本文へジャンプ

IBM System Storage SAN ボリューム・コントローラー(SVC)

仮想化技術で実現するディスク・システムの一元管理

タブの始まり


ハイライト

 

情報の爆発的増大を容易に管理

SAN ボリューム・コントローラーの製品写真 あまりにも急速なストレージ要件の増大。増大するストレージ管理コストのIT予算全体に占める割合の増加。インフラストラクチャーの複雑化と効果的に使用されない既存のストレージ。IBM System Storage SAN ボリューム・コントローラーは、このような問題の解決と、柔軟で即応性と効率に優れたストレージ環境の構築をご支援します。IBM System Storage SAN ボリューム・コントローラー(SVC)は、大規模システムから中規模システムに至るさまざまな環境で、ストレージ仮想化のメリットを提供します。

 

容易な導入

IBM System Storage SAN ボリューム・コントローラー・ソフトウェアは、SVC ストレージ・エンジンにプリインストールされているため、お客様のストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)環境にSVC ストレージ・エンジンを接続することで容易に導入できます。SVC ストレージ・エンジンは、実績のある IBM System x のテクノロジーに基づくクラスター構成にて冗長化されているので、非常に高い可用性を実現します。

SVCは、さまざまな情報が保存されている既存のストレージを管理するように設計されています。SVC のこの機能により追加ストレージの必要性を最小限に抑えながら、迅速な導入を容易にします。SVC を導入することで、必要に応じて迅速かつ容易にストレージの構成を変更できます。

SVCでは、使いやすさで高い評価を得ているIBM XIV Storage Systemのユーザー・インターフェースに基づいた、グラフィカル・ユーザー・インターフェースを採用しています。より使いやすいデザインを採用してIBM が推奨する多くの機能が組み込まれたユーザー・インターフェースにより、ストレージ・プロビジョニングを容易にし、SVCの新規導入の場合で もシステムの稼働をすみやかに開始することができます。

Microsoft System Center Operations Manager(SCOM)およびVMware vCenterのプラグイン・サポートも提供され、これらの環境とともにより効率的な統合管理が可能になります。

 

iSCSIサーバー接続

SVCは、IPネットワーク上で1Gbpsまたは10GbpsのiSCSIプロトコルを使用した高速なサーバー接続を提供します。これは、コスト の削減とサーバー構成の単純化に役立ちます。iSCSI接続では、ファイバー・チャネル(FC)・ホスト・バス・アダプター(HBA)の搭載が不要となり、ストレージ専用のファイバー・チャネル・ スイッチの貴重なポートを使用する必要もありません。

 

サーバー仮想化の補完

SVCによるストレージの仮想化は、VMware vSphereなどのテクノロジーによるサーバー仮想化を補完します。

サーバー仮想化は、物理的な構成変更ではなくソフトウェアによる操作により新しいサーバー・イメージの迅速な導入が可能です。同様にSVC を使用したストレージの仮想化は、ソフトウェアおよび Thin Provisioning 機能により実現することで、ほぼ完全に自動化された機能となります。SVCを使用しない場合、サーバーの導入や構成変更は、ストレージの構成変更が必要になるため時間がかかります。

VMware vStorage APIの新規サポートにより、以前はVMwareで実行されていたストレージ関連の一部のタスクをSVCで実行できます。これによりサーバーの効率が改善され、よりミッション・クリティカルな他のタスクのためにサーバーのリソースを割り当てられます。

VMware VMotionなどの機能は、物理サーバー間のアプリケーションの移動をサポートします。同様に、SVCはストレージ・システム間のダウンタイム無しの データ移行をサポートします。さらに、SVCは、接続されているすべてのサーバーから全てのストレージを使用可能にし、VMotion使用の柔軟性を大幅 に向上させます。SVCを使用しない場合、ストレージが特定サーバー専用となるため、vMotion の使用が制限される場合があります。

SVCは、サーバーからは一つのタイプのストレージのように見えるため、仮想サーバーのプロビジョニングも単純になります。サーバー・イメージで必 要なのは一種類のデバイス・ドライバーだけでよく、サーバー・イメージの管理を単純化できるからです。同様に、SVCでは、ストレージの交換や、異なるス トレージ装置間のデータの移動が容易に行えます。このような変更において、サーバー・イメージの変更を必要としないからです。SVC を使用しない場合、ストレージ装置の変更には、アプリケーションの中断を伴うサーバー・イメージの変更が必要な場合があります。

