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SANの管理は、複数のレベルに分けられ、「エンタープライズ・システム管理」として統合されたものと考えることができます。各ノードまたはファブリックなどの各コンポーネントは、個々に管理機能を持ちながら、かつ、管理環境全体に対応していなければなりません。ステータスとイベント・データは、管理アーキテクチャーの上位レベルへ「パーコレート(回復機能委任)」されます。また、ステータスの照会などのコマンドは、適切な下位レベルまで下がって処理されます。

SAN対応のストレージ・サブシステムの大部分は、SCSIプロトコルを使っています。たとえば、SCSI-3シリアル・プロトコルには、SES(SCSI Enclosure Services)というコマンドがあり、ストレージ装置(エンクロージャー)から装置のステータス情報を取すことができます。このコマンドを実行すると、電源のステータス、温度、ファンの回転速度などのパラメーターを確認することが可能です。

SANインフラストラクチャーは、LAN/WANのネットワーキングをモデルとしており、同じような属性を持っています。LAN環境のネットワーク・コンポーネントは、ネットワーク管理用にSNMP(Simple Network Management Protocol)を利用しています。SANベンダーの多くは、SANコンポーネントにSNMPを利用しています。