今回はIBM i OS(OS/400)標準の便利なコマンドから、オブジェクトサイズ等の出力する GO DISKTASKSメニューについてご紹介します。
1.ディスク情報の収集・印刷 GO DISKTASKS メニュー
現在IBM i OSのディスク上に存在しているオブジェクトのライブラリー毎のサイズやオブジェクト一覧を取得することができます。
任意のコマンドラインから以下のコマンドを実行します。
GO DISKTASKS
【図1 GO DISKTASKSメニューの画面】
最初に[1. ディスク・スペース情報の収集]を実行します。
2. ディスク・スペース情報の収集
このコマンドを実行すると、IBM i 上のオブジェクトをすべて検査し、データベースに格納します。後のコマンドで出力するディスク情報、オブジェクト情報などはすべてこのコマンドを実行したタイミングでの情報を元に表示・印刷されます。
【図2 情報を収集するタイミング】
このコマンドで実行されるディスク情報収集ジョブはオブジェクトをすべて検査するため、I/O負荷、CPU・メモリ負荷が相応に発生します。本番業務中に実行する場合などはシステム全体のパフォーマンスが劣化しないか確認してから実行してください。
情報収集用ジョブの実行タイミングは日付指定や毎週の特定日、月次が指定できます。
例として[2.=週次]を選択すると、以下の画面が表示されます。
【図3 週ごとの情報の収集】
上記の例ではシステム負荷が低いという想定の毎週日曜日の午前10時から収集ジョブを実行します。データ収集用ジョブのスケジュール確認はWRKJOBSCDEコマンドなどで行います。
【図4 ジョブ・スケジュール項目の処理】
データ収集用ジョブの名前は QEZDKWKMTH です。
以上の設定が完了し、一回以上IBM i 上のオブジェクトの情報収集が完了すると、オブジェクトサイズなど詳細なデータを表示・印刷することが可能になります。
3. ディスク上のオブジェクトサイズなどの確認方法
【図5 ディスク上のオブジェクトサイズなどの確認方法】
この画面から出力する情報のタイプを選択することができます。
| ライブラリー | ライブララリーのオブジェクト情報の出力を指定します。 |
|---|---|
| フォルダー | フォルダーのオブジェクト情報の出力を指定します。 |
| 所有者 | 出力情報にオブジェクト所有者の情報を含める場合に指定します。 |
| 特定のオブジェクト | 情報を出力したいオブジェクトの名前(固有名、総称名)やオブジェクトタイプ(*FILE *PGMなど)出力対象とするオブジェクトの最小サイズ(XXXMB以上など)を指定できます。 |
| システム要約情報 | システム全体の要約情報のみを出力します。 |
図5でライブラリーに1を入力し、ライブラリーの組み込み = Y を選択し、実行キーを押すと以下の画面が表示されます。
【図6 ライブラリー報告書のカスタマイズ画面(組み込みオブジェクト)】
ライブラリーの情報について、出力するライブラリー名や、オブジェクト名、オブジェクトタイプを指定することができます。
また、出力対象としたいオブジェクトの最小サイズも指定可能です。
PgDnキーで次ページを表示すると、以下が表示されます。
【図7 ライブラリー報告書のカスタマイズ画面(ソート方法)】
出力する情報の出力順序を指定できます。上の例では 5を指定し、ライブラリー名・オブジェクト名順の出力としています。
必要な指定が終了したら実行キーを押すと、バッチジョブに印刷ジョブが投入されます。ジョブ名は QPRTLIBRPT 省略時の実行サブシステムは QSYSWRK です。
*注意事項
オブジェクトと数が多いシステムの場合、印刷ジョブQPRTLIBRPTが省略時の印刷可能行数を超えてしまい、以下のようなメッセージ待ちになる事があります。
【図8 追加のメッセージ情報】
このような場合は出力したい上限行数や、*NOMAX(上限なし)などを指定することで出力処理を継続できます。
QPRTLIBRPT ジョブが完了するとスプールファイルが生成され、情報を参照できます。
図9は、ライブラリー情報の出力例です。
【図9 ディスク・スペース報告書】
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