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全日本空輸株式会社(ANA)

『クオリティ&顧客満足と価値創造』でアジアNO.1を目指すANAのサービス・フロント・システムを支えるIBM BladeCenter

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掲載日 2007年3月8日

全日本空輸株式会社(以下、ANA)は、2006年1月に発表した「ANAグループ2006~09年度 中期経営戦略」において、『クオリティ&顧客満足と価値創造』でアジアNO.1を目指すことを宣言しました。ANAでは、この中期経営計画の中で事業拡大および企業体質の強化、世界最高水準の安全管理体制確立を目指すとともに、お客様の声にこだわって「顧客満足度アジアNO.1」になることを重要な戦略として掲げています。この顧客満足度向上に大きく関わってくるのが、サービスやお客様に関する情報を管理するサービス・フロント向けシステムであるANADASです。お客様の声を大切にして高いサービス品質を確保していくためには、老朽化が進んだANADASの再構築が必要だと考えたANAは、IBM BladeCenterを基盤としたIBMのトータル・ソリューションを採用しました。

お客様ニーズ

アジアNO.1を目指すANAグループを支えるシステム
国内航空市場は、新規航空会社の参入による価格競争の激化や、新空港開港に伴う新路線獲得競争、燃料価格高騰による収入変動リスクなどにさらされ、経営環境がめまぐるしく変化しています。また、2009年度の羽田空港再拡張によって路線増加・国際線開放などの要因が加われば、大規模な業界再編が起こるといわれています。こうした激変する経営環境の中で、ANAは大競争時代に向けた本格的な経営構造改革に着手しました。ANAグループとして『アジアNO.1』になるべく、国内線旅客事業、国際旅客事業、貨物郵便事業の事業拡大を図るとともに、コスト構造削減、フリート戦略を実行して変動リスクに強い企業体質を確保するなど、さまざまな改革を進めています。


ソリューション

老朽化したANADASを再構築してサービス・フロント業務をレベルアップ

IBM BladeCenter
ANADASは、ANAグループ内で約15,000人が毎日利用する、非常に重要なシステムです。各スタッフは、空港内はもちろん、機内や自宅、あるいは国際線就航先のホテル、海外の空港などからANADASにアクセスします。その用途は年々広がり続けており、現在では空港オペレーションや営業支援の一部分にまで活用範囲が拡大しています。今後、さらなるサービス拡充や顧客満足度向上を図る上で、ANADASの重要性がますます高まることは間違いありません。しかし、2001年に本格稼働を開始したANADASは、システムとして老朽化が進んでおり、レスポンスの低下や運用コストの増大、キャパシティーの限界などの問題が露見しはじめていました。そこでANAは、ANAグループのシステム構築・運用を担う全日空システム企画株式会社(以下、ASP)とともに、2005年の秋頃からANADASを再構築するためのソリューションを検討しはじめました。
「システムの老朽化、ソフトウェアのサポート期限などの問題があり、最終的にANADASを再構築するという結論に至りました。機能面での大きな不足はなかったため、新システムの課題としては、ユーザー数やデータ量の増加に対応できる拡張性と、24時間安定稼働しうる高可用性、そして導入・運用コストを削減することでした」(ANAIT推進室 システム企画グループ 宮澤治氏)
ASP ビジネスシステム部 第一チーム プロジェクトリーダーの杉原弘貴氏は、新システムのシステム要件について以下のように話しています。
「日々フロントで使われるシステムですので、まずは可用性の高いインフラであることが大前提でした。また、ANADASのシステムは数十種類に及ぶフォーマットのレポートを統合管理するため、フォーマットの追加・変更が容易で、非定型データも扱えるシステムが必要だと考えました」
こうした要件をまとめて2006年の4月にRFPが発行され、各社の提案書が提出されました。IBMでは、設計段階から徹底した冗長化技術を注ぎ込み、拡張性に優れるBladeCenterをベースにしたインフラに、非定型フォーマットを容易に扱えるXML-DB機能を備えたDB2® 9を採用したシステム構成を提案しました。


