仮想化によるコスト削減効果をシミュレーションで検証
仮想化のさまざまな手法を見てきたが、実際に自社のシステムに仮想化を適用すると、どの程度のコスト削減効果が得られるか、あるいはどの程度排熱を抑えることができるのか、どの程度省スペース化が図れるのかが気になってくるだろう。また、仮想化することで本当に利用環境に悪い影響が出ないかを確認してみたいとも思うだろう。
IBMでは、図6で表すような仮想化導入の標準プロセスを設定するとともに、導入のサポート・サービス、導入効果を事前に検証するためのシミュレーション・ツールなどを提供している。
特にZodiacと呼んでいる仮想化適用の事前検証メソッドは、多くの企業の仮想化によるサーバー統合などを成功に導いており、以下、その概要を紹介させていただく。

図6.仮想化導入プロセスとIBMが提供するサービス/ツール群
サポート・サービス
- サーバー統合構築支援サービス
- ワークプレイス最適化支援サービス
実績豊富なIBMサーバー統合メソドロジー
- CDAT
- VISIAN
- Zodiac
- 全世界で3000サーバー以上の分析実績
- 経験から生み出されたノウハウ
豊富な製品対応、充実したツール群
- ESXサポート・ハードウェア
- ラックサーバー、ブレード
- 32コア対応サーバー(x3950)
- DSシリーズ(FC)
- Nシリーズ(iSCSI、NFS)
- 仮想ストレージSVC(※1)対応
- NUMA対応サーバー
- IBM System x 3950M2
- IBM BladeCenter® LS41
- System x 3755
- Tivoli® Storage Manager(VCB(※2)対応)
- Tivoli Monitoring
- DSA(※3)
- IBM Director
- IBM Virtualization Manager
- Remote Deployment Manager
※1 SVC: SAN Volume Controller
※2 VCB: VMware Consolidated Backup
※3 DSA: Dynamic System Analysis
Zodiacによる事前分析
Zodiacでは、サーバー統合などのITインフラの最適化をはかるため、対象企業のサーバー情報を基に、5つのステップを経てどの部分をどのように統合するのがベストなのかを戦略的に分析し、最も効果の期待できる統合分野を提言する。
Zodiacには、数日で結果をシミュレーションできるZodiac Lightから、数週間で、ITインフラについての現状把握、分析、統合ソリューションの提案までを行う。x86サーバー、UNIX®サーバー、メインフレームなどの混在したシステムに対して適用でき、約百台から数千台までのサーバー規模のシステムを対象としている。仮想化によるIT最適化を検討中であれば、IBMに問い合わせしてみると良いだろう。Zodiacによる事前分析は無料で提供している。
- サーバー統合を中心にコストに焦点を充て短期間にITインフラの最適化を図る最適化手法
- 統合範囲 : 企業全体、期間 : 約3週間
- 現状のサーバー情報を基にどの部分をどのように統合を図るのがベストかを分析・提言
- 業務別、設置場所別、プラットフォーム別、部門別、ベンダー別、データベース別など

図7.Zodiacによる事前検証の流れ
- chapter1.仮想化技術とシステム管理者の悩み
- chapter2.IBMの仮想化システムとアドバンテージ
- chapter3.失敗しない仮想化導入プロセス
- chapter4.仮想化と今後の企業ITインフラ
IBM, IBMロゴ, BladeCenter, System x, Tivoli は、International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標。
UNIXはThe Open Groupの米国およびその他の国における登録商標。
