
ファイバー・チャネルで「データ」転送に使われる「フレーム」は、最大2148バイトの可変長です。フレームは36バイトの「オーバーヘッド」部分と2112バイトまでのペイロード部分で構成されます。オーバーヘッドのうち、4バイトはCRC(Cyclic Redundancy Check:巡回冗長検査)エラー回復用です。フレームの始まりと終わりを表す「順序付きセット」にそれぞれ8バイトを使い、残り24バイトが「フレーム・ヘッダー」になります。
フレーム・ヘッダーは、フレームとシーケンス内の関連フレームを結び付けることで、遅延を最小限にしてフレームのルーティングや組み立てを行えるように設計されています。フレーム・ヘッダーのフィールドの主なものには、次のものがあります。
- 宛先ポートの識別子
- 送信元ポートの識別子
- N_Portで受信したフレームの順序が狂っている可能性があるため、シーケンス識別子およびシーケンスのカウントが組み立て時の順序付けに使われます。
- エクスチェンジの発信元には発信元のエクスチェンジ識別子を割り当て、エクスチェンジの応答側には、応答側のエクスチェンジ識別子を割り当てます。これらの識別子によって、ポートはさまざまなエクスチェンジからばらばらに送られてくるフレームを管理することができます。
フレーム・ヘッダーには、このようにデータの分割と組み立てに関する制御情報があるため、ファイバー・チャネルではデータのやりとりを同時にサポートすることができます。
