エンタープライズ・サーチ(検索)とは、リレーショナル・データベースなどに格納されている構造化された情報だけでなく、Lotus Notes®やファイルサーバー、イントラネットなど、企業内に格納されているが散在し構造化されていない情報を統合検索し、アクセス権のある情報のみを安全に、高精度に、高速に提供する技術を指します。 IBM OmniFind® Enterprise Edition (OEE)およびIBM OmniFind Enterprise Starter Edition (OSE)は、日本の大和ソフトウエア開発研究所を開発拠点とし、すぐれた日本語の処理機能を提供するエンタープライズ・サーチ(検索)ソフトウェアです。さらに、IBM Content Analyzer(テキストマイニング製品)と組み合わせることによって、企業に散在する情報から新たな知識を発見でき、ビジネス上の洞察力を高め、より効果的な意思決定を支援します。
特徴
IBMが提供するエンタープライズ・サーチ(検索)のソフトウェア、IBM OmniFind Enterprise Edition(OEE)とIBM OmniFind Enterprise Starter Edition(OSE)の特徴をご紹介いたします。
マルチソース検索
Lotus Domino®、イントラネット、Webサイト、リレーショナル・データベース・システム、ファイルシステム、コンテンツ管理など、企業内に散在する情報を一括で統合検索し、生産性の向上や、意思決定の迅速化を促進します。
セキュアな検索(アクセス権(ACL)継承)
閲覧許可のない情報へのアクセスを一切許しません。検索結果には、アクセス権限のある情報のみを一覧表示します。コンプライアンスの要件を満たす一方で、既存の情報資産を最大限に有効利用します。
高速レスポンスと高速インデックス作成
迅速なレスポンスはユーザーの思考を停止させず、生産性を向上します。24時間365日検索サービスを継続して提供し、グローバル企業や深夜業務のニーズにも応えます。
ハイブリッド検索
「検索ノイズが少ない」形態素解析をベースに 部分一致検索もサポートしています。また形態素解析とNグラムの利点をあわせ持つハイブリッド方式も実現できます。
大規模検索
情報量は加速的に増加する傾向にあります。情報量の増加や、全社規模、グループ企業内の横断検索に柔軟に対応します。1インデックスあたり2000万文書をサポートします。
ユーザー・インターフェース
無駄のないシンプルなユーザー・インターフェースや、洗練されたランキング表示により、ユーザーの満足度を向上します。
Webアプリ連携
ポータルや業務アプリケーションに高度な検索機能を組み込み、生産性を向上します。IBM WebSphere® Portal 環境に最適化されているため、WebSphere Portalの検索機能を簡単に拡張できます。
他国語対応
60以上の言語に対応しています。 特に、日・英・仏・独・西・ロシア・中国・韓国など主要な20言語は、言語分析(形態素解析)と各種正規化に対応 しています。
自然言語処理
高品質な分かち書き処理など、高度な自然言語解析技術を活用 (IBM® LanguageWare)しています。UIMAによるテキスト分析プラットフォームにより、情報に埋もれている潜在的な意味、関係、事実を発見し、より迅速で的確な意思決定を実現します。
UIMA(Unstructured Information Management Architecture)

図1 : IBM OmniFind Enterprise Edition(OEE)の概要図
必要な情報がどこにあるのかわからない!
社内の生産性を向上するために、情報共有推進の施策を打出し、グループウェアや企業情報ポータルなどを導入したにもかかわらず、成果を上げられないという例が増え始めています。「Lotus Notes / Domino」などのグループウェアを導入しても、各部門で続々と作っていったデータベースの数が膨大になっていき、「必要な情報がどこにあるのかわからない」、「どの情報が正しいのか、どちらの情報が新しいのかわからない」という情報の洪水を招くケースです。導入時に、全社共通のルールを策定していないと、内容も形式も異なるデータベースが散在する結果に陥りがちです。イントラネットやグループウェア上の情報がどれだけ豊富になっても、欲しい情報が簡単に検索できなくては、利便性はほとんど消えてしまうからです。最終的には、誰も使わないデータベースを多く抱えるということになってしまうでしょう。
注目される企業向け検索エンジン
社内に定着したグループウェアを再構築するには大きな困難を伴うため躊躇し、放置しておけば混乱状況が増すばかりという状況を乗り切るにはどうすればいいのでしょうか。企業内にはさまざまな情報が多様なデータソース内に保管されていますから、社員は必要な情報の保管場所を把握できていないのが当然なのです。そこで問題解消のための有力なツールであるとともに、蓄積した情報資産を有効活用して生産性をあげる切り札として注目されているのが企業向けの検索エンジンです。グループウェアのデータベース内の情報だけでなく、参考資料として添付されたMicrosoft® WordやAdobe® PDFなどさまざまな形式の文書ファイルやファイル・サーバー、イントラネットなどの膨大なデータから必要な情報だけを迅速に検索できるソリューションが求められているのです。
企業用検索エンジンにはセキュリティー・ポリシーが必要
しかし、「Google」や「Yahoo!」のような一般向けの検索エンジンを、そのまま企業のデータ検索に利用するには、セキュリティー面に大きな課題があります。セキュリティー・ポリシーがなければ、アクセス権限を持たないユーザーが検索結果として当該情報を見ることができてしまうからです。このため、一般向けのインターネット検索エンジンが急速に進化するのに対し、企業用検索エンジンの導入は遅れていました。リスク管理の観点からもJ-SOXなど法制面からも、社内情報に対する社員へのアクセス管理の徹底は強く求められています。このため、個々のユーザーのアクセス権限を検索結果に反映させる機能が絶対に求められるのです。データベースAには全社員のアクセスを許可するが、内部の文書レベルでは職務によってアクセスを許可するものと拒否するものに区別しなければいけないケースは多々あります。
アクセス制御リストの継続でセキュアに検索
セキュリティー・ポリシーがあっても、検索結果に権限のない情報がリストされ、サマリーが表示されると大変なことになります。情報が存在すること自体を知られたくないことも、企業にはあります。さらにアクセス制御を確実にするには、Microsoft Windows®やLotus Notes/Dominoなどで設定されたファイルやフォルダーなどシステム内のさまざまなオブジェクトに対するアクセス可否を管理する機能−「アクセス制御リスト(Access Control List :ACL)」を利用することが必要です。
通常、アクセス権のある情報のみを検索すると応答時間が遅くなり、ユーザーの満足度を下げてしまいます。ACLをリアルタイムに確認しつつ、瞬時の応答時間を実現する技術はOmniFind™ の特長です。また、アクセス権が変更された時点で、検索ヒットリストに表示されなくなりますので、安心してお使いいただけます。
- IBM OmniFind Enterprise Edition(OEE)は、百~千万単位の文書の検索を実施する大規模の検索向けです。
IBM OmniFind Enterprise Starter Edition(OSE)は、IBM OmniFind Enterprise Edition(OEE)と同等の機能を提供しますが、中小規模の検索向けです。 - V8.4より、製品名をWebSphere Information Integrator OmniFind Editionから、IBM OmniFindに変更しました。
検索対象データソース(US)
IBM、IBM ロゴ、ibm.com、DB2、Lotus Domino、Lotus NotesおよびWebSphereは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corp.の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、www.ibm.com/legal/copytrade.shtml (US) をご覧ください。
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