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IBM zEnterprise Systemの省電力機能について
概要
IBM zEnterprise Systemをお使いのお客様は、システムの電力消費量を抑制する下記の省電力機能をご利用いただくことができます。
- CPU※1のサイクル・タイムを抑える静的パワー・セーブ・モード
- 許容する最大消費電力を設定するパワー・キャッピング
静的パワー・セーブ・モード
静的パワー・セーブ・モードは、IBM zEnterprise System 196(z196)本体、およびIBM zEnterprise BladeCenter Extension(zBX)に収容されるPOWER7ブレード・サーバーにてご利用いただくことができます。z196に比べCPUのサイクル・タイムを抑えたモデルであるIBM zEnterprise System 114(z114)本体は、この機能を提供しておりません。
静的パワー・セーブ・モーの有効/無効化は、稼働中の業務を停止することなく動的に切り替えることができます。静的パワー・セーブを有効化することにより、空冷モデルで最大17%程度、水冷モデルで最大18%程度のシステム消費電力削減が期待できます。実際の削減効果はお客様のシステム構成に依存するため、事前にシミュレーションするためのPower Estimation ToolをResource Link※2にて提供しておりますので、ご活用ください。
静的パワー・セーブ・モードが有効な期間は、サイクル・タイム抑制の影響でCPU能力が低下します。キャパシティ計画ツール zPCR※3により、お客様の構成における能力低下の度合いを予めシミュレーションできます。静的パワー・セーブ・モードで運転中に高負荷状態になっても、サイクル・タイムが自動的に元の状態に回復することはありませんので、システム状態を監視のうえ、必要に応じて通常モードに変更します。なお、空冷モデル機器をお使いの場合は、静的パワー・セーブ・モードの有効化は1日1回に限定されます。
※1 サブ・キャパシティーで稼働するCP、フル・キャパシティーで稼働するCPおよび専用エンジン(IFL、zAAP、zIIP、ICF、SAP)
※2 Resource Link(アクセスにはIBM IDの取得が必要となります)
静的パワー・セーブ・モードの有効/無効の設定方法は、大きく分けて下記の二通りがあります。
1. HMC/SEタスクから設定(当設定を許可されているユーザー権限でログインします)
- Set Power Savingタスク
Energy Managementタスク・グループ内のSet Power SavingタスクからLow Power(有効)又はHigh Performance(無効)を選択します。
- Activation Profile
Reset ProfileのOptionsタブから下記を選択して、CPC Activate(Power-On Reset)時の設定を指定出来ます。
- Custom energy management:Set Power Savingタスクの指定に従った設定
- Emergency high performance:Set Power Savingタスクの指定を無効にしてHigh Performanceに設定
- Scheduled Operations
Set Power Savingで日時を指定して定期的に実行できます。
2. SNMPまたはCIM APIを使用する以下のアプリケーションから設定
- IBM Systems Director Active Energy Manager
- z/OS Capacity Provisioning Manager
- z/OS BCPii(Basic Control Program Internal Interface)を使ったユーザー自動化アプリケーション
パワー・キャッピング
zBXに収容されるブレード・サーバー(POWER7、x86)とアプライアンス・サーバー(IBM WebSphere DataPower Integration Appliance XI50z)では、最大消費電力を抑制するパワー・キャッピングが利用可能です。
パワー・キャッピングの設定方法
パワー・キャッピングの設定画面にあるPower Capping列の「Disabled」を「Enabled」に変更すると、右隣のCap Value列にて、最大消費電力を指定できます。

前提ハードウェア/ファームウェア
- IBM zEnterprise + Automate/Adv Mgmt FW Suite(#0020)
- #0020は無償フィーチャーです。Linux処理機構(IFL)またはzBXのいずれかを導入されているお客様では、#0020の導入に伴い、追加費用が発生する場合がありますので、弊社営業にご確認ください。IFL、zBXのいずれも導入していないお客さまでは、追加費用は発生しません。
なお、静的パワー・セーブ・モードとパワー・キャッピングは、IBM zEnterpriseの新機能であり、IBM System z10およびこれ以前のモデルでは提供しておりません。
前提ソフトウェア
以下のOSバージョンでは、静的パワー・セーブ・モードによるパフォーマンス変更に対応しています。対応に必要なPTFに関しては、お客様を担当する弊社ソフトウェア担当技術員にお問合せください。なお、Linuxシステムにおいては特に必要なPTFはありません
- z/OS V1.13(PTFの適用が必要)
- z/OS V1.12(PTFの適用が必要)
- z/OS V1.11(PTFの適用が必要)
- z/OS V1.10(PTFの適用が必要)
- z/VM V6.2(PTFの適用が必要)
- z/VM V6.1(PTFの適用が必要)
- z/VM V5.4(PTFの適用が必要)
お問い合わせ先
お客様担当の弊社営業またはビジネス・パートナー様までお問い合わせください。
IBM、IBMロゴ、ibm.com、BladeCenter、IBM Systems Director Active Energy Manager、Power7、Power Systems、System x、System z、zEnterprise、z/OS、およびz/VMは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corporationの商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点でのIBMの商標リストについては、www.ibm.com/legal/copytrade.shtml(US)をご覧ください。
Linuxは、Linus Torvalds の米国およびその他の国における登録商標です。