サーバー仮想化は、本番サイトと災害対策用サイトで異なる物理構成を可能にすることにより、柔軟性を高め、災害復旧コストを削減します。同様にSVCは、本番サイトと災害対策用サイトで別々の物理ストレージ構成をサポートします。SVCを使用しない場合、これら両サイトの物理ストレージ構成はほ ぼ同じものにする必要があり、コストが増える可能性があります。

FlashCopy のスナップショット・コピー機能は、複数の仮想サーバーのブート・ドライブをクローン化する際に必要なストレージの削減に使用できま す。この機能を使用する場合、ブート・ドライブごとにストレージを必要とするのではなく、サーバー間の相違部分のみに追加ストレージが使用されます。

多くのお客様において今後数年間は、各種の仮想化サーバーと非仮想化サーバーが混在する環境によりシステムを運用されることが予想されます。SVC が提供する外部ストレージ仮想化機能は、サーバーが仮想化されているかどうかに関係なく、一貫した方法で動作し、接続されているすべてのサーバーに一貫したサービスを提供します。一方、サーバー・ベースのストレージ仮想化技法は、サーバーによって異なるため、混合環境の複雑さはむしろ増加することになります。

 

コピーに使用するストレージの削減

SVCのFlashCopyのスナップショット・コピー機能は、ターゲット・ボリューム全体の容量ではなく、ソースとターゲット間の相違部分のみに追加の物理ストレージを使用するので、データのコピー時に必要なストレージ容量を大幅に削減できます。

この機能を使用すると、業務データがコピーされるテスト環境に対するストレージ要件を減らせます。例えば、多くの場合、SAP ユーザーは業務データの複数のコピーをテスト用に維持します。FlashCopy のスナップショット・コピー機能を使用してこれらのテスト環境を維持すると、必要な物理ストレージ量を大幅に減らせます。

 

データの可搬性の強化による高可用性

PowerVMやVMwareのようなテクノロジーを使用して、マルチサイトによるクラスター化などの高い可用性をもつ構成に仮想化されたサーバーを導入するお客様が増えています。このような構成では、高可用性とロード・バランシングに対する有効な選択肢を提供します。

このような可用性の向上のために、二つのデータセンター内のストレージとサーバーを一つのSVC クラスターにより管理できるストレッチ・クラスター構成でSVC クラスターを導入できます。この構成では、二つのデータセンターのサーバーから同時に可用性の高いボリュームにアクセスできます。VMware vMotionやPowerVM Live Partition Mobilityのようなサーバーによるデータ移動機能とSVC のストレッチ・クラスター構成を組み合わせることで、ダウンタイム無しに二つのデータセンター間でストレージと仮想マシンのデータを移動できます。アプリケーションのパフォーマンス要件によりますが、SVCのストレッチ・クラスターを最大300km離れたデータセンター間に導入可能です。

高可用性と災害復旧の両方を必要とするアプリケーションについては、SVC のストレッチ・クラスター構成を Sメトロ・ミラーまたはグローバル・ミラー機能と組み合わせることで、データセンターの三サイト構成をサポートできます。

 

エネルギー効率の向上

今日のデータセンターの多くは、環境に配慮しながらコスト削減を図るべく、エネルギー使用量の削減に力を注いでいます。SVCは、データセンターのエネルギー効率を改善するキーポイントになりえます。 SVCは、次のような方法でデータセンターのエネルギー効率を向上します。

  1. SVCは、古いディスク・システムから新しいディスク・システムへのデータ移行を、アプリケーションを中断させずに実行できます。そのため、エネルギー効率の高いストレージを手軽に導入できるようになります。
  2. SVCは、階層型ストレージのインフラストラクチャーの導入作業を単純化し、低階層ストレージのパフォーマンスの向上を促します。そのため、ストレージ配置の組み合わせを最適化し、低階層ストレージの一層の活用が図れます。
  3. SVCは、ストレージの使用効率を高め、将来のストレージ追加要件を軽減します。そのため、必要とされるストレージの総容量を抑え、エネルギー消費量を削減できます。Thin Provisioning と「スナップショット」機能は、このメリットをさらに拡大します。
  4. Easy Tierは、アクティブ・データの多くを自動的にエネルギー効率に優れたSSDに移動するため、アクティブ・データのためのディスク・ドライブ台数と、ディスク・ドライブの稼働に要するエネルギー消費量を削減できます。

IBMは機能が豊富で多様な仮想化ソリューションを統合して提供しています。これはx86サーバーのIBM System xから メインフレームのIBM System z、さらには、SVCを使用したストレージ仮想化にまで、多岐にわたります。

 

共通機能

 

ハードウェアの概要