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IBMコーポレーション
ワールドワイド・テープ・セールス・マネージャー
グレッグ・ジェンドロンIBMテープのワールドワイド・ビジネス推進部門の責任者。主に、大型テープ装置、仮想テープ、アーカイブ専用のストレージ・システムのソリューション開発、推進を担当する。
テープ・ストレージの進化する役割
テープは優れたストレージ・テクノロジー
「テープは過去のもの」あるいは「ディスクの方がテープよりも安い」といった主張を耳にすることがあるでしょう。これらの大半はディスク・ソリューションのみを製造・販売するベンダーによるものです。IBMは、「テープは今でも非常に有効なストレージ・テクノロジーである」と考え、引き続きこの分野に多くの投資を行っています。ここでは、進化するテープの役割と主なテープ製品カテゴリーに対してIBMが提供するイノベーションの例をご紹介していきます。
データの特性に合わせてテープを活用
災害発生時のリカバリー目標時間(RTO)やアプリケーション・レイヤーでのデータ損失に関わるリカバリー・ポイント目標(RPO)に対するビジネス要件は、特に主幹業務においてますます短くなってきています。その際、業務継続計画の担当者は、主要データの1次バックアップを、テープよりもかなり高価であってもディスク・ベースのバックアップ・ソリューションで行いたいと考えるでしょう。
しかし、コストの観点から見ると、まずデータを分類し、それぞれをRTO/RPO目標を達成する最も低コストのテクノロジーにバックアップすることが有効です。データの分類は、アクセス頻度やアクセス応答時間、ならびにRTO/RPOに基づいて行う必要があります。アクセス頻度の低いデータや、データへのアクセス応答時間が重要でない場合には、データをテープに移動することをお勧めします。カリフォルニア大学の調査では、ディスクに保管されてから90日が経過したデータの90%は、再びアクセスされることはないとしています。
一方、法規制などへの対応の必要性から、データの長期保管に対するニーズも高まっています。規制にまつわるデータは、監査や規制当局の要請にいつでも対応できるよう、「万一に備えて」保管されるのです。保証やクレームに対応するための製品設計データや、業務分析のために抽出されるトランザクション・データ、Eメールや帳票、文書類などの非構造化データは、より長期間保管される傾向にあります。しかし、これらはいずれもアクセス頻度が低く、検索スピードを要求されないデータです。こうしたアーカイブ用途や、「万が一」のために保管されているデータには、若干パフォーマンスが劣っても低価格なデバイスが適していると言えます。テープは、これらの要件を満たす優れたストレージ・テクノロジーです。結果として、テープに保管されるデータ量は毎年かなりの割合で増加し続けており、昨今のテープ需要の高まりを見ても、テープが比較的成熟したストレージ・テクノロジーであることは明らかです。
