4つのアプローチ
System xとBladeCenterの省電力設定
最新モデルのSystem xとBladeCenterには、サーバーのUEFI(BIOS)を省電力重視に一括設定できる機能が用意されており、「バランスモード」、「省電力モード」、「電力効率優先モード」、および「パフォーマンスモード」の4種類の動作モードがあります。このうち、省電力化には「省電力モード」と「電力効率優先モード」の2つのモードが適しています。サーバーのUEFI(BIOS)設定の他に、OS側でも省電力設定ができます。
【省電力モード(Acousticモード)】
パフォーマンスと引き換えに、電力消費量を最も低くするモードです。これにより発熱量が削減され、ファンの作動も抑制されるため、作動音低減の効果もあります。
【電力効率優先モード(Efficiencyモード)】
消費電力当たりのパフォーマンスを最大にするモードです。ある程度のパフォーマンスと引き替えに電力消費量を抑えることで、電力効率を最大化します。
省電力機能の設定方法の詳細は、「省電力構成のための IBM System x / BladeCenter 設定ガイド」を参照ください。

※ System x3630 M3 + Windows Server 2008 R2環境での実測値(プロセッサー使用率50%、3スレッド)
※ この設定によりアプリケーション性能が低下する可能性があります
メモリー・モジュールによる省電力化
現在では一般的となったDDR3メモリーは、テクノロジーの進化により従来のメモリーに比べ消費電力が低減しています。さらに、低電圧タイプのDDR3メモリー(DDR3Lメモリー)に交換することで、30%以上の電力削減が期待できます。
ディスク・ドライブ変更による省電力化
ディスク・ドライブの変更も省電力化に貢献します。消費電力は、3.5型SAS ハードディスク(HDD)、3.5型SATA HDDおよびNL-SAS HDD、2.5型SAS HDD、2.5型SATA HDDおよびNL-SAS HDD、ソリッド・ステート・ドライブ(SSD)、の順に小さくなります。
System xは、幅広いフォームファクターでSSDをサポートしています。一般的なSATAによるSSD接続はもちろんのこと、PCI Expressに対応したSSDアダプター(High-IOPS PCIeアダプター)もラインアップしています。例えば、High-IOPS PCIeアダプターを使えば、3.5型SAS HDDに比べ消費電力を大幅に削減できるとともに、IOPSも3.5型SAS HDDの300倍以上に高速化できます。
最新ドライブへの移行
ディスク・ドライブは、世代が新しくなるほど消費電力が低くなります。古いディスク・ドライブを最新型にするだけでも省電力化が可能です。※
※ 一般的に、新旧のディスク・ドライブの世代差が広がるほど消費電力に差が出ますが、近い世代のディスク・ドライブ同士の場合、消費電力にあまり差が出ない場合もあります。
大容量ドライブの採用
消費電力はディスク・ドライブの数に比例します。できるだけ大容量のディスク・ドライブを採用し、ドライブの数を最小化することも、省電力化につながります。
