東北電力では、青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島、新潟の7県に電力を供給しており、その配電設備は年々、面的な広がりを見せ膨大な設備を有している。これに伴い、電力供給工事などの工事設計書の作成には多大な労力を要している。
この為、配電業務のうち設計、設備管理、図面管理業務などをIMAGEの名前の通り、迅速に管理し、いつでも誰にでもやさしいシステムを構築し、業務の効率化を図ることを目的としている。
システムの概要
配電図面のデータベースは、各支店のサーバー上に構築される。各営業所には、プロキシーサーバーが設置され、営業所の各クライアントはプロキシーサーバーを経由して、支店のサーバーとWebSphere MQを使用してやり取りを行う。支店サーバー上では、geoManager/6000が地図のデータベースを管理する。
クライアントで入力された設計図面は、各営業所でプロット出力されるとともに、支店サーバーに送られ登録される。登録されたデータは、設計に必要な形に展開された後、ホストシステムの送られ、既存の資材・工量・工程などを管理するアプリケーションに渡される。
システムの機能/特長
- 地図・線路図データベースとの連携
設備検索、設備管理、電圧負荷計算、設計の設備データと線路図データを一元管理 - 入力のデータチェック
設計や設備管理の時、入力項目のチェックや、データ間の相関チェックなどいままでホストで行っていた部分をクライアントの図面にシンボルを置く動作の中で行う。さらに、きめこまかいデータのチェックはサーバー上で行われる。 - 事前登録しておいた配電機器などのモデルを使用したクライアントでの設計
メニュー上には、各クライアントでよく使用する機器のシンボルのみが表示される。また、必要に応じてそれらのシンボルは変更が可能である。 - 設備検索
図面上の電柱、高圧線などを指示することにより、必要な情報をすべて表示する。 - 接続表示
電気的につながりのある設備を、色を変えて表示する。 - 設計時のコメント入力
設計図に、無停電工事などに必要な絵柄や文字、その他注記情報など、自由に図面上に描くことができる。
システムの構成

導入のメリット
- 図面の維持管理コストの低減。
- 設計図面は、手作業でなくすべて端末上で行うため、人による差異がなくなるとともに、図面作成のための習熟時間が短縮される。
- 設計図面の作成により、必要資材や工費の展開が行えるようになった。
(いままでは、OMRシートに設計図の情報をマークしなければならなかった)
