WebSphere Commerce - Expressは、B2C向けECサイト構築のための廉価版エディションです。
WebSphere Content Discoveryとの統合強化を通じて、検索/ナビゲーション機能が拡張され、検索ベースのマーチャンダイジングや自然言語検索が容易になりました。
IBM Workplace Web Content Managementとの統合によるWebコンテンツ管理で、構造化コンテンツと非構造化コンテンツ(例:ハウツー・ガイド、ニュース記事)の処理が改善されました。
Web分析機能が強化されました。自動タグ付け機能とあつらえのCoremetricsレポート機能(プロモーション/キャンペーン、B2B 取引、Sales Center、Gift Center、およびA/Bテストに対応)が組み込まれています。
SOAが機能強化されました。外部のオーダー管理システムやERPシステムへの統合としてパッケージ化されたWebサービス、およびWebSphere CommerceプロセスをBPELでモデル化する機能などが組み込まれています。
IBM WebSphere Commerce - Expressには、中規模ビジネスのお客様のニーズに特化した機能が多数組み込まれていますが、基本機能や比較的高度なe-コマース機能については、WebSphere Commerce ファミリーの他製品と共通しています。その特長と利点を以下に示します。
迅速かつ容易なインストール
WebSphere Commerce - Express は、迅速に稼動して直ちにストアの作成を開始できるように設計されており、以下のインストール機能を備えています。
- クイック・インストール。ユーザーとの対話を最小限に抑えたわずか数ステップの操作によって、シングル・プロセッサー・インストールを実行し、WebSphere Commerceインスタンスを作成することが可能です。
- カスタム・インストール。多層インストールを行いたい場合や、WebSphere Commerce - Express ソフトウェア・スタックの特定要素のインストール方法をよりきめ細かく制御したい場合に便利です。
- Install Shield for Multi-platform Edition(ISMPE)を基盤とするWebSphere Commerce Install Shield。すべてのバンドル・ソフトウェアをインストールする際に使用され、WebSphere Application Server(WAS)やDB2 Expressなどのサイレント・インストール機能を提供します。
- Java ベースの問題判別ツール。稼動中のログを分析し、あらゆる問題の迅速なトラブルシューティングに役立つレポートを生成します。
価格が手頃な完成形のソリューション
WebSphere Commerce - Expressでは、実稼働環境、実動前のステージング環境、開発環境でのニーズを満たせる完成形のe-コマース・ソフトウェア・ソリューションが、お手頃な価格で提供されます。顧客/カタログ・データベース用として、あるいはQAステージングのニーズに対処する目的で、ライセンスを追加購入する必要はありません。つまり、自社サイトとそのサポート環境の構築を進めるにあたってステップごとに出費を重ねる必要がないということです。
スターター・ストアの合理化
WebSphere Commerce - Expressには、実稼働ストアの迅速な稼働開始を支援するスターター・ストアが用意されています。ECサイトに必要となる基本機能が、このスターター・ストアに組み込まれています。Business to Consumer(B2C)用および Business to Business(B2B)用として含まれているストアを、貴社の独自ニーズに合わせてカスタマイズしたり、必要に応じてより高度な機能を利用できるよう拡張したりすることが可能です。最新のスターター・ストアは、再設計によって、よりコンパクトでカスタマイズしやすいものになりました。例えば、ストア・モデル内のビジネス・ロジックと表示ロジックが個別に保持され、ページ対応のJava データBeanが利用されるようになっています。
カタログ・インポート・ユーティリティー
CSV形式で保存されている既存の製品カタログを、WebSphere Commerce - Express データベースに迅速かつ容易にインポートできます。
使いやすいツール類
WebSphere Commerce - Expressには多彩なツールが用意されています。その多くはウィザード・ベースなので、自社サイトの管理が容易になります。大半のツールは、WebSphere Commerceアクセラレーターと呼ばれる直観的なWebベース・フレームワーク内に組み込まれており、ストアの外観管理から、カタログの管理、オーダーの作成・保守、さらにはストアのアクティビティー追跡に至るまで、あらゆる作業に利用できます。サポートされる数多くの機能のうちの一部を、以下に紹介します。
- 製品管理ツール - 強力でありながら直観的に使える、Webベースのツールです。カタログ項目の属性と価格を容易に作成、更新、削除、変更できます。変更したい製品を簡単に検出/リストアップし、単純編集または一括編集を実行することができるので、カタログ管理を迅速に行うことができます。また、カタログのツリー構造はシンプルなので、製品カテゴリーの追加や削除も簡単です。ストアの要件に合わせて製品を複数のカテゴリーに関連付けることができる、柔軟なディスプレイ構造のセールス・カタログもサポートされています。これを利用すれば、表示に変化をつけたい、季節キャンペーン、在庫一掃セールなどの目的ごとに、1種類だけでなく複数種類の販売カタログを作成することが可能です。
- ストア・スタイル・エディター - 特別な技術スキルがなくても、アクション・ボタンの色や配置など、ストアの基本的外観を簡単に変更できます。
- ページ・テキスト変更エディター - この編集ツールを利用すれば、非技術系のユーザーであっても、サイトのページ内やストアのフロー内に含まれている説明テキストを簡単に変更できます。
ドキュメンテーションへの迅速なアクセス
WebSphere Commerce - Express内に組み込まれているInformation Centerのヘルプ・システムから、必要な情報を迅速に取得できます。Information Centerには、使い勝手をよくするための高度な検索/ブックマーク機能が搭載されています。また、WebSphere Commerce - Expressでサポートされる有用なプロセス・モデルも組み込まれています。これらはWebSphere Business Integration Workbenchを使って作成されたものです。さらに、Easy Start Guideなど、この製品に特化した文書が提供されます。この文書には、ストアの公開/カスタマイズ・プロセスから、実稼働環境に迅速に移行するためのヒントやテクニックに至るまで、インストール直後から役立つ内容がステップ別に記載されています。
オープン・スタンダードをサポート
WebSphere Commerce - Expressは、Javaテクノロジー、JavaServer Pages、Enterprise JavaBeans(EJB)、XMLなど、広く普及している業界標準を基盤として構築されています。したがって、社内開発の既存ミドルウェアやIBM CICSシステム、IBM MQSeries製品、IBM IMS製品、SAP R/3などと容易に統合できます。
広範なプラットフォームをサポート
WebSphere Commerce - Expressは、現在および将来における貴社のプラットフォーム・ニーズに対応すべく、Windows®、Linux® (インテル®用のみ)、IBM I の各オペレーティング・システムをサポートしています。

