
オートノミック・コンピューティングの重要性
今日、オートノミック・コンピューティング(自律型コンピューティング)の重要性が高まっていますが、それはなぜなのでしょうか。e-ビジネスでは、ハードウェア/ソフトウェアのコストは減少し続けているにもかかわらず、ITインフラストラクチャー全体のコストは増加しています。一方、拡大し続けるe-ビジネスは今や企業活動の中核となり、ITインフラストラクチャーの停止は莫大な金銭的損失や企業イメージの低下など、深刻な問題を引き起こしかねません。そこで企業はコストを削減しつつ安全なe-ビジネスを展開するために、TCO(Total Cost of Ownership)の削減、サービス・レベルの向上、開発から導入までの期間の短縮などさまざまな問題に取り組んで、ITの投資効果(ROI)の最大化に努めています。
一方ITインフラストラクチャーは、アプリケーションの多様化などによって、ますます複雑化しています。企業はITソリューションを自社のビジネス・プロセスに適応させるため、アプリケーションの統合やカスタマイズが必要です。そのうえ、従来のビジネスの枠組みを超えて、データ、アプリケーション、ITリソースを分散する必要性が高まり、それがITインフラストラクチャーをますます複雑なものにしています。ITインフラストラクチャーが複雑になればなるほど、その管理には多くの手間とコストが必要になってきます。
IBMをはじめとするIT企業は、こうした傾向に対処するために、オートノミック・コンピューティングの実現に努めています。
オートノミック・コンピューティングとは
オートノミック・コンピューティングを実現するITインフラストラクチャーは、自己を管理して、ビジネスの方針や目標の変更に合わせてダイナミックに適応する機能を備えています。ITインフラストラクチャーがオートノミック(自律型)であるためには、自らの構成や状態などを理解し、さらに各コンポーネントまでもが自律型であることが必要です。つまり、ITリソース、現在のシステムの状態、パフォーマンスの限界、周辺システムとの接続状況といったシステム関連情報を、ITインフラストラクチャー自身が詳細に理解していなければなりません。さらに、システム内のITリソースについて、保護すべきリソースなのか、共有すべきリソースなのかといったITリソースの属性も認識している必要があります。
オートノミック・コンピューティングの機能
オートノミック・コンピューティングは、システムの自己構成、自己修復、自己最適化、自己防御という4つの機能を持ちます。

Self-Configuring/自己構成
システム稼働中でもITインフラストラクチャーは自らをダイナミックに構成して、新規コンポーネントの導入やIT環境の変更などに迅速に適応することができます。人的作業は大幅に削減されます。
Self-Healing/自己修復
ITインフラストラクチャーはシステム、トランザクション、ビジネス・プロセスにおける不適切なオペレーションを検出して、中断することなく修復アクションを自動的に実行します。
Self-Optimizing/自己最適化
複雑なシステム・パフォーマンスの管理が効率化されます。またアプリケーション自身が経験知識を蓄積して、ビジネス目的にあわせて自らを事前に調整します。
Self-Protecting/自己防御
適切な人が必要なときに正しいデータにアクセスできるIT環境が構築されます。さらにITインフラストラクチャーやデータに対する攻撃を防ぐために、システムの稼働中でも適切な対応が自動的に実行されます。
オートノミック・コンピューティングにおけるTivoliの役割
- Tivoli のシステム管理ツールは、すでに自律型管理機能を提供しています。
- Tivoli のシステム管理ツールは、管理者の負担を軽減します。
- Tivoli のシステム管理ツールは、簡単に導入、実装することができます。
- Tivoli のシステム管理ツールは、システム管理の進化の道筋を明らかにします。
- Tivoli が示しているのは、革新(revolution)ではなく進化(evolution)です。
- Tivoli は、IBMとIBMのビジネス・パートナーによるサポートを提供します。
