
IBMストレージにおいて「プーリング」という言葉は、複数のホスト・サーバーが1つの論理デバイスや論理ボリュームにアクセスすることを指します。1つのリソースに対して「共用アクセス」を管理するには、ソフトウェアの追加が必要になります。
「共用アクセス」は、同じリソース・セットへの「並行アクセス」または「順次アクセス」のいずれかとして実現できます。共用ソフトウェア機能によっては、両方の機能が提供される場合もあります。
「コンカレント(並行)・アクセス」を可能にするソフトウェアは一般にホスト・サーバーに導入されたオペレーティング・システム(またはOSの拡張機能)で提供されるため、同じファイル・システム・アーキテクチャーを使用した同機種ホストに限定されます。例として、S/390GRS(Global Resource Serialization)、S/390Parallel Sysplex、HACMP(High Availability Clustering Multi-Processing)の並行アクティブ・オプションを使用したAIX、Oracle Parallel Serverがあります。
一般に順次アクセスは、別途ソフトウェアを追加することによって、同機種サーバー間あるいは、異機種サーバー間で可能になります。同機種サーバーの環境の例として、UNIX、Windows NTサーバー・クラスターがあります。異機種サーバー・アクセスの例として、TSMのテープ・リソース・シェアリング機能があります。TSM Library Managerサーバーが、同機種または異機種ホスト上で稼動しているTSMライブラリー・クライアント間での直列化されたテープ・ドライブ・アクセスを保証します。
重要な点は、ストレージ・アクセスをプーリングまたは共用するには、この「共用アクセス機能」を提供する追加のソフトウェアが必要なことです。
