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AIX 5L for POWER バージョン 5.3

オープン、セキュア、スケーラブル、高信頼性を実現する POWER5 サーバー用のUNIXオペレーティング・システム

詳細情報 機能と利点


ハイライト 限界なし、妥協なし
IBM Virtualization Engine アカウンティングとチャージバック
スケーラビリティーとパフォーマンス ビジネスを止めない継続性
システム管理と開発ツール セキュリティー
オープン・ソースによる柔軟性 AIX 5L 拡張パック
ビジネスを中断させないサービスとサポート 詳細情報



ハイライト
  • スケーラブルでオープン、Linuxとの親和性を備えた業界標準の UNIXオペレーティング・システム
  • POWER5およびIBM Virtualization Engine への対応により、画期的パワー、高いリソース使用率、容易な管理を実現
  • 堅牢なセキュリティーと可用性により、お客様のシステムを高いレベルで保護し、継続したオンデマンド・ビジネスをサポート
AIX 5L for POWER バージョン5.3 (357KB)
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限界なし、妥協なし

今日のオンデマンド・ワールドにおいて、セキュアに保護され安全な、かつ安定し柔軟な稼働環境を求めています。そのため、規模の大小を問わず、あらゆる企業が主幹業務のアプリケーションに強力なIBMのUNIX オペレーティング・システム (OS)、AIX 5L for POWER を選択しています。AIX 5Lは、実証済のスケーラビリティー、信頼性、管理の容易性を備えているため、柔軟なITインフラストラクチャーを構築するための最適な選択です。あらゆるUNIXオファリングの中でも、AIX 5L は世界中でビジネス・ソリューション構築に関わってきたIBMの経験を活用しています。そして、64ビット POWER5 プラットフォーム、IBM Virtualization Engine System Technology、およびLinux との親和性と高度なサポート提供において業界をリードするUNIXオペレテーティング・システムはただ1つ、それが、AIX 5L です。

AIX 5Lは、オープンな業界標準に準拠しており、The Open Group の Single UNIX Specificationバージョン3に準拠するように設計されています。32ビットおよび64ビット・アプリケーションの両方が共存して実行可能です。また幅広い製品ラインアップをサポートし、高度なスケーラビリティーを提供しています。IBM eServer p5、IBM eServer pSeries、IBM eServer i5、およびIBM RS/6000 サーバー、さらにIntelliStation POWER およびRS/6000 ワークステーションで稼働します。

そして、最新のAIX 5L V5.3では、さらにレベルアップした革新的な自己管理機能テクノロジーが提供されます。現行の64ビット・システムおよびソフトウェア・アーキテクチャーを引き続き活用して高度なVirtualizationオプションをサポートすると同時に、POWER5 プロセッサーとSMT( Simultaneous Multi-threading: 同時マルチスレッディング)機能をサポートして、パフォーマンスおよびシステム使用率を向上します。

また、マイクロ・パーティショニングやバーチャルI/Oサポートなど、POWER5で使用可能なオプションの IBM Virtualization Engineシステム・テクノロジーをサポートするよう拡張しています。これにより、NFSv4 サポートなどデータ管理機能の提供、システム・セキュリティーの改善、パフォーマンス分析およびチューニング・ツールの拡張、システム管理ツールの追加が実現しました。お客様のビジネスに価値をもたらすUNIXイノベーションに対するIBMの確固たる長期的コミットメントを表しています。


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IBM Virtualization Engine

AIX 5L は、システムと通信サービスを共用し、リソースの使用率を向上し、画期的なコストの削減を可能にします。AIX 5L V5.2で導入された先進のVirtualization機能を組み込んで構築された AIX 5L V5.3は、マイクロ・パーティショニングと、プロセッサー、メモリー、ディスク、およびネットワーク・アダプターの仮想化を通して、POWER5プロセッサーを搭載したサーバーにおいて、システム・リソースの使用率をさらに向上します。

