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【F-3】
「SOAアーキテクトの真実」

日本IBM
グローバル・ビジネス・サービス エンタープライズ・アーキテクチャー&テクノロジー
シニアITアーキテクト 藤田 一郎

本セッションでは、「アーキテクト」と「SOA」という言葉が何を意味するかを提示した後、企業におけるSOA導入の各場面において、「SOAアーキテクト」に期待される作業タスクと成果物、必要とされるスキル、SOAアーキテクトの育て方について解説した。

SOA化には、「戦略&計画」→「プロセス&システム変更」→「メンテナンス&最適化」のライフサイクルがあり、SOAプロジェクトの種類として、「SOA戦略」、「SOA診断」、「SOA実装計画」、「SOA対応BPM」、「SOA設計・開発・統合」、「SOA管理」がある。SOA戦略、SOA診断、SOA実装計画プロジェクトは戦略&計画フェーズに、SOA設計・開発・統合プロジェクトはプロセス&システム変更フェーズに、SOA管理プロジェクトはメンテナンス&最適化フェーズに関わり、SOA対応BPMプロジェクトはライフサイクル全体に関わることになる。SOA戦略、SOA診断では「ビジネスの視点」、SOA対応BPMでは「プロセスの視点」、SOA実装計画、SOA設計・開発・統合、SOA管理では「ITの視点」が求められる。

誰がSOAアーキテクトなのだろうか? SOA戦略においては、ビジネスの視点で、ビジネスを組織の壁にとらわれずにコンポーネントに分割し、企業としてのあるべき姿をモデル化するビジネス・アーキテクトの役割(ロール)が求められる。また、企業へのSOAガバナンス構築・定着を推進するSOAイニシアティブ・アーキテクトの役割も求められる。
SOA対応BPM(Business Process Management)においては、ビジネス・プロセス分析者としての役割が求められる。
SOA設計・開発・統合においては、ソフトウェア・アーキテクトとしての役割が求められる。ソフトウェア・アーキテクトは、アプリケーション・アーキテクチャーとITアーキテクチャーの両面の責任をもち、ビジネス・アーキテクチャーを理解することも必要になる。

SOAプロジェクトの種類に応じて考えるべきアーキテクチャーが異なり、アーキテクチャーに応じてアーキテクトに求められるスキルが異なるため、その役割も異なることになる。
「SOAアーキテクト」とは、サービス指向アーキテクチャーに係る各種のアーキテクトのグループ名称である。SOAはビジネスからITまでの幅広い範囲を対象とするため、一人のアーキテクトで全体を網羅することは難しい。従って、組織としてアーキテクトをバランスよく育てることが必要である。アーキテクトはそれぞれの分野の技術スキルはもちろんのこと、リーダーシップや人間関係スキル等のビジネス・スキルが求められる。

IBMでは役割(ロール)や目的に応じたツールやメソドロジーを提供している。ビジネス・アーキテクトのためのComponent Business Model & Tools、SOAイニシアティブ・アーキテクトのためのSOA Governance & Management Method(Rational Method Composer)、ビジネス・プロセス分析者のためのWebSphere Business ModelerおよびIBM Benchmarking / Key Agility Indicator、Rational RequisitePro、ソフトウェア・アーキテクトのためのRational RequisitePro / Rational Software Architect、インテグレーション設計者のためのWebSphere Integration Developer、SOAアーキテクトのためのRUP Service-Oriented Modeling & Architecture(Rational Method Composer)を提供している。最後にこれら実践的ソリューションの紹介を行いセッションを締めくくった。

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