Linux アプリケーション
近年のビジネス・コンピューティングにおいて最も重要な開発の1つは、Linuxの登場です。UNIX標準を実装するオープン・ソース・オペレーティング・システムであるLinuxは、Webサーバー、ファイアウォール、ファイル・サーバーやEメール・サーバーのような基本インフラストラクチャー・アプリケーション向けの標準として、急速に認められつつあります。System i アーキテクチャーの拡張容易性、信頼性、および管理の容易性と、Linuxの柔軟性との強力な組み合わせにより、IT インフラストラクチャーの複雑さを解消し、アプリケーション環境を拡張するとともに、コストの大幅削減を可能にします。
高度なLPAR テクノロジーを利用して、企業は、1台のSystem i サーバー上の最大254個のLinux パーティションで、複数のスタンドアロン・インフラストラクチャー・サーバーを統合することができます。これにより、変化し続けるビジネスの要求に対応するために、個々のパーティション間で自動的にプロセッサーを移動し、動的にストレージ・リソースを追加することができます。
Linuxは、インフラストラクチャーを実行するための一連のオープン・ソース・ソリューションをサポートします。さらに、IBMは主要Linux ソリューション・プロバイダーと協力して、System i プラットフォームに使用可能なビジネス・アプリケーションとソリューションのセットを拡張しています。IBMはオープン・ソース・コミュニティーであるRed Hat™, Inc.やNovell, Inc.と協力して、IBMのPOWER プロセッサー・ベース・ソリューション (System i プラットフォームを含む) 用のLinux ディストリビューションを提供します。
LinuxをSystem i上で稼動させるメリット
- リソースの共用
- Storage Area Network (SAN)
- サーバー1台での可用性
- サーバー統合
System iは、IBM i、Linux、Java、Domino、WebSphere、UNIX、そしてWindows アプリケーションをサポートします。1台のサーバーで、お客様のコア・ビジネスおよびアプリケーションを集中管理でき、しかもそれぞれのアプリケーションを完全に独立して稼働させることができます。
System iは、モデルによって異なりますが、数台のLinux サーバーを統合できます。ハイエンドのSystem iでは最大254のLinux パーティションをサポートします。
System iはIBM iとLinuxの間で資源を共用できるため、お客様はより低コストでSystem i上に異なる環境を構築することができます。LPAR (ロジカル・パーティショニング)の機能により、IBM iとLinux間でプロセッサーを共用することも可能です。パーティション間の通信は、仮想LANを使用できます。また、System i テクノロジーは、仮想I/O (ディスク、テープ、CD-ROMなど)をサポートしているため、IBM i パーティションとLinux パーティション間で物理デバイスの共用が可能です。これらの仮想I/O デバイスはIBM iの管理下に置かれます。
共用プロセッサーと仮想I/Oのサポートにより、System i上でLinux環境を構築するためのハードウェア要件は最小限で済みます。このことは、System iを利用すると、より少ない投資でLinux アプリケーションを稼働できることを意味します。
System iは信頼性に優れ、業界をリードする可用性を単一のサーバーで実現します。System i独自の仮想I/O サポートは、Linux向けに卓越したテスト/開発環境を提供します。
System iは、Linux パーティション用のStorage Area Network機能を備えています。System iでは、RAIDによりデータを保護し、Linux用のディスク・スペースを追加、移動、削除し、IBM i, AIX, Linux, Windowsを1つの管理システムから管理することができます。IBM i システム・バックアップをフルに活用することにより、Linux サーバーの災害時回復を実行することが可能です。Linuxにより実行される日々のバックアップは、ファイル・レベルの保存/回復をサポートします。Linux ファイルのバックアップにはiSeriesのテープを利用することもできます。

