コンピューターと言えばバッチ処理が中心だった時代には、企業が管理するデータ量はメガバイト(MB)規模でした。やがて1988年ごろのホスト・システム全盛期の到来とともに、ギガバイト(GB)単位の静的データを管理するようになり、さらにはUNIXによるオープン・システムの出現、本格的なWeb2.0の広がりなどを受けて、今やテラバイト(TB)を超え、ペタバイト(PB)もの動的データを扱う時代です。この先も年率50%以上もの勢いで爆発的増加を続けるデータの管理に、果たして20年前のアーキテクチャーが通用するのかどうか。改めて問い直す時期に来ています。
ペタバイト時代を征する秘策とは?
データ保管をめぐっては、増え続けるデータを安全かつ適正に保管するだけでなく、しかるべき人がいつでも利用できる環境を整え、障害時の迅速な復旧を可能にするなど、クリアすべき課題が山積みです。しかも、大容量化とともに運用管理は複雑化を極め、コストはどんどん膨らんでいきます。システム管理者が足りない、業務の現場が混乱する、リスクに目をつぶらない限り予算内での運用は難しい・・・。そんな日が現実になろうとしているのです。ペタバイト時代に備えるには、従来の手法では限界があります。早い段階で最新テクノロジーを取り込めば、長期的な視点でコストを抑えつつ、より多くのメリットを享受できます。そこでIBMがお勧めするのが、次世代を担うにふさわしいエンタープライズ・ディスク・ストレージIBM XIV® Storage System。既存のストレージ・システムを置き換えることで、40%ものTCO削減が見込まれます。

これが進化したストレージの雄姿だ
IBM XIV Storage Systemは、TCOの削減に直結する革新的なテクノロジーを実現しています。
【POINT1:管理者にとって頼もしい自己運用機能】
実は、TCOの半分以上を占めるのが運用管理コスト。データ量の増大に伴うディスクの増強は必至であり、システム部門では、ストレージを追加する度に膨大な作業量が発生します。運用管理における負荷やリスクは、ビジネスのスピードや品質にも影響を及ぼし、企業競争力の低下につながりかねません。
解決策
IBM XIV Storage Systemは、ディスク追加時の一連の作業を徹底的に自動化。ハードウェア増設の際は自動的にデータを再配置し、ディスク使用率を最適化するため、これまで手作業で行っていたデータベースの再構成や設定変更、チューニングなどが不要になり、運用管理の煩わしさから一気に解放されます。システム停止に伴う関連部門との調整に、多くの時間を費やす必要もありません。何よりダウンタイム・ゼロは、企業にとっての大きな強みです。
【POINT 2:全く新しい設計思想で力強くデータ保管】
データ量の増加とともに、運用管理コストだけでなく、ファシリティー・コストやハードウェア・コストも増加傾向にあります。大容量化への対応だけでなく、信頼性や性能を追求するとなると、どうしても高額な投資が必要になってきます。
解決策
IBMが着目したのは、ペタバイト時代への対応に低コストのSATAディスクを活用するという発想です。ただし、信頼性への懸念を踏まえ、IBM XIV Storage Systemは、従来のSATAと比べて信頼性やパフォーマンスが大幅に向上したSATA IIを採用。ここに独自のミラーリング技術を組み合わせて、データの冗長性確保とパフォーマンスの最適化を実現する仕組みです。これにより、SATAディスクのコスト面での優位性を活かしながら、ハイエンド・クラスのストレージの機能と品質を提供することに成功しているのです。一方で、1ワット当たりのTB効率の高いSATAディスクの採用は、電力、空調、スペースなどのファシリティー面でも、大きなコスト・メリットをもたらします。

- データは1MBのパーティションに分割され、自動的にシステムの全てのディスクに分散保管
- グローバル・スペア・キャパシティ(全ディスクにまたがるスペア領域)を使って、残り179ディスクで分担して高速にミラー状態を回復し冗長性を確保
- データがフルに詰まっている前提でも、最大15物理ディクス分のスペア領域を確保
【POINT 3:軽いフットワークで障害から短時間に復旧して戦力復活】
事業継続の観点では、障害発生による影響の極小化が課題。同一RAIDグループ内で障害復旧を行う従来のディスクでは、1TBのデータ復旧に6時間~25時間かかり、2つ目のディスク障害が発生した場合のリスクも懸念されます。ペタバイト規模になれば、なおさら深刻でしょう。
解決策
耐障害設計に優れたIBM XIV Storage Systemでは、1個のディスクに障害が発生した場合に、残りの全ディスクで多対多の復元コピーを実施します。全ディスクで分担することで、障害復旧を高速化するという考え方です。これにより、1TBのデータ復旧なら約30分で完了※し、二重障害の発生確率も大幅に低減。しかも従来のディスクと異なり、データが入っている部分のみをコピーして無駄な処理を排除、さらなる障害復旧時間の短縮に貢献します。
※フル・キャパシティモデルの場合(当社調べ)
1TBのデータのリビルドに要する時間

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