多くのお客様において、保有するデータ量は増え続け、それに伴うハードウェア・コスト、運用管理コスト、ファシリティー・コストも増加の一途をたどっています。その一方で、データ量の増大に見合うだけの予算確保が難しいという課題を抱えています。特に、災害対策やデータ・バックアップへの投資はどうしても後回しになってしまう傾向にあります。しかし、長期間に渡るシステムの停止やデータ損失によるリスクをきちんと見極めたうえで、システムごとに最適な備えを検討する必要があります。
本特集では、「コスト」と「消費電力」の抑制につながるテープを使い、クイックに展開が可能な小規模システム向け災害対策ソリューションをご紹介いたします。
世界から学ぶ教訓
してはならない事
- 本番とバックアップ設備を近くに配置しない
- 自然災害において両サイトがダメージ受ける可能性が高い
- データだけをバックアップする
- データを使用するためのカタログやディレクトリーもバックアップ取っておくこと
すべき事
- アプリケーションやシステムの優先順位の明確化
- 災害に耐えうる施設やデータ保管会社の選定
- バックアップ施設には、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク、サービス、全て設備されていてオペレーションが可能であること
- デスクトップ/ノートPC上のデータも定期的にバックアップを取る
- ストレージ環境やデータ・バックアップについてはなるべく統一したシンプルな手順で運用する
- 災害対策チームのトレーニングを実施して準備しておく
- システム管理の復旧準備についても忘れないこと(モニタリング、ジョブ管理、セキュリティ管理、等)
課題点
- 必要以上にコストがかからない事(リスクに見合った備えを)
- 手順の確立や検証に負担がかかり過ぎない事(既存のプロセスを活用できること)
- いざという時に確実な対策が取れること
解決策
LTO-5テープとLTFSを活用したソリューション
- 小規模、低コストで、遠隔地保管されたテープから、データのリカバリーが可能
- ディスクと比較し、圧倒的に省エネ、省コスト
- 電気代1/290、コスト1/23 ※1
- バックアップだけでなく、災害対策用としても利用可能
- テープをファイルシステムとして利用できるLTFSにより、ベンダーやテープ管理ソフトウェアに依存せず、テープへの読み書きが可能
※1 クリッパーグループ, 2008年2月調査「Clipper Notes:Disk and Tape Square Off Again -Tape Remains King of the Hill with LTO-4 (PDF、367KB)」より。
データ保全と災害対策を支えるIBM LTOテープ技術
貴重なデータを永続的に保全する場合に、適切な媒体やドライブを選ぶには?
運用コストと入手性
LTOは、IBM/HP/Quantumから提供されるオープンスタンダードな技術です。LTOテープの相互互換性が検証されています。
3世代先までロードマップが公開されており、長期的な運用計画と保管済みデータの世代移行計画をたてることができます。
耐災害実績
IBMは、金融機関などでメインフレームでご利用いただいている高性能・大容量エンタープライズ用テープ装置の技術・経験を惜しみなくLTOにフィードバックしています。
テープの読み取り性能や、停電時にテープ損傷を防ぐ機構の搭載など、これまでの重要自然災害や人為的障害発生時にも、データ復旧に役立っています。
災害対策の早期着手
IBM LTFS(Linear Tape File System)ならば、小規模ライブラリー+棚置きからの段階的なスタートをすることが可能です。
万が一の災害発生時にデータを早期にアクセス可能にするには?
広域災害や災害復旧の長期化を視野にいれた、柔軟な復旧オプション
テープの可搬性を活かし、小規模の災害でのRTO/RPOを重視したシステム設計と重大災害時の復旧シナリオの両立が図れます。
- 高速データ転送(280MB/sec. 2:1圧縮時)による、代替システムへの迅速な切り替え
- LTOドライブに内蔵されたデータ圧縮機能
- バックアップ・リカバリー時の時間ロスゼロ
- 総カートリッジ数の削減によりサイト移動所要時間の短縮
- 高度暗号化機能(AES256-bit)
- 保管場所からの流出や遠隔サイトへの輸送中の安全性確保
- LTO-5のパーティション機能をベースに、IBMが開発したファイルシステム(LTFS)の利用
- 大規模災害時に、テープデータのみによるデータ復旧
- 最重要データだけの部分リカバリー
- 代替クラウド・ストレージへのバルク取り込み
国内サポート体制
LTO標準策定にも従事している、大和システム開発研究所(神奈川県)による技術支援