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CICS:既存トランザクション・システムとの連携を実現するOLTP

CICS(Customer Information Control System)は、今から30年前にメインフレーム用OLTPシステムとして誕生し、以後各インダストリーにおけるミッション・クリティカルなトランザクションを処理することによって、その実績を積み重ねてきました。
CICSはオープン・クライアント/サーバーの普及とともに、そのプラットフォームをUNIXやPC系に拡大し、現在では、ホスト系ではOS/390、AS/400、VSE/ESA、分散系ではAIX、Windows NT、Sun-Solaris、HP-UXなど、マルチ・プラットフォームをサポートしています。

製品としては、ホスト系(OS/390、AS/400、VSE/ESA)のCICSはTransaction Server、分散系(AIX、Windows NT、Sun Solaris、HP-UX)はTXSeriesという製品名でご提供します。

CICSの特徴

アーキテクチャー

CICSのアプリケーションはリージョンと呼ばれる定義領域の中で実行されます。
1つのCICSサーバーで、複数のリージョンを作成することができ、おのおののリージョンに対して、リソース(資源)を定義します。
リージョンはそれぞれ別々のアドレス空間(あるいは別プロセス)で実行されます。アプリケーションは自分の属するリージョンに定義されたリソースのみを使用します。プログラム自体もリソースの1つであり、プログラムの起動はそのプログラムと紐付けされたトランザクションによって行われます。リソースには、トランザクション、プログラム(マップと呼ばれる画面定義を含む)、ファイル、DB、一時記憶域、ユーザー、端末等があります。

共通APIモデル

CICSの機能呼び出しは、CICSマクロと呼ばれるAPIによって行なわれます。このAPIは、基本的にメインフレームから分散環境までマルチ・プラットフォームで共通です。そのため、ホストのCICS開発者がAIX、NTなどのCICSのアプリケーションを開発する際も、ホストでのCICS開発スキルを利用することができます。
また、サポートする言語もCOBOL、C、PL/I等とさまざまで、COBOLやCについてはほとんどすべてのプラットフォームで使用することができます。

システム間通信機能

CICSの大きな特徴は、サポートするサーバー・プラットフォームが多いということですが、CICSのサーバー間の通信機能も提供されています。これをシステム間通信機能(ISC)と呼びます。
この機能は他のCICSサーバーにあるリソース(プログラム、トランザクション、ファイルなど)を使用するためのものです。ISC(InterSystem Communication)には他のCICSサーバーにあるトランザクションを起動するトランザクション・ラウティングや他のサーバーのファイルなどのリソースを使用するファンクション・シッピングなどいくつかの種類があります。

CICSユニバーサル・クライアント

CICSのクライアント機能を提供し、どのプラットフォームのCICSサーバーにも、共通にアクセスするための手段を提供するコンポーネントです。
簡単なCICS端末としての機能と、CICSアプリケーションのプレゼンテーション・ロジックを提供するためのECI(External Common Interface)とEPI(External Presentation Interface)の2種類のAPIライブラリーを提供します。SNAやTCP/IPなどの通信プロトコルの違いもユニバーサル・クライアントが吸収するので、プログラマーはECIあるいはEPIのプログラムをするだけですみます。


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