System i は、ダイナミック・ロジカル・パーティショニング、仮想化およびシステム管理の革新技術をサポートする、1個から64個のIBM POWER™ プロセッサーをベースにしています。中小規模ビジネスのお客様であっても、これらの高度な機能を利用することができます。その一例として挙げられるのが、1台のSystem i サーバーが複数のオペレーティング・システムを同時に実行できるようにするダイナミック・ロジカル・パーティショニングです。これらのオペレーティング・システムには、IBM i、IBM AIX®、Linux® と共に、System iとIBM System x™ またはIBM BladeCenter® との統合による、Microsoft® Windows Server® 2003、x86系 LinuxおよびVMware® が含まれます。System i は1台でエンタープライズ・レベルの機能を、あらゆる規模のビジネスに提供します。そして、1台のSystem iで各種のOSを統合することによって、サーバー台数や関係するITスタッフの数を少なくすることができるので、コストの削減とビジネス拡大への再投資が可能になります。
コンピューター・リソース使用率の最大化
System iでは、複数の物理サーバーの管理するような複雑さやコストの課題が無く、さまざまなビジネス・アプリケーションを自由に実行することができます。System i アーキテクチャーは、複数のアプリケーション環境やオペレーティング・システム全体でリソースをプールし、リソースの使用を最適化するように設計されているので、使用率の低いサーバーを削減することに寄与します。高度なダイナミック・ロジカル・パーティショニング (LPAR) 機能によって、1つ1つのパーティションを全く別のOS (IBM i、LinuxまたはAIX) 環境として利用することができます。System i は、プールされたプロセッサー・リソースを複数のオペレーティング・システム全体で自動的に調整して、使用されていないパーティションから処理能力を借りて、他のパーティションの大量のトランザクション・ボリュームを処理することができます。
System iのLPARを使用すると、1台のマシンで複数のシステム要件に対処する能力と、システムの柔軟性が得られます。LPARは、1つのプロセッサー当たり最大10個のダイナミック・ロジカル・パーティションをサポートします。そして、System iのモデルによっては、最大254の独立サーバーを実行することができます。各サーバーは、1つの物理的なSystem i システム内で独自のプロセッサーとメモリー・リソースを備えています。複数のシステムをLPARで統合すると、運用コストの削減、可用性の向上、管理の容易化、サービス・レベルの向上に役立つと同時に、企業が迅速にアプリケーションを導入できるようになります。LPAR テクノロジーにより、ネットワークのシンプル化と複数のビジネス処理の集中化を行う機能をさらに高めることができます。
シンプルなIT リソース管理
System iが提供する高度なストレージ・アーキテクチャーでは、他のUNIX®、Windows® およびLinux サーバー環境よりも高い柔軟性が得られます。標準的なサーバーの場合は、個々のサーバーに専用のディスク・ドライブが接続されています。つまり、サーバー管理者は各サーバーのディスク容量を個別に管理する必要が生じます。一方、IBM System iであれば、すべてのディスクはRAID-5またはミラーリングされた保護ストレージの1つのプールとして管理することができます。これは、データ管理をシンプルにすると共に、ストレージ使用率を大幅に向上させることによって生産性を改善するのに役立ちます。ディスク・ドライブのプールはIBM iによって管理され、複数の稼働環境のそれぞれにディスク・スペースを割り振ることができます。ディスクを仮想化して1つに統合することにより、各種サーバー上のアプリケーションに保管されている貴重なデータのバックアップに必要なコストと労力を大幅に削減することができます。ストレージ仮想化機能により、IBM iは、複数のワークロードに優れたパフォーマンスを提供し、ストレージ・リソースの使用率を最大化し、一般的なストレージ管理コストを削減することができます。
また、ロジカル・パーティションと、System xおよびBladeCenterとの統合ソリューションは、System i における仮想イーサネット・テクノロジーを使用できます。4,000を超える個別の仮想ネットワークを定義して、これらの複数の稼働環境の間で非常に安全な高速接続を提供して、効率的なアプリケーション間通信を行うことができます。
System iの各種ドライブ (テープ、CD-ROMやDVD ドライブなど) は、ロジカル・パーティション上の各OSや、System iと統合されたSystem xまたはブレード・サーバーで使用できます。これは、IBM AIX 5L™、LinuxおよびWindows アプリケーションの導入に必要なハードウェアを最小限に抑え、これらのリソースの使用率を最大化するのに役立ちます。物理I/O リソースの共用に加え、System i アーキテクチャーを使用すると、IBM i管理スキルやベスト・プラクティスをこれらの追加稼働環境に広げることができます。
ビジネス・ニーズと最適アプリケーションとのマッチング
System i ファミリーは、今日の多様なアプリケーションのサポートに必要なIT インフラストラクチャーをシンプルにすることによって、ビジネスの拡大を促すことができます。System i はIBM i アプリケーションの他に、AIX、LinuxおよびWindows ※1 アプリケーションも実行できます。
※1 Windows アプリケーションは、統合System xまたはBladeCenter オファリングを介してサポートされます。
