[米国ニューヨーク州ソマーズ 2004 年 12 月 1 日 (現地時間) 発]
IBM は 12月1日、機能強化された Web サービス・ソリューションを提供する CICS Transaction Server for z/OS V3.1 を発表しました。また、J2EE 標準ベースの接続性ソリューションを提供する CICS Transaction Gateway V6 も合わせて発表しました。今年前半の CICS の 35 周年記念発表に続き、この発表により、お客様はオンデマンド・オペレーティング環境の充分な活用が可能になります。これらの最新の製品を使用することで、サービス指向アーキテクチャー (SOA) を介して柔軟性と即応性を強化しながら、既存の IT 投資をさらに価値あるものにすることができます。
CICS Transaction Server V3 では、従来のワークロードを SOA に組み込むことが可能になりました。これは、新しいビジネスチャンスに向けて現行の CICS アプリケーションを拡張するなど、特殊なビジネス上の問題に対応する際の基礎となります。最新バージョンの CICS Transaction Server は、既存のアプリケーションの再活性化や変換を可能にし、オンデマンド・ビジネス要件を満たす新規アプリケーションを市場に投入するためにかかるコスト、リスク、時間を削減します。
「CICS Transaction Server の最新バージョンは、メインフレーム・インフラストラクチャーへのIBM の継続的な投資を示すもので、最新バージョンの WebSphere、DB2、IMS と組み合わせることにより、企業が Web サービスを展開して SOA への対応を可能にします。この標準ベースのサポートにより、お客様、パートナー、サプライヤーとともに、ビジネスがより迅速に、より効果的に機能します。また、このように IBM 製品を組み合わせることで、お客様は長年の信用に基づくサービス品質と信頼性を実現する適切なミドルウェアを手に入れることになります。」と、IBM の CICS Products Director、Dibbe Edwards は述べています。
CICS Transaction Server for z/OS V3.1
CICS Transaction Server for z/OS V3.1 は、以下の機能を提供します。
- 統合容易性の向上: CICS アプリケーションを SOA に拡張し、業界最高の SSL セキュリティー・プロトコルをサポートする Web サービス機能
- アプリケーション変換の機能強化: 最適化された CICS データ交換機能、アプリケーション変換/統合用の単一開発ツール (WebSphere Studio Enterprise Developer) の利用
- パフォーマンスとシステム管理の改善: CICSPlex System Manager Web ユーザー・インターフェースの拡張による管理作業の単純化、ワークロード・スループットの向上、C/C++ プログラムのパフォーマンス向上
IBM CICS Transaction Gateway は長年にわたり、既存の CICS アプリケーションを最小限に変更するだけで、高性能、セキュアかつスケーラブルな CICS へのアクセスを提供することが証明されています。この製品により、IBM WebSphereR Application Server などの強力なアプリケーション・サーバーでホスティングされる J2EE や Web サービス・ソリューションで、CICS アプリケーションを使用することができます。
CICS Transaction Gateway V6.0
CICS Transaction Gateway V6.0 は、以下の機能を提供します。
- パフォーマンスとスケーラビリティーの向上: CPU のオーバーヘッドを削減するためのパフォーマンス最適化、スケーラビリティーおよび可用性の大幅な改善
- システム管理とセキュリティーの改善: より機能的に総合された管理インターフェース、強化された SSL サポート、セキュリティーの統合
Java Connector Architecture (JCA) など密結合の標準ベース・ソリューションと、疎結合の Web サービス・ソリューションを共存させて、オンデマンド・オペレーティング環境を十分に活用することができます。
最新バージョンの CICS Transaction Server および CICS Transaction Gateway により、お客様は、CICS アプリケーションの完全な統合を可能にする相補的なテクノロジーのセットを利用できます。
また、IBM は、IBM zSeries ツールのポートフォリオを提供して、完全なエンド・ツー・エンドのソリューションを実現します。このポートフォリオは、CICS などの混合ワークロード・ランタイム環境における、ディスカバリー/開発/デプロイメントのサイクルを正しく処理できるようにします。CICS は、COBOL、PL/I、アセンブラー、C、C++、Java などで作成されたアプリケーションにランタイムを提供し、言語に影響されないアプローチを実現します。
この製品のポートフォリオに加えて、IBM は2004年11月4日、CICS Batch Application Control for z/OS V1.1 を発表しました。この製品は、1 つ以上の CICS オンライン・トランザクション・システムで共存して資源を共用する必要があるバッチ・プロセスの管理を容易にします。この製品は、オペレーターやシステム・プログラマーのタスクを単純化し、バッチ処理に必要な時間を短縮して、CICS アプリケーションの 24 時間 週 7 日同等の運用を可能にします。
最も包括的なアプリケーション開発ツールを提供するという継続的なコミットメントの一環として、IBM は2005 年上半期に新しい発表を予定しています。これは、CICS ビジネス・ロジックを、企業全体で共用できる再利用可能なコンポーネントに変換するプロセスを簡単にするものです。
価格および出荷開始日
CICS Transaction Server for z/OS V3.1 は 2005 年第 1 四半期に出荷開始予定です。価格はマシンの規模によって異なります。CICS Transaction Gateway for V6.0 は 2005年 1月に出荷開始予定です。
