日本アイ・ビー・エム株式会社
ソフトウェア事業
Rationalテクニカルセールス&サービス
藤井 智弘
今回のRSDC2008のテーマは、「アジリティー」です。企業を取り巻く環境の変化に、迅速に、柔軟に対応する力、競争優位の源泉である「アジリティー」をもたらす重要な要素が「ソフトウェア」そのものといえます。今回のRSDC2008を通して、どのようにソフトウェア開発のイノベーションを実現し、企業のアジリティーにつなげていくかを、見て、聞いて、そして実感していただきたいと思います。
RSDC2008では大きく2つの分野を取り上げます。その1つは、「アジャイル開発」への取組みです。IBM自身もすでに3˜4年前から製品開発部門でアジャイル開発を取り入れ、実績を積み上げてきました。アジャイル開発は、小規模・少人数による開発というイメージがありますが、IBMでの実績にもとづいて、Rational Unified Processもアジャイル開発も、企業システム開発に有効な選択肢であり、適切に使い分けすべきだとの立場に立っています。
基調講演者のスコット・アンブラーは、アジャイル開発分野で世界的なリーダーシップをもつ一人です。顧客企業に対して、大規模な企業システムにアジャイル開発を適用するための支援を行うと同時に、IBM内部の開発組織のアジャイル化の指導も行っています。基調講演では、大規模な開発現場での経験を踏まえたアジャイル化の知見を披露します。
また、いくつかのセッションで、IBMが考えるアジャイル開発についてツールやプロセスをご紹介します。例えば、セッションD-2では、これまで対極に位置づけられてきたアジャイル開発とRationalが、どのように歩み寄り、プロセスとしてまとめあげられたか、をご紹介します。
もう1つは、「SOAと再利用」です。企業システムの開発にあたっては、開発期間やコスト、そして品質の面からも、ソフトウェアパッケージを利用する、SOAを活用するなど、ゼロから開発するケースは少なくなってきました。パッケージはソフトウェアの再利用、SOAはビジネスプロセスの再利用と、再利用する対象は違っても、共通するのは「既存の資産を活用する、ゼロからつくらない」ということです。
ところが、これまで「ゼロからつくる開発手法」に頼ってきてしまっているために、現実との間にギャップが生じています。RSDC2008ではこのギャップを埋めるための手法や具体的なアプローチ方法をご紹介するセッションを用意しています。一時、メインフレームからすべてオープン系に切り替えるという議論がありましたが、メインフレームシステムの再利用・進化はSOAによって可能になります。セッションF-1、F-4ではその具体的な解決策をSOAの切り口からご紹介します。また、B-1とB-2の2つのセッションでは、Rationalツールによるソフトウェアプロダクトラインをご紹介します。セッションプログラムには、各セッションのタイトルとともに、Software Reuse、SOA、Agile Developmentといったキーワードで内容を示していますのでご参照ください。
さらにRSDC2008では、展示ブースを設け、製品やソリューションの展示・デモンストレーションを行います。リリース前の新製品・新バージョンも先行してご紹介しますので、セッションとあわせて展示ブースでも最新の生の情報を体感ください。
ネットワーキング・レセプションには、セッションにてプレゼンテーションを行った講師やRational担当のエンジニアも参加します。リラックスした雰囲気の中で自由にディスカッションしていただけますので、ぜひレセプションにもご出席ください。
ビジネスに貢献できるソフトウェアをつくる、アジリティーを加速させるのは、IT部門、SI企業の皆さまです。私たちは、ものづくり基点でリーダーシップを発揮されている皆様が「HERO」であると考えます。CIO、プロジェクトマネジャー、開発リーダーの方々、そして将来のCIO、プロジェクトマネジャー、開発リーダーの方々、ぜひRSDC2008に集い、語り合いましょう。
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