AIX 5L V5.2におけるダイナミックLPARの導入により、POWER4 プロセッサー・ベースのpSeriesシステムで高度な柔軟性とスケーラビリティーを実現しました。動的LPARを使用すると、お客様はサーバーに仮想サーバーを構築することができ、アクティブなパーティションのプロセッサー、メモリー、およびI/Oスロットを追加または除去することができます。各パーティションは他のパーティションから安全に分離されており、リブートすることなく固有のAIX 5Lオペレーティング・システムのインスタンスを実行できます。

今回のAIX 5L V5.3 およびIBM Virtualization Engineシステム・テクノロジーでは、POWER5プロセッサー・ベース・システムのマイクロ・パーティショニング機能により、総合的にレベルアップされた仮想化機能を提供します。マイクロ・パーティショニング機能は、ひとつのプロセッサーで最大10個のパーティションに分割し、またプロセッサーの100分の1単位の処理能力を割当てて活動化することにより、管理者がシステム・リソースの割り振りをビジネス要件の変化に合わせて最適に調整できるようにします。マイクロ・パーティショニング機能により、POWER5プロセッサーをLPAR間でプールして共用できるため、システム・リソースを柔軟に効率良く使用することができます。プロセッサーを共用プロセッサー・プールに割り当てることにより、システムのハイパーバイザーは自動的かつ継続的に、共用するLPAR間で使用可能な処理能力のバランスをとり続けることができます。この機能は、1台のサーバー上に複数のシステム・イメージがあり、それぞれのプロセッサー・サイクル要件が通常は低いが、時々急上昇するといった環境では特に有用です。これまでのように使用率の低い別々のハードウェア・システムで複数のアプリケーションを実行するのではなく、マイクロ・パーティショニングを利用して、複数の既存サーバーを一台のサーバー上に統合し、ハードウェア・リソースを効率的に活用することができます。


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アカウンティングとチャージバック
AIX 5L V5.3では拡張アカウンティング機能が導入されるため、お客様は共用インフラストラクチャー上の複数ワークロードのリソース使用率を測定して記録することができ、その情報に基づいてチャージバックとキャパシティー・プランニング・アクティビティーを行うことができます。システム管理者は、プロセス、ファイル・システム、およびトランザクションのほか、プロセッサー、メモリー、ディスク、およびネットワーク・アダプターなどのハードウェア・リソースの使用率に関する情報を収集できます。拡張アカウンティングは、パーティションが単一のアカウントに割り振られ、そのアカウントは実際に使用したリソースだけに対して課金されるビジネス・モデルをサポートします。まさに、今日のオンデマンド・ビジネスのための効果的なビジネス・モデルです。

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スケーラビリティーとパフォーマンス

比類のない柔軟性、スケーラビリティー、および可能性を実現するため、AIX 5L V5.2ではキャパシティー・オンデマンド( Capacity on Demand : CoD ) に対応しました。AIX 5L V5.3では、このサポートが拡張されています。一部のIBM eServer p5、i5、およびpSeriesプラットフォームは、この機能を活用して、最もスケーラブルで迅速な適応能力を備えたサーバー環境を提供しています。オンデマンド・ワールドでは、即座に拡張できる即応性を備えているかどうかということが、ビジネス・ピーク時における大量のトランザクションに対応できるか、取引を結実しお客様を獲得できるかどうかの重要な鍵となります。

キャパシティー・アップグレード・オンデマンド (CUoD) は、システム導入時にあらかじめ必要とするよりも多くのリソース (プロセッサー/メモリー) を搭載しておき、必要な処理能力の増大に応じて、恒久的または一時的に活動化する必要が出てくるまで確保しておくことができるCoD機能です。AIX 5L V5.3では、Trial CoD からReserve CoD、On/Off CoD、さらにCUoDまでさまざまなCoDオプションが提供され、選択肢の幅が広がっています。

AIX 5L V5.3は、32ビットと64ビットの完全な互換性を提供し、両方のアプリケーションが共存して実行できます。これにより、旧バージョンの AIX 5Lから処理能力をシームレスにアップグレードできると同時に、引き続きストレージおよびネットワーキング・インフラストラクチャーへのこれまでの投資を活用できます。さらに、スケーラビリティーが向上して、32Way以上のシステムをサポートするようになりました。

