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WebSphere Application Serverは、迅速性、柔軟性に優れたシンプルなアプリケーション開発・管理環境です。障害回復力強化のため、新たにインテリジェント管理機能が追加されました。ビジネス・クリティカルで重要度の高い企業アプリケーションから、部署単位の最小規模のアプリケーションに至るまで、WebSphere Application Serverの採用により、最高水準の信頼性、可用性、セキュリティー、スケーラビリティーが得られます。

開発エクスペリエンスの向上

開発者の生産性向上を求める開発部門、あるいはアプリケーション実行のために軽量な本番用サーバーを求める企業など、軽量で使いやすく、なおかつ強力なアプリケーション・サーバーを必要とするユーザーのために、WebSphere Application Server V8.5はシンプルかつ軽量なWebアプリケーション用ランタイムLiberty Profileを提供します。超高速で再起動し、サイズが小さく使いやすいLiberty Profileは、Web アプリケーション構築の有力な選択肢となります。同時に、リソース使用率の最小化が最重要課題である本番用サーバーとしても、有力な選択肢となります。

ハイライト:

Liberty Profileのインストールとデプロイ

エンドツーエンドのテストを簡素化するために、ソリューション全体を「解凍」するだけでデプロイできるように、アプリケーション、Liberty Profile サーバー・ランタイム、およびその構成を「パッケージ・サーバー」として1つのアーカイブにまとめる簡単なスクリプトが提供されます。Job Managerには、パッケージ化されたLiberty Profile サーバー・アプリケーションを一元的に配布、デプロイできるオプションがあり、サーバーのライフサイクルを管理することができます。Job Managerによる管理には、次の主な特長があります。

統合ツール

OSGiアプリケーションでのEnterprise JavaBeans(EJB)のサポート

EJBの資産を含む再利用可能なバンドルからOSGiアプリケーションをアセンブルすると、高度なモジュール式アプリケーション開発を活用することができます。OSGiバンドルのEnterprise Beanは、最初から開発することもできますが、既存のEJB資産を組み込み、移行することで、モジュール式のOSGiを最小限のコード変更で利用することができます。Stateful、Stateless、および Singleton Enterprise Beanがサポートされています。

OSGiアプリケーションの中には、Message-driven Bean(MDB)も使用できます。Enterprise Beanを含むOSGiアプリケーションをデプロイ、構成するときには、wsadminまたは管理コンソールを使用して、Java EE エンタープライズ・アプリケーションと同様に行ってください。

Web 2.0 and Mobile Toolkit

このツールキットは、サービス指向アーキテクチャーの拡張を目的とした、すぐに利用できる開発者向けコンポーネントです。Webサービス、SOAサービス、Java Enterprise Edition オブジェクトを対話型のデスクトップ Web/モバイルWebユーザー・インターフェースに接続することができます。このツールキットを使用すると、デスクトップ・ブラウザー用に開発されたアプリケーションをスマートフォンやタブレットなどのモバイル・デバイス用に変更してデプロイすることができます。

インテリジェント管理機能と障害回復力強化

WebSphere Application Server V8.5は、業界最先端の障害回復力と可用性を確保するように設計されています。新しいインテリジェント管理機能は、できる限り高いレベルの可用性をエンド・ユーザーに提供するために、アプリケーションの可用性、柔軟性、サービス品質をプログラムで計測、実現します。さらに、障害回復機能が総所有コストを引き下げると同時に、全体的なサービス品質を向上させます。

インテリジェント管理機能

インテリジェント管理機能は、障害回復機能と仮想化機能を強化するために従来のアプリケーション・サーバーを新しいテクノロジーで拡張したものです。アプリケーション・サーバー内の問題を感知して対応し、エンド・ユーザーがシステム停止に遭遇する前に問題を自動修正またはルーティングする自律的機能を提供します。以前のバージョンでは、こうした高度な障害回復機能はWebSphere Virtual Enterpriseとして別途購入が必要でしたが、新しいバージョンではWebSphere Application Server Network Deploymentに組み込まれています。

ハイライト:

アプリケーション・エディション管理。アプリケーションのロールアウトをシステムの中断なく行うことができます。アプリケーションのアップグレードもエンド・ユーザーへのサービスを中断することなく行うことができます。

アプリケーション・ヘルス管理。アプリケーション・サーバーの状況をモニターします。エンド・ユーザーがサービス停止に見舞われる前に問題を感知し、問題箇所に対応することができます。

新しいインテリジェント・ルーティング機能。ビジネス・クリティカル・アプリケーションを優先することで、ビジネスの成果を向上します。管理者が定義したルールに基づき、リクエストの優先度設定とルーティングを行います。

動的クラスター機能。ワークロード要求に基づき、アプリケーション・サーバーの仮想マシン(JVM)の新しいインスタンスをプロアクティブにプロビジョニングし、起動/停止します。複数のアプリケーションがリソースを求めて競合する場合でも、サービス・レベル・アグリーメント(SLA)を達成することができます。

メッセージング・インフラストラクチャーの障害回復力の強化

メモリー・リークの検出および保護機能の強化

アプリケーションとモジュールの動作をモニターし、アプリケーションや個別のモジュールが停止したときに診断を行います。アプリケーション・サーバーの可用性向上に役立ちます。

操作、セキュリティー、制御の向上

WebSphere Application Serverは、業界最先端のパフォーマンス、運用効率、および信頼性により、企業でのコスト削減をサポートします。企業はWebSphere Application Serverの高い性能を活用して、ワークロードや管理を統合し、システムの信頼性を犠牲にすることなく総保有コスト(TCO)を削減できます。WebSphere Application Serverの実績あるトランザクション・サポートにより、企業はトランザクションの完全性と総合的な信頼性を維持しつつ、トランザクションの失敗やシステムのダウン時間に起因するビジネス機会逸失の可能性を最小限にすることができます。

