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Rational Change (組込み開発向け変更管理ツール)

 

概要

IBM® Rational® Change™ は、要求の追跡とレポート作成が可能な、Web ベースの統合エンタープライズ変更管理ソリューションです。好ましくない変更や許可されていない変更が実装されるリスクを軽減し、品質の向上に役立ちます。また、総合的な変更追跡機能と変更管理機能によって、アカウンタビリティーが向上します。さらに、ソフトウェア開発や IT などのチームを一元管理することで、効果的な意思決定が可能になります。

Rational Change では、開発、システム、および IT の成果物に対する変更を中央の変更管理サーバーを通じて管理することができ、組織の ALM プロセスの合理化と一元化が促進されます。地理的に離れた場所にいるユーザーは、Web ブラウザーを使用して変更要求や障害の報告を行い、タスクを処理依頼し、変更を新たな状態に遷移させることが可能です。変更要求やタスクを編集し、または新たな状態に遷移させると、適切なリモート・データベースとの同期がリアルタイムかつ自動的に行われるため、エラーが防止され、適切な作業が適切な環境で確実に実行されるようになります。

中央の変更管理リポジトリーのアーキテクチャーは、分散されたデータベース全体にわたる変更要求管理と問題の追跡を可能にします。さらに、変更要求と、実稼働環境に影響するエンジニアリング・タスク間の組織的な追跡可能性が向上します。

Rational Change は、次のような機能によって全社的な変更管理を可能にします。

ライフサイクル変更管理

IBM Rational Change のライフサイクル変更管理機能は、ビジネス変更要求からシステムおよびソフトウェア実装タスクに及ぶ追跡と影響分析を可能にします。多くの組織にとって、優れた要求管理ソフトウェアである IBM Rational DOORS® を導入することは、プロセス改善のための大きな一歩になります。そして、次にとるべきステップは、ライフサイクル変更管理によってプロセスを強化することです。

全体的なライフサイクル変更管理 (LCM) ソリューションは、既存の情報サイロを解消し、またシステムとソフトウェアの開発ライフサイクルのあらゆる側面を緊密に統合するため、コミュニケーション、コラボレーション、および調整が強化されます。LCM によって、ライフサイクル全体に存在するさまざまな役割間の情報伝達が改善され、各自の仕事の質が向上します。ライフサイクル変更管理の機能により、プロセスの自動化が各プロセスを確実に処理し、またチーム間の情報の流れを改善することで、開発期間を短縮します。

Rational Change を使用して、ライフサイクル変更管理プロセスを柔軟に、また完全にコントロールすることができます。Rational Change は、組織のプロセスに合わせて構成することができます。組織の学習効果を促進し、戦略的な変更管理イニシアチブを強化するために、Rational Change では組織が作業の管理に使用する構造に合わせた調整が可能になっています。

DOORSとの統合によって、DOORS ユーザーのための完全な要求変更管理が可能になり、要求ワークフロー管理のプロセスが自動化されます。それによって、DOORS に保存されている重要な要求、リンク、要求構造、仕様、テスト計画、およびその他の情報に対して提案されるすべての変更の管理、追跡、レポート作成などのプロセスを柔軟に実装することが可能になります。

使いやすく設定変更可能なWeb フォームを使用することで、要求変更を明確に定義し、伝達することができます。また、変更に関する各種の関係とレポートフォーマットを参照し作成することもできます。それによって作業のやり直しが少なくなり、また CMMI や ITIL などの反復可能なコンプライアンス・プロセスの実装を通じて、生産性とプロセス管理を強化することが可能になります。

要求実装インターフェースによって要求駆動型の開発が可能になり、要求からコードに対する変更要求に至るまで、完全な双方向の追跡可能性が実現します。このインターフェースによって、スコープ・クリープ (対象範囲のずれ) を軽減し、開発を合理化し、また要求と開発アクティビティーの関係をリアルタイムに可視化することが可能になります。Rational DOORS インターフェースから実行するアクティビティー・レポートでは、要求からコードに対する変更要求に至る可視性が得られ、アナリストがシステム全体に対する変更の影響を直ちに確認できます。Rational Change のチャートやレポートでは、要求に関連する開発アクティビティーが示されます。また各チームは、数々の受賞を受けた構成管理アプリケーションである IBM Rational Synergy™ によって、変更要求や要求そのものにさかのぼるボトムアップの追跡を行うことができます。

これに加えて、エンタープライズ・アーキテクチャー、ビジネス・プロセス分析、SOA などの全社的なイニシアチブを推進するには、IT 環境に関するリアルタイムかつ実用的な情報と、IT 環境に対する変更を管理するプロセスが必要になります。IBM Rational System Architect® と Rational Change の統合によって、エンタープライズ・アーキテクチャー、ビジネス・プロセス分析、および SOA 実装で必要になる、精度の高い情報が得られるようになっています。

変更管理レポート

必要な時に実用的な情報が得られるように、IBM Rational Change では、追跡可能性、傾向分析、メトリクス、グラフを含む強力な変更管理レポート作成機能が用意されています。

開発スケジュールに関する客観的かつ大局的な視点が必要であるか、または重要な QA メトリクスが必要であるかにかかわらず、Rational Change の変更管理レポート作成機能では変更管理データのモニターが可能になっています。次の機能を使用することで、プロセスを改善し、プロジェクトの遅延を減らすとともに、タイム・ツー・マーケットの期待に応えることができます。