ANA IT推進室
システム企画グループ
宮澤治氏


ASP ビジネスシステム部
第一チーム
プロジェクトリーダー
杉原弘貴氏


IBM選択の理由

新しい技術にチャレンジし続けるANAの企業文化
IBMの提案を採用した理由を、ANA IT推進室 システム企画グループ 主席部員の服部達志氏は以下のように話しています。
「IBMからは、既存のグループウェアを拡張するプランと、新技術であるXML-DBを採用したプランをご提案いただきました。社内でも多くの議論がなされ、最終決定を下すまでに約4ヶ月という検討期間を要しました。最終的には、DB29とBladeCenterをベースとしたプランを選択したわけですが、その決断に至った大きな理由は、先進的な技術が積極的に盛り込まれていたことでした。ANAでは、常に新しい技術にチャレンジすることを心がけているので、この提案に対する評価が高かったのです」
アプリケーション開発からシステムの運用までを担うASP ビジネスシステム部 第一チーム SEである鈴木和博氏は、次のように語ります。
「今回のシステムはXML-DB機能を持つDB2 9をバックエンドに採用したことが肝となっており、それを支えるフロントにはWebSphere® Application Serverが採用されています。可用性を高めるためDB2をクラスタリング構成とし、WebSphere Application ServerはNetwork Dispatcherを使用して負荷分散を行っています。このシステム構成を採用する場合、インフラにはコスト低減と運用効率化を両立できるBladeCenterが最適だと判断しました」


ANA IT推進室
システム企画グループ
主席部員
服部達志氏


ASP ビジネスシステム部
第一チーム
SE
鈴木和博氏


将来の展望

拡張性と高可用性、コスト削減効果に期待がかかるBladeCenter


お客様情報

全日本空輸株式会社(略称 ANA)

東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター

国内初の純民間航空会社として発足したANAは、設立当初は国内線を主体としていましたが、1986年以降、国際線に進出し、1999年にはスターアライアンスに加盟し、共同運航により世界各地に路線を拡大し、日本を代表する航空会社となっています。その主たる事業は、定期航空運送事業、不定期航空運送事業、航空機使用事業、その他附帯事業となっています。現在、ANAグループでは、2009年にアジアNo.1の航空会社になることを経営ビジョンに掲げ、中期経営戦略を遂行中です。

全日空システム企画株式会社(略称 ASP)

東京都大田区羽田空港3-5-10 ユーティリティセンタービル

1986年に誕生したASPは、ANAグループにおけるIT部門の中核を担う企業としてコンサルティング、システム・インテグレーション・サービス、受託ソフトウェア開発、ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダー)、情報システム保守運用サービス、ソフトウェア・プロダクト仕入販売を事業領域として成長してきました。とりわけANAのシステム開発・運用・保守においては全面的に受託し、そのフライトの信頼性と安全性をシステム面から支えてきました。航空業界のIT分野で20年間培ってきたスキルやノウハウを駆使して、今後は新たなビジネス領域を開拓することを目指しています。


製品・技術情報

IBM BladeCenter

IBM System x™ 3850

IBM eServer® xSeries® 346


DB2 V9.1 Enterprise Server Edition

WebSphere Application Server Network Deployment V6.1

WebSphere MQ V6.0

IBM Director

IBM OmniFind™ Enterprise Edition V8.4

Tivoli® Storage Manager V5.3

Rational® Application Developer for WebSphere Software


1 このカタログの情報は2007年3月現在のものです。内容は事前の予告なしに変更する場合があります。

2 本事例中に記載の肩書や数値、固有名詞等は初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。

3 事例は特定のお客様での事例であり、全てのお客様について同様の効果を実現することが可能なわけではありません。

4 製品、サービス等詳細については、弊社もしくはIBMビジネスパートナーの営業担当員にご相談ください。