WebSphere バッチの強化

WebSphere バッチは、Java バッチ処理の入力、実行、管理が可能な企業レベルのバッチ実行管理環境です。バッチ処理用インフラストラクチャーとして、ビジネス・ロジックをオンライン・トランザクション処理(OLTP)アプリケーションと共有できるようにします。そのため、リスクと管理作業の軽減によってコスト削減につながり、オフライン・バッチの時間が不要になることでビジネスが「常にオン」の状態になります。その結果、ミッション・クリティカルなバッチ・アプリケーションに必要となる企業レベルのサービス品質を実現できます。こうした高度な WebSphere バッチ機能は、以前のバージョンでは WebSphere Compute Grid として別途入手が必要でしたが、新しいバージョンでは WebSphere Application Server に組み込まれています。WebSphere バッチのハイライトは次のとおりです。

IBM WebSphere SDK Java Technology Edition V7.0のサポート

このIBM ソフトウェア開発キット(SDK)は、Oracle Java Platform、Standard Edition(Java SE)7のアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)に準拠した全機能搭載のJava用SDKです。IBM WebSphere SDK Java Technology Edition V7.0を使用すると、Java 7 APIレベルのJavaアプリケーションを開発、デプロイでき、Java APIレベルのJavaパラダイム「write once, run anywhere(一度書けば、どこでも実行できる)」を継続することができます。このSDKには、開発者がJavaアプリケーションを作成するのに必要なJavaアプリケーション・ランタイム環境とその他のツールが含まれています。

Java V7.0のAutomatic Resource Management(ARM)

Java V7.0のARM機能は、外部リソースに対するステートメントと接続をJavaフレームワークが自動的にクローズします。そのため、アプリケーションでのエラー処理とリソース管理に関する問題を軽減できます。その結果、アプリケーションでのリソース管理タスクが軽減され、重要なトランザクションのロジックの最適化に時間を割くことができます。

OSGi Blueprint XMLファイルでのBeanセキュリティーの構成

Blueprint XMLファイルのBean宣言にアクセス制約要素を組み込むことで、Beanセキュリティーを構成することができます。アクセス制約要素で指定されたロールのユーザーのみが、Beanのメソッドにアクセスできます。

ログ・レコードとトレース・レコードの拡張子によるフィルタリングが可能になったHigh Performance Extensible Logging(HPEL)ログ・ビューアー

LogViewer コマンド・ライン・ツールを使用すると、ログ・レコードとトレース・レコードの拡張子の内容に基づいてレコードをフィルタリングできます。アプリケーション・サーバーは、Java EE アプリケーションに関連するログ・レコードとトレース・レコードごとに、アプリケーションの名前を示すappName拡張子を自動的に作成します。また、アプリケーション・サーバーは、特定のタイプの要求(例:HTTP要求またはJMS要求)の処理時に作成されるログおよびトレース・レコードごとにクロス・コンポーネント・トレースが有効な場合、要求の固有IDを示すrequestId拡張子を自動的に作成します。さらに、LogRecordContext APIを使用して、HPELのログ・エントリーとトレース・エントリーにカスタムの拡張子を追加することもできます。

クロス・コンポーネント・トレース(XCT)

XCTは、ログ・エントリーとトレース・エントリーの関連付けを可能にします。クロス・コンポーネント・トレース機能を使用すると、複数のコンポーネントをまたいで発生する問題の根本原因を特定できます。XCTは、ログ・エントリーとトレース・エントリーに注釈を付け、複数のスレッド、プロセス、サーバーで処理される1つのリクスエトのログ・エントリーが同じ作業単位に属していると分かるようにします。この機能強化により、管理者とサポート・チームは、スレッドまたはプロセスの境界をまたぐリクエストの流れをエンドツーエンドで追跡できます。

IBM Support Assistant Data Collectorによる問題判別の向上

IBM Support Assistant Data Collector for WebSphere Application Server ツールの最も重要な機能は、問題データの自動収集です。また、このツールは、IBM ソフトウェア製品で検出された各種の問題の兆候を分析します。問題のタイプ別に情報を収集するため、調査中の問題の原因特定に役立ちます。このツールを使用すると、適切なRAS トレース・レベル・セットによって問題再現時間を短縮できるだけでなく、適切なログ情報をIBMサポートに送信するための労力も削減できます。

管理監査オプションの強化

WebSphere Application Serverでは、アプリケーション・サーバー構成に対する変更をリポジトリー・チェックポイントで監査することができます。設定すると、構成に変更が加えられるたびに、セキュリティー監査レコードが作成されます。リポジトリー・チェックポイントは、構成変更が行われる前のリポジトリーの保存イメージを表します。マスター構成リポジトリーからファイルのコピーをバックアップするようにチェックポイントを構成することができます。フル・チェックポイントは、構成リポジトリー全体の完全なコピーです。差分チェックポイントは、構成リポジトリーのサブセット・スナップショットであり、製品の構成を変更するときに作成されます。チェックポイントを使用すると、構成リポジトリーを以前の状態に戻すことができます。

IBM、IBMロゴ、ibm.com、RationalおよびWebSphereは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corporationの商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点でのIBMの商標リストについては、www.ibm.com/legal/copytrade.shtml(US)をご覧ください。
JavaおよびすべてのJava関連の商標は、Oracleやその関連会社の米国およびその他の国における商標または登録商標です。

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