Rational Change 5.2 では、Phase Containment Effectiveness や Phase Screening Effectiveness など、詳細な CMMI レベル3 およびレベル4 の変更管理レポートを利用できます。フェーズ効果のメトリクスは、やり直しに必要となるコストが大きくなる前に初期段階で障害を検出して修正できる、組織の能力を定量化するものです。これらのメトリクスを改善する戦略を導入することで、組織は次のことが可能になります。

分散チームのための変更管理

システム開発やソフトウェア開発では、分散チームによる作業が一般的です。複数のチーム、部門、場所、時差などの制限を越えて、開発の品質を高めるには、リポジトリーに依存しない、シームレスでリアルタイムかつ一貫性のある変更管理と可視性が求められます。変更管理インフラストラクチャーでは、複数のベンダーが提供する異種混在のコード・リポジトリー間が同期されたインターフェースが必要です。

IBM Rational Change では、複数のプロジェクト、製品、コンポーネント、チームにわたる変更の調整を一元的に管理することが可能です。Rational Change を使用することで、組織の ALM プロセスを一元化して、一貫性のある変更管理を実施できます。地理的に離れているユーザーでも、Web ブラウザーを使用して、変更要求 (CR)、タスク・ベースの実行依頼、または遷移を自由に実行することができます。

統合された変更管理および構成管理

統合された変更管理および構成管理によって、追跡可能性を向上させ、コンプライアンスを促進し、総所有コストを削減することが可能になります。 IBM Rational ClearCase® や Mylyn Subversion などの優れた構成管理ソリューションと統合されたことで、IBM Rational Change では、開発プロジェクト全体を一元的に把握することが可能になっています。

Rational Change および Rational Synergy

IBM Rational Synergy はタスク・ベースの構成管理ソリューションです。Rational Synergy を使用すれば、コラボレーションが向上し、エラーが発生しやすい手作業による構成管理プロセスが自動化されるため、作業効率が大幅に向上します。Rational Synergy と Rational Change を統合することで、強力なプロセス・エンジンと双方向のワークフローによって、変更管理データと構成管理データを一元的に管理できるようになります。

Rational Change および Rational ClearCase

Rational Change と Rational ClearCase の統合では、Rational Change を使用して、ベースである Rational ClearCase または Rational ClearCase UCM 内のソフトウェア・アセットに対する変更の追跡とレポート作成を行います。

Rational Change および Mylyn Subversion

Rational Change と Mylyn Subversion の統合では、Eclipse の Mylyn インターフェースを通じて Rational Change を使用することで、Subversion 構成管理環境における一貫性のある統合された変更管理プロセスを確立できます。

新しい統合リリースには、Rational Change for ClearQuest® Interface v 1.0 が含まれています。

ベスト・プラクティス:エンタープライズ変更プロセス

IBM Rational Change は、強力なカスタマイズ機能、すぐに利用可能な変更管理のベスト・プラクティス、構成可能なワークフローによって、あらゆる組織の継続的なプロセス改善を促進します。Rational Change には、使いやすいベスト・プラクティス・テンプレート、各種のプロセス、構成可能なワークフローが用意されており、生産性と品質の向上に役立てることができます。

エンタープライズ変更プロセス (ECP) は、すぐに使用可能な、実績のあるエンタープライズ・レベルのソリューションであり、異種のソースの変更データを信頼性の高い一貫したオープン環境に統合することを可能にします。このプロセスは Rational Change に基づくもので、組織全体にわたって、変更、プロセス改善、品質イニシアチブ、ソフトウェアの機能拡張、障害などを管理することができます。

エンタープライズ変更プロセス (ECP) には、次のような特徴があります。

CMMI レベル3 および 4 のメトリクスは、重要な意思決定に役立つ過去データの傾向分析、追跡可能性、および優先順位付けを可能にします。アプリケーション・ライフサイクル管理ソリューションと統合することで、追跡可能性と確実性が確保されます。Rational ECP によって、組織は変更に関する概要を把握することができ、緊密な連携の下で変更を実装できるようになります。

ECP には次のような主要な機能があります。

統合製品変更管理のサポート

IBM Rational Change の統合製品変更管理によって、設計チーム全体に変更を伝搬するための時間が短縮されます。また、高度なシステム開発における、設計と障害解決のターンアラウンド・タイムも短縮されます。Rational Change は、製品ライフサイクル管理 (PLM) のための Rational ソリューションの一環として、要求、アクティビティー、成果物の完全な統合と追跡可能性をもたらします。

エレクトロニクス分野では絶え間ない発展とともに、製品を差別化する必要があるため、製品に組み込まれるソフトウェアの量が増加しています。しかし、製造業者が統合テスト中にソフトウェアのエラーを検出すると、遅延とコストの超過が発生します。ソフトウェアを変更すれば、影響分析と調整のためにさらに多くの時間とリソースが必要になり、その場合もコストの超過、遅延、品質上の問題が発生します。

自動車業界では、2010年までに車載エレクトロニクスやソフトウェアが 35% から 40% 増大すると見られています。ここでの複雑さは、品質、プロジェクトの遅延、保証コストに関する問題を引き起こします。高度なデバイスやシステムでは、電気部品を変更すると、ソフトウェアやハードウェアの変更も必要になります。適切な製品をデリバリーするには、すべての領域やサプライヤー全体で変更を調整しなければなりません。Rational Change は、このような統合や調整を容易にします。

IBM、IBMロゴ、ibm.com、Change、ClearCase、ClearQuest、developerWorks、DOORS、PartnerWorld、Rational、SynergyおよびSystem Architectは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corp.の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、www.ibm.com/legal/copytrade.shtml (US)をご覧ください。

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