「ハードウェアに依存しないビジネスコンピューター」という革新的なコンセプトのもと、IBM Corporation System i チーフ・サイエンティストのフランク・ソルティスが設計を手がけたAS/400が発表されてから、この6月で満20年を迎えました。その後、AS/400はiSeries、System iと名称は変わり高性能化したものの、そのコンセプトと優れたアーキテクチャーは変わることなく、今年4月にはPOWER6プロセッサーを搭載した「Power Systems」として生まれ変わりました。
6月6日に東京で開催された、AS/400のこれまでの20年の軌跡を振り返るとともに、新しいPower Systemsに関しての最新情報を提供し、あわせて今後の方向性についても見つめる「IBM i 次の20年へ ‐ AS/400 20周年 そしてその先へ」セミナーの様子をお伝えします。
開会のご挨拶
冒頭、開会のあいさつをシステム製品事業 専務執行役員 ジム・グレゴリーが行いました。
「AS/400の20周年のお祝いに参加していただきありがとうございます。AS/400は、この20年間で大きな変革を遂げてきました。お客さまの要求に応えるため、最初のころに比較してCPUは1万4000倍早く、ディスクストレージも1万4000倍大きく、メモリーも2万倍になっています。一方で変わらないものも。それは20年間、アプリケーションの連続性を大切にしてきたことです。今日は20周年のお祝いを楽しんでいただくとともに、長い間、皆さまの企業にAS/400が貢献してきた価値を再認識していただきたい。」
i の遺伝子と進化の方向性
続いて、フランク・ソルティスが「2008年というのは、AS/400の20周年だけでなく他にも記念することがあります。AS/400の前身のシステム/38が10月に30周年、さらに私は11月に勤続40周年になります。」と笑いながら語った後、「iの遺伝子と進化の方向性」と題してAS/400向けにPOWERアーキテクチャーを設計した理由、これから登場するPOWER7の未来像(さらにはPOWER8についても)とその課題といった、開発責任者にしか語りえない内容をご紹介しました。
新しいIBM i とPower Systems
パワー事業部 製品企画 システムズ&テクノロジー・エバンジェリストの安井より、「新しいIBM iとPower Systems」と題して、IBM iの最新の機能や将来に向けての展望など、より細かい情報をご提供しました。
お客様が語る i 20年の軌跡と未来
日経BP社「経営とIT」編集長の谷島宣之氏をモデレーターに実施したユーザー企業のお客様によるパネル・ディスカッションでは、株式会社ジーコス 代表取締役社長 本多氏、株式会社産業経済新聞社 業務ネットワーク室室次長 久保氏、株式会社セイノー情報サービス 技術部 部長 河村氏がパネリストとしてご登壇くださり、AS/400、iSeries、System iをご採用いただいた背景からご利用上の苦労、今後の期待・提言など、生の声を語られました。
AS/400 20years Museum
隣接会場には、20年の歴史を振り返る展示「AS/400 20years Museum」が開設され、多くの参加者の皆さまが訪れていました。
この記事はIBMユーザー研究会機関誌「IBM USERS」2008年7月号に掲載の内容を転載したものです。なお、フランク・ソルティスの講演抄録が「IBM USERS」8月号に掲載予定です。
