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バルセロナの Allianz Seguros 社、IBM Optimの実装により、新商品・サービスのデリバリーを改善

2008 年 4 月 25 日発行

お客様:
Allianz Seguros 社

業種:
保険

デプロイメント実施国:
スペイン

概要

Allianzグループは、損害保険、生命・医療保険、資産管理および銀行業務等、包括的な金融サービスをグローバルで6,000万を超える顧客に提供しています。その系列会社である Allianz Seguros 社は、預かり総額 24 億ユーロを超える、市場第 2 位の企業です。

ビジネス・ニーズ:
アプリケーションのデプロイメント・プロセスの改善。複数の開発・テスト環境に要するディスク容量の削減。スペインの個人データ保護法 (LOPD) への準拠。アーカイブ済み保険レコードのリトリーブ・プロセスの改善。

ソリューション:
IBM Optim™ Test Data Management Solution、IBM Optim Data Growth Solution、IBM Optim Data Privacy Solution

導入効果:
より小規模かつ堅固なテスト環境の作成による、アプリケーション開発・テストに必要なリソースの削減。定評のあるデータ・マスキング技法の適用による、プライバシー保護とLOPD 規制準拠のサポート。アーカイブ済み保険レコードのリトリーブに要する時間を数日から数時間に短縮。

ケース・スタディー

IBMの優位性:
IBM Optim の確かなテストデータ管理機能、データ・マスキング機能、およびデータベース・アーカイブ機能は、アプリケーションの信頼性の改善、リスク軽減、コスト管理をサポートします。

保険のリーダー、ビジネスの成長に照準:
Allianzグループは、損害保険、生命・医療保険、資産管理および銀行業務といった領域で、包括的なサービスをグローバルで6,000万を超える顧客に提供しています。その系列会社である Allianz Seguros 社は、預かり資産高24 億ユーロを超える、市場第 2 位の企業です。Allianz Seguros 社は、約 300 万人の顧客のニーズに応えるために、個人および団体生命保険、医療保険、住宅保険、傷害保険、自動車保険、ボート保険など、包括的な保険商品およびサービスを提供しています。

Allianz Seguros 社は、持続的かつ収益性の高い成長を目標としたAllianzグループ戦略「3 + One」に貢献しました。「3 + One」の主な目的は、資本基盤の強化、業務改善、複雑性の簡易化、そして持続的な競争力と価値を高めることです。保険料の増加、請求率の減少、そして継続的な経営の改善が、ビジネスの持続的成長につながりました。

Allianz Seguros 社は、社内で開発した、主幹業務にかかわる複数のメインフレーム保険アプリケーションに依存して、そのビジネス活動のすべての領域における業務を管理しています。保険代理店、すべての支店の請求担当者および会計スタッフは、こうしたアプリケーションに依存して、保険証書管理、請求処理、保険料請求といった業務に関連する情報を管理しています。

アプリケーション機能拡張の課題:
Allianz Seguros 社には開発・QAチームがあり、アプリケーション開発と機能拡張を担当しています。新商品およびサービスの提供は、継続的な成長に向け重要ですが、いくつかの課題を伴います。

Allianz Seguros 社の開発ディレクター、Ramon Lasurt 氏は次のように述べています。「当社の最優先課題は、開発・テスト環境のサイズを小さくして、開発およびQAプロセスの効率性を改善することでした。次に、テストデータの正確性を保証するためデータの整合性を保持する方法、そして、開発・テスト環境の顧客情報をマスキングしてプライバシーを保護することも必要でした」

しばしば、開発・テスト用メインフレーム環境が、 3 つ以上同時に使われることがありました。統一性の無い複数のテストに使用されていたため、こうした環境の品質はすぐに劣化していきました。2、3 カ月おきに、開発チームは、社内でサブセット作成プログラムを開発し、2 億行以上を含む複数のテーブルから構成される約 700 GB の大規模なアプリケーション実稼働環境からテストデータをコピーしていました。Allianz Seguros 社の上級 DBA、Xavier Mascaro 氏は次のように述べています。「私たちは、こうした開発・テスト環境を適宜リフレッシュしていました。しかし、リフレッシュ・プロセスは、大規模な本番データベースからデータをクローン化するため非常に複雑で時間がかかり、データの整合性に影響を与えることがよくありました。当社で試算したところ、テスト環境を本番環境の 10 % にまで縮小すると、時間とコストが大幅に削減されることがわかりました」

