「System i ナビゲーター」機能はこんなに便利
「System i ナビゲーター」は、Windowsのエクスプローラーと同じようなGUIの画面操作で簡単に
System i を操作することができる機能です。System i のコマンドを知らなくてもマウスのクリック&ドロップでSystem
i のリソースの構成/管理を行うことができます。System i のシステム操作の90%以上は、このSystem
i ナビゲーターで実行することができます。
さて、今回は「System i ナビゲーター」を使うとどのようなことができるのか、具体的にご説明してまいります。
日常よく使われる操作としてプリンター関連の操作がありますね。
例えば、プリンターから出力したいスプールファイルがあるとします。そのスプールファイルを別のプリンターから出したい時、どのように操作したらよいでしょうか?
まず、従来の方法でSystem i のコマンドを使用した場合を考えてみましょう。
WRKOUTQコマンドで待ち行列(OUTQ)の中から自分のプリンターのOUTQを探します。そして、オプション「5=処理」を入力すると、そのOUTQに蓄積されているスプールファイルの一覧を表示することができ、出力したいスプールファイルを探して、オプション「2=変更」を入力すると、このスプールファイルに関するパラメーター(属性)が表示され、その中の”印刷装置”のところに、どこのプリンターから出力したいかを入力し・・・・やっとこの作業は完了します。
この一連の操作は、慣れた方であれば3画面くらいの簡単な操作ではありますが、初めての方にとっては覚えるのが面倒に感じられるかもしれません。
それでは、「System i ナビゲーター」を使用した場合を見てみましょう。
下の画面の左側をご覧ください。System i に接続しているプリンターが一覧できます。自分のプリンターを選び、マウスでダブルクリックするとその中にあるスプールファイルが右側に表示されます。そして、移動したいスプールファイルをマウスでクリックし、そのまま移動先のプリンターの上にドラッグすると、それだけでもう作業は完了です。
さらに、こんなことも・・・・。
選択したスプールファイルの上でダブルクリックすると、自動的にビューアーが起動し、そのスプールファイルの中身を表示することができます。
また、ファイルの上で右クリックすると、そのファイルに対してとれるアクションが表示されますので、ファイルについての属性(プロパティー)などを表示/変更することも容易にできます。
下の図のように、System i のスプールファイルをPCテキストファイルへ変換コピーすることも、そのファイルをPCのデスクトップ上へドラッグ&ドロップするだけでできてしまいます。PCのファイルとして加工したい時やPCのプリンターから出力したい時などに便利です。
ごく基本的な操作であるプリンター処理を例にとってご説明してまいりましたが、これはほんの一例にすぎません。
以下のように多岐にわたる操作を、今まで述べたような簡単な操作で行うことができるのです。
- データベース
SQLオブジェクトを容易に操作したり、SQLのパフォーマンスをモニターすることができます。
- TCP/IPなどのネットワークの構成
VPNやSSLをGUIインターフェースでセットアップすることができます。
- ファイル・システム
統合化ファイル・システム(IFS)のオブジェクトを操作することができます。
(作成/削除、ドラッグアンドドロップでコピーなど)
- バックアップ
何を、いつ、どこにバックアップするかを管理できます。
- H/W、S/Wのインベントリー情報
System i のH/W、S/Wに関して何が導入されているかを簡単に表示することができます。
- ユーザー管理
ユーザーの作成やそれらのグループ化などができます。
- ジョブ管理
ジョブやSystem i 上のサーバー・ジョブを表示したり、管理することができます。
- セキュリティー管理
System i 上のオブジェクトに関するセキュリティー(機密保護)の設定、管理ができます。

e-ビジネスに関わる領域においては、コマンドではなく、System i ナビゲーターでのみ実行できる機能が増えてきました。今後もこの方向性が続いていくでしょう。
