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仮想化と今後の企業ITインフラ

特集記事:IBM PowerVMに見る仮想化の新地平-Chapter4/4

仮想化によるITの抽象化

この特集記事の最終章として、仮想化と企業情報システムの近未来を展望してみたい。
情報システムを利用する企業やユーザーにとって、最終的に必要となるものは、サーバーなどのITリソースではなく、探している情報を入手すること、あるいは、通信相手とコミュニケーションをとることなどがあげられる。従って、ユーザーにとっては情報と自分を結び付けてくれるサービスさえあれば、他のもの、つまりPCやサーバーやOSやミドルウェアなどのITインフラは、無くても全然構わないものになる。仮想化によって、ITインフラが完全に抽象化される日がいずれやってくるだろう。ユーザーの前には、もはやアプリケーションもなく、あるのは情報を運ぶサービスだけになる。

個々の資源、インフラ、サービスの各仮想化のイメージ

図8.IT資源の有効活用から、サービスの仮想化へ

ITインフラはどこに消えてしまったのかというと、ユーザーの知らないどこかのデータセンターに隠れてしまうだろう。そして、そのデータセンターは、インターネットを中心に発展しているクラウド・コンピューティングのダイナミックかつスケーラビリティーな性能と、ミッション・クリティカルなトランザクションが流れる既存の企業データセンターのセキュリティーや可用性が統合された「次世代エンタープライズ・データセンター」へと進化し、企業はITリソースのプラットフォームの違いやOSの違いを意識することなく、ビジネスの課題解決に注力できるようになるだろう。

参照: 次世代エンタープライズ・データセンター

Web中心のクラウド

エンタープライズ・データセンター

上記2つが統合され、下記「次世代エンタープライズ・データセンター」へと進化

次世代エンタープライズ・データセンター

Web中心のクラウド、エンタープライズ・データセンターから、次世代エンタープライズ・データセンターへのイメージ

図9.エンタープライズ・クラウド・コンピューティングへ

いずれにしても、仮想化はさまざまな情報資源を柔軟に結び付けるテクノロジーとして今後、さらに重要性を増していくだろう。そして、企業が、その恩恵を正当に享受できるよう、IBMはさまざまな製品やサービスを提供していきたいと思う。

IBM, IBMロゴ, Power Systems, PowerVM は、International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標。
UNIXはThe Open Groupの米国およびその他の国における登録商標。

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