Allianz 社は、スペインの個人情報保護法 (LOPD) を遵守するため、顧客の機密情報を保護する必要がありました。よって、プライバシー保護にも優先的な対応が求められました。直近にLOPD は改訂され、スタッフ個々人が顧客記録の保護に責任を負うことが規定されました。このニーズに対応するために、DBA チームは、顧客名、納税 ID 番号 (Numero de Identification Fiscal、略称は NIF)、および国民 ID 番号 (Documento Nacional de Identidad、略称は DNI) をマスキングする特別なプログラムを記述してから、データをアプリケーション開発およびテスト環境に移行する必要がありました。

提出されたテストデータの整合性を維持することも、もうひとつの課題でした。それというのも、保険アプリケーションをサポートしていたデータ構造には、複雑な関係が多数含まれていたからです。自社開発のサブセット作成プログラムは、必要な機能の一部を備えていたものの、テスト結果の有効性を保証するために、開発チームは、データの関係がどんなに複雑であってもデータの参照整合性を正確に保持するテストデータ管理ソリューションを必要としていました。

IBM Optim がテストデータ管理を改善:
ソリューション調査後、Allianz Seguros 社の経営層は、IBM Optim の検討を開始しました。評価チームのメンバーには、シニアDBA、テクノロジーと製品の責任者、そして社長直属の部下である開発ディレクターとシステム・ディレクターが含まれました。Xavier Mascaro 氏は述べています。「デモンストレーションの結果、IBM Optim は、アプリケーション開発およびテスト・プロセスの改善とプライバシー保護のために当社が必要としていた機能を備えていると、評価チームのメンバーの意見が一致しました」

IBM Optim を購入した直後から、開発チームは、複雑なリレーショナル・データベース環境を踏まえて、サブセット作成に必要なリレーションおよびクライテリアの定義に重点的に取り組みました。データベースに定義された関係を使用することに加えて、IBM Optim は、アプリケーション・ロジック内に定義された複雑な関係を定義し管理する柔軟性も備えていました。続いて DBA チームが、IBM Optim を統合テスト環境に実装しました。

データに参照整合性のある正確なサブセットを取得して、現実に即したテストデータベースを作成することは、もはや問題ではなくなりました。そして、テスト環境が適切な規模なので、必要なディスク容量は以前よりもずっと少なくなりました。統合テスト環境のリフレッシュも、週末のほんの数時間で完了させることができます。また、IBM Optim は、顧客名やID等、さまざまなデータをマスキングしてプライバシーを保護する技法を備えており、プロジェクトの度に特別なプログラムを記述する必要はなくなりました。このように、IBM Optim は開発・テスト期間の短縮に貢献し、また単一のオペレーションで整合性を有したテスト環境を確実に提供します。

自社開発のアーカイブ・ソリューションが直面した課題:
IBM Optim を実装しテストデータ管理が改善された数年後、Allianz Seguros 社は次にIBM Optim のデータベース・アーカイブ機能に注目しました。Vida (生命保険)、Contabilidad de Agentes (代理店会計) のようなアプリケーションでは、履歴データが削除されることなく蓄積されていました。スペインの法律で保険レコードを一定年数保管するよう義務付けられているわけではありませんが、中には生涯有効な保険証書もあり、こうした履歴レコードへのアクセスを保つことは重要でした。

情報システム部門は、何年もの間、自社開発のアーカイブ・プログラムを使用してデータの増加を管理していましたが、アーカイブした情報へのアクセスやリトリーブには多大な時間がかかっていました。例えば、代理店から特定の保険請求記録の参照依頼があり、それがアーカイブ済みだった場合、バックアップ・テープから 適切な数のファイルをリカバリーして印刷したものを要請元に送る必要がありました。このプロセスには、1 日から 4 日かかることがあり、保険証書の管理、請求書の処理といった保険サービス業務に悪影響を与えていました。

