本文へジャンプ

WebSphere Enterprise Service Bus V6.2

Webサービスの接続性機能とJMSメッセージング機能を提供

1)ESBとは何ですか。

Enterprise Service Bus(ESB)とは、アプリケーションやサービスを統合するための柔軟な接続インフラストラクチャーです。ESBは、アプリケーション間やサービス間のインターフェースの数、規模、複雑さを軽減することによってサービス指向アーキテクチャー(SOA)を強化することができます。

ESBは、以下のような役割を果たします。

ESBを利用すると、プログラムを統合するために必要なITインフラストラクチャーよりもコア・ビジネスのニーズに重点的に取り組むことが可能になります。また、既存のサービスの利用にほとんど影響を与えずに、あるいはまったく影響を与えずに、新規のサービスを追加したり、既存のサービスを変更したりすることができます。

2)IBMには、ESBに関するどのような製品がありますか。

IBMには3種類のESB製品、IBM WebSphere ESB、IBM WebSphere Message Broker、およびIBM WebSphere DataPower Integration Appliance XI50があります。お客様の要件に合わせて、既存のSOA環境を強化するESB製品をお選びください。WebSphere ESBは、プラットフォーム型のESBであり、統合SOAプラットフォームに対応するWebSphere Application Serverによって最適化されています。WebSphere Message Brokerは、プラットフォーム独立型のESBであり、異機種混合のIT環境で汎用的な接続と変換を可能にするように設計されています。WebSphere DataPower Integration Appliance XI50は、アプライアンス型のESBであり、容易な導入と強固なセキュリティーを目的に設計されています。お客様のESB要件として、単純なものから複雑なものまで、さまざまなものが考えられます。

3)WebSphere ESB、WebSphere Message Broker、WebSphere DataPowerは、それぞれどのような場合に適していますか。

WebSphere ESBは、以下のような場合に適しています。

WebSphere Message Brokerは、以下のような場合に適しています。

WebSphere DataPowerは、以下のような場合に適しています。

4)WebSphere ESB、WebSphere Message Broker、およびWebSphere DataPowerは、どのように相互運用するのですか。

フェデレーテッドESBモデルでは、要件に基づいて特定のESBを選択することが可能です。また、MQ Link、JMS、およびWebサービス(SOAP over HTTPプロトコル、あるいはWebSphere MQとJMSのいずれかによるJMS)によってWebSphere ESBとMessage Brokerを連携して動作させることもできます。WebSphere Message BrokerとWebSphere DataPowerは現在、最適なセキュリティー要件を満たすために単一のツールとセキュリティー・ポリシー記述を使用しています。WebSphere Message Brokerで単純なクリック操作を行うだけで、DataPowerによってWS-Security処理が実行されます。アプリケーションやメッセージ・フローも変更する必要はありません。

5)フェデレーテッドESB(Federated ESB)とは何ですか。

大規模な異機種混合の環境を持つ企業はしばしば、業務の種類、機能分野、またはガバナンス分野に基づくある程度自律した複数のドメインが連合しているように見えます。そうした環境には、単一のドメイン内のみで共有または再利用されているサービスが存在する一方で、企業全体にわたって共有または再利用されているサービスが存在する場合があります。そのような場合、IBMではドメインの連合に関するニーズに合わせて何らかの形でESBをフェデレーション(federation)させることをお勧めしています。ESBのフェデレーションにより、異なる複数のドメイン内で各種のESB製品が利用可能になり、ドメインの要件と製品機能を最適な形で適合させることができます。全社的規模で最適化を図るために、ドメインに応じた製品の選択に関するガイドラインやオプションは、ロードマップや参照アーキテクチャーで確認できます。IBMではさらに、企業全体にわたって再利用できるサービスの全社規模での管理やガバナンスを容易にするために、フェデレーテッド・サービス・レジストリーおよびリポジトリーの使用もお勧めしています。

6)Message Brokerではどのようなツールを使用しますか。

WebSphere Message Brokerには、WebSphere Message Brokerツールキットが含まれています。このツールキットは、Eclipseを基盤とするRational Software Development Platformに基づいたものです。このツールキットは、WindowsまたはLinux on Intel上で稼働し、システムの構成、メッセージ・フローの開発、デプロイ済み環境の管理を目的として利用できます。また、Brokerのメッセージ・フロー内のアダプター(リモートまたはローカル)を可視化する機能も用意されています。