレーター、XMLボキャブラリーごとの表現を共有するためのボキャブラリー・マネジメント・サーバーやビューデザイナーといった、斬新的なソリューションが紹介された。

さらに浮川氏は、実際の例として、XBRL(eXtensible Business Report Language)や医療業界MRの情報提供や情報収集に活用する事例などの取り組みを紹介。「XBRLを分析するのは大変だが、xfy でなら、融資担当が自分でレポートを作成可能」「ピュアJavaで実装されたxfy は、DB2 9とベストマッチなソリューションである」とうれしそうに語った。

DB2 Viper(DB2 9)新機能概要

日本アイ・ビー・エム株式会社
ソフトウェア事業 Information Managementテクニカル・セールス
ICP-ITアーキテクト
岡口 純子(おかぐち すみこ)


岡口さん写真
日本アイ・ビー・エム株式会社
ICP-ITアーキテクト
岡口 純子
DB2 9 のキーワードはXMLと思われがちだが、それだけではないようだ。
セッションではブラッシュアップや追加された数多くの機能が紹介された。
岡口はデータベースがXMLデータを扱うようになることで多くの新しい形式のデータがデータベース内に格納されることになり、データベースの管理者の負担が多くなることを指摘、これからはデータベースの自動化がより重要となると説明した。

DB2 9 ではメモリーやストレージの運用管理の自動化、自動保守機能の強化など手間のかからないデータベースになっている。それだけではなく、より大規模なデータベースに対応した機能強化やテープル・パーティショニング機能の追加など増大するデータに対してのパフォーマンス面での強化もぬかりない。

また、セキュリティー機能の追加など、これからの時代にマッチした機能を数多く実装しており、ビジネススピードの加速を緩めない、まさに新世代のデータベースといった印象を受けた。

Information Management software