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AIX V4上で開発された32ビットアプリケーションのバイナリーの互換性

POWERアーキテクチャーのプロセッサーを搭載したRS/6000およびIBM eServer pSeries上で開発されたAIX V4.1、V4.2、V4.3のアプリケーションは再コンパイルを行うことなくAIX 5L上で稼動させることができます。ただしアプリケーションが下記の例外に該当する場合には互換性は提供されません。

AIX 5L上でコンパイルされたアプリケーションはAIX V4上では稼動しません。

※:スタティック・リンクされているバイナリー

RS/6000およびpSeriesに搭載されるそれぞれのプロセッサー(POWER、POWER2、POWER3、POWER4、PowerPC)に最適化するためのコンパイル・オプションを使用している場合にはその特定のプロセッサーでのみ実行が可能です。全ての環境で稼働させるためには、コンパイル時にコモン・モードを使用する必要があります。

AIX V4上で開発された64ビットアプリケーションのバイナリーの互換性

AIX V4上で開発された64ビット・アプリケーションはAIX 5L上で実行することができません。これらのアプリケーションはソースコードを使用してAIX V5上で再コンパイルを行う必要があります。32ビットおよび64ビット・プロセッサーを搭載したモデル上で稼働するAIX 5L上で開発された64ビットアプリケーションは再コンパイルすることなく64ビット・プロセッサー搭載モデル上で稼働させることができます。32ビットアプリケーションについて再コンパイルすることなく32ビットおよび64ビット・プロセッサー搭載のいずれのモデルでも稼働させることができます。

AIX 5L(AIX V5)のX11R5およびX11R6の互換性について

AIX V5のXサーバーはXコンソーシアムのXウィンドウのリリース6(X11R6)を使用しています。 IBMより提供されるX11R6のライブラリーには後方互換性が提供されており、これらのライブラリーを使用するクライアント・プログラムにおいてはAIX V4と同様に動作します。(X11R3, X11R4, X11R5の互換性を提供)Xを使用するほとんどのアプリケーションについては、この方法により解決できますが、Xサーバーが提供するエクステンションを使用するものもあります。 IBMが提供するエクステンションについては互換性が提供されていますが、以下に列記するケースにおいてはX11R6上で実行できない場合があります。

これらのケースにおいてはエクステンションにX11R6との互換性を持たせる必要があります。開発者自身が開発したものや、XコンソーシアムのサンプルのエクステンションについてはX11R6の環境で再コンパイルを行う必要があります。サードパーティ提供のエクステンションについては開発会社にX11R6対応を依頼する必要があります。

IBM製品以外のグラフィックス・アダプターをご利用の場合には、このデバイス用に開発会社から提供されるX11R6対応のソフトウェアを使用する必要があります。開発会社にお問い合わせください。

IBMはAIX用のグラフィックス・アダプターやエクステンションを開発する開発者向けにAIX V5用のポーティング・ガイドを提供する予定です。

AIX V3上で開発されたアプリケーションのバイナリーの互換性

RS/6000のPOWER、POWER2、PowerPCベースのモデルとAIX V3.2以降のAIX上で作成されたアプリケーションAIX V5上で再コンパイルなしで同じモデル上で利用するには、上記の互換性に関する制約事項に加えて、以下の互換の例外の制約があります。また、AIX V5.1上で実行する場合のパフォーマンス等を考慮して、かなり以前のレベルのAIXを使用している(V3、V4.1など)は再コンパイルなどを行うことによって、パフォーマンス等にメリットが生じる事もあります。アプリケーションが以下のような拡張部分を利用している場合は例外です。

AIX V3のアプリケーションがAIX V5で使用できない機能を使用している場合にもプログラムは使用できません。アプリケーションは、AIX共有ライブラリーのステートメントを使用している必要があります。

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