WebSphere Virtual Enterpriseは、アプリケーション・インフラストラクチャーの仮想化機能を提供することにより、エンタープライズ・アプリケーションとSOA環境の作成、稼働、管理に必要となる運用/エネルギー・コストを軽減します。また、柔軟性と俊敏性を向上させることにより、ビジネス・プロセスの整合性を保証し、サービスとアプリケーションのパフォーマンスを高め、アプリケーションのヘルス管理を改善します。
製品の特長:
- サービス・レベル管理:アプリケーション・サーバーの各種リソースを共通のリソース・プールに集結し、サービス・レベル・ポリシーに従って優先順位付けとインテリジェント・ルーティングを行います。これにより、使用率が向上するとともに、サービス・レベル・アグリーメントに準拠したアプリケーション応答時間が実現されます
- アプリケーションやサービスの柔軟なデプロイメント:新規のアプリケーションやサービスをサポートしたり、需要の増大に対応したりするために、「キャパシティー」を迅速に供給および活用します
- 高可用性:リソース・プール全体にわたってアプリケーションを実行します。これにより、1 台のサーバーに障害が発生しても別のサーバーに処理が移管されるので、アプリケーションの可用性が本質的に向上します
- ヘルス管理:サーバーの一般的なヘルス状態をモニターし、問題が発生した場合には修正措置を施すことによって、サービス停止を未然に防止するとともに、アプリケーションの可用性を高めます。管理者にアラートが表示されるので、問題発生時に実行すべきアクション・プランをあらかじめ定義しておくことが可能です
- パフォーマンス・モニター:オペレーティング環境とアプリケーションのパフォーマンスに関するリアルタイムの洞察を提供する管理コンソールです。サービス・ポリシーと比較した各アプリケーションの実行状況が、視覚的に表示されます
- 履歴傾向分析とレポート:アプリケーション、ユーザー、リソースの総合的なデータ・ロギングから、傾向を分析し、管理レポートを作成する事ができます
- インストール、デプロイメント、パッチ管理の単純化:ソフトウェアとパッチのインストールを、すべてのアプリケーション・サーバーに対して一元的に実行できます
利点
コストとエネルギー効率に関する利点:
- 既存のハードウェア/ソフトウェア・サーバーを最大限に活用します
- エネルギー消費量を軽減し、物理的資産にかかる費用を最適化します
- アプリケーション・インフラストラクチャーの仮想化により、IT コストを抑制します
柔軟性と俊敏性に関する利点:
- 新規のアプリケーション/サービスに対して、「キャパシティー」を迅速に供給および活用することができます
- サービス/アプリケーションの起動と停止をオンデマンドで行うとともに、優先度の低いサービスやアプリケーションを一時停止または完全停止します。これにより、最も必要としているサービス/アプリケーションに対してリソースが動的に配分されます
- トラフィック・シェーピングとフロー制御が可能です。アプリケーション・サービス要求をインテリジェントにルーティングすることにより、応答時間を短縮するとともに、競合を回避します
- アプリケーション/サービスを意識したサーバー仮想化を実現し、ビジネス・ニーズとポリシーに基づいた仮想化を推進します
サービス品質とヘルス管理改善に関する利点:
- アプリケーションの可用性を保証し、計画外停止を最大98%減少させます
- アプリケーションの回復力を高めます
- オペレーティング環境に関するリアルタイムの洞察を提供し、アプリケーションのパフォーマンスを最適化します
- 高いサービス品質を実現し、アプリケーション、サービス、関連プロセスのヘルス状態を予防保守的に保証します
- アプリケーション管理の手間を最小限に抑えます
- 実稼働環境において、複数バージョンのアプリケーションを動的に実行、管理します
「WebSphere Virtual Enterprise 価値評価」の実施に関しては、IBMの担当員にご相談ください。この価値評価は、以下の目的で実施するものです。
- WebSphere Virtual Enterpriseを導入した場合に得られる財務上・運用上の利点を把握し、自社の現在のアプリケーション・サーバー環境をより的確に理解する
- プロジェクトの資金・予算を考慮したうえで、自社のビジネス上の優先順位や成長計画に合ったデプロイメント用ビジネス・ケースを作成する
「WebSphere Virtual Enterprise 価値評価」はこれまで数多くの最先端企業で実施されてきました。その結果によると、WebSphere Virtual Enterpriseがもたらす節減・利益額はかなりの金額に上る可能性があります。複数年度にわたって節減効果が予測される領域を、以下に示します。
- ハードウェア・コスト(25~40%の節減)¹
- エネルギー・コスト(25~40%の節減)²
- 運用管理コスト(35~55%の節減)³
- 計画的保守コスト(45~55%の節減)
- 計画外停止(最大98%減少)およびアップタイム(99.999%)
脚注:
1.4035~60%の使用率を達成するサーバー統合によりハードウェア・コストを削減
2.エネルギー・コストの削減は、ハードウェア・コストの削減と関連しています。
削減の幅は、電力の価格に基づいて変動する可能性があります。
さらに、エネルギー・コストの削減は、1)個々のサーバーの電力消費率、2)電力価格の地域差といった様々な要因に依存しています。
3.管理コストの削減は、管理にかかる人員のフルタイム換算の削減を組織がどのように捉えるかによって変動します。(人員削減または他の目的のために使用する。または将来的な雇用コストの回避など。)