また、AIX 5L V5.3では、POWER5プロセッサー搭載のサーバーでSMT(同時マルチスレッディング機能)を使用できます。SMTは、複数の命令ストリームから命令を同時にディスパッチすることにより、マルチスレッド・ソフトウェア特有の並列化を活用して、システム使用率とスループットを高めることができます。その結果、SMTに対応していない同等のプロセッサーと比較した場合、商業アプリケーションのパフォーマンスが著しく向上します。


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ビジネスを止めない継続性

AIX 5L は、メインフレームに基づく可用性を特徴としています。広範な信頼性・可用性・保守性 (RAS) 機能と高度な自己修復および自己構成機能により、AIX 5Lは主幹業務アプリケーションの高可用性を確実に維持します。

AIX 5L V 5.3は、機能拡張されたFFDC (First Failure Data Capture) など、既存のRAS機能をベースにしており、障害データを効果的に取り込むことができます。また、データ収集、分析、および自動リカバリーにより、システムの信頼性が向上しています。紛らわしい割り込み処理の改善、アプリケーション・データを取り込むためのSNAP (システム・ネットワーク・アプリケーション・プロトコル) インターフェース、コア・ファイル圧縮、およびエラー・ログの強化は、信頼性を高めるために追加された機能の一部です。

また、自動的な回復オプションを提供して、システムとアプリケーションへの障害による影響を最小化します。システム・トレースにより、デバッグとプロファイルのためにイベントがモニターされます。さらに、ハードウェアおよびソフトウェアのイベントに関する包括的な情報を取り込むための組み込みイベント (エラー) ロギングを特徴としています。

AIX 5L V5.3に組み込まれたもう1つの可用性を高める機能には、Dynamic Reconfiguration(動的再構成)があります。これは、POWER5 プロセッサー搭載システムで、管理者がアプリケーションまたはビジネス・オペレーションを中断させずに、LPAR間で使用中のプロセッサー、メモリー、およびI/Oアダプターを追加したり、除去できる機能です。

その他、SUMA ( Service Update Management Assistant ) というシステム管理用の優れた新規ツールが備わっています。SUMAを使用することで、管理者は、オペレーティング・システムのフィックスおよびメンテナンス・レベル全体をマニュアル操作なしに、直接IBM eServer Support Fix Central Web サイトから自動的にダウンロードするためのポリシーを定義できます。SUMAにより、管理者はWebでメンテナンス更新を検索するマニュアル作業から解放されます。


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システム管理と開発ツール

AIX 5L V5.3は、オプションの IBM Virtualization Engineシステム・テクノロジーを活用してリソース使用における柔軟性を高めることができ、重要なアプリケーションが予測不能な大量のトランザクションを処理する場合でも確実にユーザーの期待に対応することができる機能を提供します。たとえば、お客様はワークロード・マネージャー (WLM) を使用して、システム・リソースをあらかじめ設定したポリシーで、希望の時刻に自動的に切り替えることができます。これにより、プロセッサー・サイクル、実メモリー、およびディスクI/Oがジョブ間でダイナミックに分割されます。システム管理者は、ビジネス・ニーズを反映して、自動的にジョブとスケジューリング優先順位の両方を認識するポリシーを作成できます。これにより管理者の作業負荷が軽減され、システム使用率を大幅に向上することができます。

管理者は、ワークロード・マネージャーを、Web-based System Manager を介して簡単に制御できます。これは直観的な操作ができるWebベースのコンソールで、このコンソールを使用して管理者はシステム管理プロセスの全範囲を効率良く実行できます。AIX 5L V5.3には、拡張リソース・セットおよびジョブ・スケジューリング機能など、Web-based System Manager の新機能が搭載されています。

また開発者はAIX 5L V5.3を使用して、POSIX real-time API (アプリケーション・プログラミング・インターフェース) を活用して、アプリケーションを簡単に移植できるようになりました。これらの新しいPOSIX real-time APIには、バリア、スピン・ロック、クロック、スレッド・オプション、memlock、優先順位スケジューリング、メッセージ・パッシング、セマフォー、タイマー、および通知情報が組み込まれています。