履歴レコードへの容易なアクセス:
IBM Optim の定評のあるデータベース・アーカイブ機能は、自社開発プログラムよりも優れた点がいくつかありました。まず、IBM Optim は、ビジネスの参照履歴スナップショットを作成し、アプリケーションのトランザクション・レコードをビジネス上のコンテキストを完全に維持した状態でアーカイブします。アーカイブは、容易にリトリーブできるよう、さまざまなストレージ・メディアに保管できます。またIBM Optim は多くの機能を備えているため、今後も自社でアーカイブ・プログラムを開発・維持する必要がなくなります。

IBM Optimの実装は、局面化技法を用いて行われます。比較的定義の進んだアーカイブ・プロセスから始めて、より複雑なアプリケーションのアーカイブ・プロジェクトへと拡張するといった具合です。DBA チームは、容易に保険レコードのアーカイブに関するビジネス・ポリシーとルールを定義し、保険代理店、請求担当者、および会計スタッフ特有のニーズを満たしました。

IBM Optim は、現在、生命保険、代理店会計および請求の 3 つのアプリケーションに実装されています。最初の 2 つのアプリケーションは年 1 回、請求アプリケーションについては月に 1 回、アーカイブ処理が実行されています。自社開発のアーカイブ・プログラムと異なり、IBM Optim は、アーカイブを検索し、必要に応じてアーカイブから履歴レコードを選択的に取得できる機能を備えており、これは利点の 1 つです。IBM Optim を実装する以前には、テープから大きなファイル全体を再ロードする必要があったからです。

Xavier Mascaro 氏は述べています。「当社が必要としていたアーカイブ・レコードのリトリーブ・プロセスの自動化機能をIBM Optim が提供してくれると実感しています。導入後、リトリーブ・プロセスは数日間から数時間に短縮されました」

ビジネス全体に価値をもたらす:
テストデータ管理のためにIBM Optim を実装して以来、Allianz Seguros 社は、開発およびテストプロセスの改善とプライバシー保護を通じて、アプリケーションの新機能を拡張するというビジネス目標を達成しました。

Xavier Mascaro 氏は述べています。「2003 年以降、IBM Optim のテストデータ管理ソリューションを全面的に実装し、非常に満足しています。本番データベースのクローンを作成するよりもずっと少ないディスク容量で、現実に即したテスト環境を作成できるのですから。テスト環境の作成とリフレッシュにかかる時間が減り、コストメリットが大きくなりました。また、データをマスキングした際にもデータの整合性を保持できる点も非常に素晴らしいと思います。現実に即しつつも特定できないデータを使用することで、プライバシーを保護しながら、アプリケーション品質保証につながる信頼性の高いテスト結果を得ることができます」

Allianz Seguros 社は、データの増加を管理するために、自社でアーカイブ・プログラムを開発・実装していた点で革新的でした。しかし、IBM Optim実装により、より包括的で優れたアーカイブ能力によるデータ量増加の管理と、迅速かつ効率的なアーカイブ、およびアーカイブ済みレコードへのアクセスとリトリーブが可能となりました。Mascaro 氏は述べています。「データベース・アーカイブにIBM Optim を実装したおかげで、アーカイブ済みレコードのリトリーブが素早くできるようになりました。また、簡単にアーカイブにアクセスして、現在および将来のビジネス要件をサポートできることに満足しているため、当社は、他のアプリケーションにも IBM Optim の実装を継続します」

「IBM Optim は、私たちの求めていたエンタープライズデータ管理ソリューションそのものです。おかげで、開発環境とテスト環境、さらには本番環境の効率を改善することができました。結果として、アプリケーション上の情報管理方法の改善はビジネス目標達成に貢献しています。そのことが持続的な成長に向けた大きな支えであるといえます」

 

IBM、IBM ロゴ、ibm.comおよびOptimは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corp.の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、www.ibm.com/legal/copytrade.shtml (US) をご覧ください。

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