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セキュリティー

Common Criteria の Common Access Protection Profile/Evaluation Assurance Level 4+ で認証されたAIX 5L V5.2は、強力な業界標準のセキュリティーとディレクトリー・テクノロジーを総合的に活用します。AIX 5L V5.3では、これらのテクノロジーをさらに拡張して、セキュリティー標準のサポートと広範囲の統合セキュリティー機能が追加されています。これらの機能はすべて、主幹業務のプロセスとアプリケーションの安全性に対する信頼性を高めるよう設計されています。

AIX 5L V5.3は、JFS2と General Parallel File System (GPFS) の新しい NFSv4アクセス制御リスト (ACL) セキュリティー・プロトコルをサポートし、強固なセキュリティー、パフォーマンス、およびアクセス制御リストの拡張機能を提供します。サーバー・ベースのLDAP認証とKerberosベースのLDAPクライアント/サーバー接続が、主要な認証機能です。ユーザー名は、アプリケーションがサポートする場合は最大255文字の長さで指定できます。AIX 5L V5.3は、ネットワーク・セキュリティーおよび侵入検出の高度なフィルタリングも提供します。

IBMの業界標準へのコミットメントを反映して、AIX 5L V5.3はユーザー・ベースのPKI証明書、BIND V9、SNMP V3、モバイル IPv6、ワイヤレス・アクセス・プロトコル (WAP) v1.1、OpenSSH v3.4を総合的にサポートします。また、AES (Rijndael)、SEAL、Mars、Twofish、およびその他の暗号化アルゴリズムに対して新しい暗号ライブラリーをサポートします。これらの機能は、IBMネットワーク認証サーバー (NAS)、IBM Directory Server、および ICSA Certified IPsec/VPN セキュア・ネットワーキングに対する継続的なサポートに追加されるものです。Java セキュリティー・テクノロジー・オファリングには、JAAS、JCE/JCE、JSSE、JGSS、およびJ-PKIがあります。


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オープン・ソースによる柔軟性

AIX 5L は、さまざまなシステム・インターオペラビリティー機能とオープン・ソース・ツールを提供します。これらは、ますます普及しているLinux アプリケーションをネイティブAIX 5L環境で実行して活用します。AIX 5L のLinuxの親和性により、AIX 5LとLinuxアプリケーションの間でマルチプラットフォームや統合ソリューションを迅速に低コストで配置できます。Linux用に開発された多くのソリューションは、ソース・コードを簡単に再コンパイルして、AIX 5Lで実行できます。また、IBMは無償でAIX Toolbox for Linux Applications を提供しています。これは、Linuxディストリビューションと共通するオープン・ソースとGNUソフトウェアのコレクションです。アプリケーションはAIX 5Lで実行されるため、Linuxの柔軟性と、拡張ワークロード管理、高度なシステム管理ツール、スケーラビリティー、およびセキュリティーといったAIX 5Lの拡張機能を組み合わせることができます。

最新のJavaテクノロジーは、基本のAIX 5L V5.3に組み込まれています。IBM 32-bit SDK for AIX 5L, Java 2 Technology Edition V1.4はAIX 5L V5.3に同梱されます。IBM 64-bit SDK for AIX 5L, Java 2 Technology Edition V1.4 は、AIX 5L V5.3拡張パックおよび AIX 5L Java Web サイト(US) から入手できます。


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AIX 5L 拡張パック
AIX 5L拡張パックは、オペレーティング・システム基本パッケージに、統合ディレクトリー・サーバー、暗号化サポート、オンラインHTML資料を表示するためのブラウザー、およびオンライン資料ページを提供して Web-based System Manager をサポートするHTTPサーバーといった拡張機能を提供するものです。

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ビジネスを中断させないためのサービスとサポート
AIX 5L は、現在のアプリケーションを最大限に活用すると同時に、将来に向けてオンデマンド・ビジネスへと方向づけることができるプラットフォームです。すべてのpSeries製品と同様、AIX 5L は IBMの世界規模のサービスとサポートにより支えられています。

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詳細情報
AIX 5Lリリースおよびアップグレードの利点について詳しくは、IBM担当員または IBMビジネス・パートナーにお問い合わせください。

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